【記者会見レポート】ももクロ、15周年に感謝「これからも自分たちらしい道を歩いていけたら」

ももいろクローバーZが本日5月17日、東京・国立代々木競技場 にて＜代々木無限大記念日 ももいろクローバーZ 15th Anniversary＞2日目公演を開催した。

本公演の前にはメンバー全員による囲み取材が行われ、無事に15周年を迎えられたこと、モノノフ（ファンの呼称）とライブという生の場で喜びあえたことへの感謝の気持ちが語られた。昨日行われた初日公演から3年ぶりに声出しが解禁されたこともあり、ファンの生の声を聴けたメンバーは15周年を迎えたことについて改めて下記のように語った。

「たくさんの方におめでとうって言っていただけて、15周年っていう実感がなかったんですけど、湧いてきました」（百田夏菜子）

「嬉しいの一言ですね。15年続けていただいていろんな方におめでとうと言っていただけて、いろんな方との出会いがあっての15年だと思うので、15年活動できたことに感謝の気持ちでいっぱいで嬉しいです」（玉井詩織）

「なかなか結成日当日にドンピシャでライブができる機会ってなかなかなかったので、久々の声出し解禁で皆さんの“おめでとう”が直接聞けて、より実感できますし、改めていろんな方々に愛されてるんだなと思えて幸せです」（高城れに）

「私たちも15年やってこれたことを嬉しいなって思っていたんですけど、私たち以上にファンの方々が喜んでくれている感じがして。自分たちのことのように喜んでくれるファンの方がいてくださることが嬉しいなと思いました」（佐々木彩夏）

実は結成当時のことはいまも鮮明に覚えているそうで、高城れには今日家を出るときも15年前の今日は川崎アゼリアで初お披露目、いまごろはもう集合してリハにリハを重ねて緊張していたということを思い返していたそうだ。玉井詩織も結成当時の記憶や路上ライブ、全国をワゴン車で回っていたころのことがパッと思い浮かぶという。気がついたら15年、という感覚のようだ。

15年で一番苦しかった時期を問われると、コロナ禍だったというももクロ。ももクロにとってライブこそがモノノフたちとの絆を深める大切な時間だったため、ライブができなかった期間が苦しかったと。しかし、メンバーや周りの人々と試行錯誤しながら乗り越えられた。そしてそれが本日の公演につながっていることを思えば、感慨深い。また、高城れにの結婚についても玉井詩織が「15年続けていなければできなかったグループの形」と語った通り、15年間というももクロが積み重ねてきた時間とその価値に改めて気付かされる。


5年後の20周年に向けては、玉井詩織が「意外と、変わらずに活動ができるんじゃないかなと思ってます。30代でアイドル活動ってなかなか選択肢として難しかったりするかもしれないんですけど、できないことなんてないんだなって身を以て実感しているので、私たちらしいグループの形を作っていけたらと思います」と頼もしく語った。

また、本日の公演では5月18日0時に配信開始する新曲「ヒカリミチ」も披露された。こちらはメンバーが作詞をした楽曲で、現メンバーでゼロから作った初めての曲となっている。15周年という節目にモノノフへ自身の言葉で感謝を贈りたいという気持ちで、メンバーが長い時間制作に向き合って完成した過去・現在・未来が描かれたバラードだ。ぜひ今夜の配信で聴いてみてほしい。

他にもライブでは、ももクロがさまざまな企業とコラボする企画「NO RULE PARTNERSHIP」が始動すること、＜代々木無限大記念日 ももいろクローバーZ 15th Anniversary＞2公演を収めたライブ映像作品が発売、2日目公演のライブ音源が配信されることも発表された。また、ももクロ3大ライブの一つである＜春の一大事＞が2024年も開催されることが決定した。

囲み取材の最後には、百田夏菜子から「いつも応援してくださって本当にありがとうございます。小学生、中学生ぐらいからこのグループを始めて、もう30代近くになるまでこうやって活動させてもらっているのも、いつも応援してくださる皆さんがいたからだと思います。これからも、ももクロらしく自分たちらしい道を歩いていけたらと思うのでこれからもよろしくお願いします」と改めて感謝の思いが語られた。