【インタビュー】アンジェリーナ1/3 (Gacharic Spin)の“オハコうた”は?

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歌とトークでアーティストの素顔と魅力に迫るTOKYO MXの音楽番組『Artist#18File』。6月は海外でも高い人気を誇るガールズバンドGacharic Spinのアンジェリーナ1/3(マイク・パフォーマー)が登場し、音楽にまつわるエピソードや貴重なオハコうたを披露する。

◆Gacharic Spin 画像 / 動画

迫力の歌声とライブ感たっぷりのパフォーマンスは必見だ。

   ◆   ◆   ◆

■自分の声で、自分の言葉として
■「KissHug」の良さを届けられたら


──アンジェリーナ1/3さんのオハコうたは、aikoさんの「KissHug」。この曲を選んだ理由を教えてください。

アンジェリーナ1/3:当時まだ小学6年生くらいだったと思うんですが、バンドサウンドが好きだったから、ソロの女性ボーカリストの曲とか、恋愛の曲はあまり聴いてなかったんですね。でも友だちがカラオケで「KissHug」を歌っているのを聴いて、すごく素敵な曲だなと思ったんです。椎名林檎さんとかは親の影響だったこともあって、そこまで意識せずに聴いてたけど、「KissHug」で初めて歌詞やメロディーという音楽的なところまで意識するようになったんですよ。aikoさんを好きになったきっかけであり、女性のソロボーカリストの曲を聴くようになったきっかけの曲でもあります。

──この楽曲のどういうところに魅力を感じていますか?

アンジェリーナ1/3:私、「KissHug」のMVがすごく好きなんです。儚さや切なさもあるんだけど、aikoさんが無邪気にクルクル回ったりジャンプしたりしながら歌ってる。私も大人になったら、こういう子供みたいな愛らしさをちゃんと持ちながら、自分の魅力を伝えられたらいいなって、aikoさんのボーカリストとしての姿を見ながら思ったんですよね。人として生きていく上でも、恋愛だけじゃなくて。

──aikoさんの楽曲や表現を通して、いろんなことを感じ取ったんですね。

アンジェリーナ1/3:あの無邪気さとかステージを自由に駆け巡ってる感じも素敵だし、強さやカッコよさもあるんだけど、aikoさんってそこに女性的な可愛さがあるんです。色気とはまた違う感じの。Gacharic Spinでの今の自分の歌い方にaikoさんからのインスパイアを感じるかっていったら、ぱっと見はわからないかもしれないけど、こういうボーカリストになっていけたらいいなっていうのはいつも思っているところですね。

──番組での歌唱も楽しみです。

アンジェリーナ1/3:「KissHug」を等身大で表現しながら歌っているaikoさんに惹かれたように、今回は等身大の自分として歌いたいなって。私なりに感じたこの楽曲の良さを、自分の声で、自分の言葉として届けられたらなと思います。

──次に代表曲として歌っていただくのは、Gacharic Spinの「MindSet」です。

アンジェリーナ1/3:セルフプロデュースをするようになって初のアルバム『Gacharic Spin』に収録されている曲なんですが、今のGacharic Spinの名刺になるような1曲だなと思っていて。演奏の強さもそうだし、ボーカル面でも自分をしっかり出せた楽曲なので、今回は代表曲として選びました。ひと言でいうと、本音と建前がすごく出ている。何か腹立つことがあった時、目の前の人に正直な気持ちをぶつけられなくても、音楽なら抑えきれない感情も表現できるし消化もできる。人が人として生きていくために持ち合わせている感情がしっかり乗っていて、マイナスな気持ちには寄り添えるような曲にもなっています。



──3曲目は、現在配信リリースされているGacharic Spinの「カチカチ山」です。

アンジェリーナ1/3:歌詞の中に『日本昔話』の登場人物がたくさん出てくるんですが、日本のガールズバンドだからこそ表現できたところでもあるのかなと思っていて。すでにたくさんの反響をいただいているんですが、海外の方が聴いた時に、日本にはこういう文化もあるんだなとか、こんなヤバいガールズバンドがいるんだってことを知ってもらうきっかけにもなればなと思っています。女の子だからとか、男性のバンドと比べたらとか、もうそんなこと全部取っ払って、これがGacharic Spinの音だぞ!というのを表現できた1曲になっています。

──この曲をひとりで歌唱するのはかなりレアですね。

アンジェリーナ1/3:そうですね(笑)。Gacharic Spinの曲はメンバーのはなとオレオレオナとの3声で構成されているものが多いから不安もあるんですが、今回は2人を憑依させながら(笑)、歌いたいと思います。しかも、この曲は私自身もかなりいろんな声色を使って、声の表現を深めた1曲でもあるので、私の全てをぶつける感じで歌えたら。

──では最後に、7月5日にリリースされるアルバム『W』について聞かせてください。

アンジェリーナ1/3:本音と建前もそうですが、人前に立つ自分と本当の自分など、きっと誰の中にもある二つの顔を楽曲として伝えられたらということで、『W』というタイトルをつけました。前作『Gacharic Spin』では心の内を赤裸々に歌った楽曲が多かったんですが、今回は横にいて寄り添うような楽曲も多くなっています。私の歌声という部分でも、強くてアッパーな感じで歌うだけではなく、もっと感情に寄り添ってメロディアスに歌っている楽曲もあるので、Gacharic Spinとしての新しい一面がしっかり伝わる内容になっているんじゃないかなと思っているんですね。ぜひたくさんの方に聴いていただきたいです。

取材・文◎山田邦子

■TOKYO MX『Artist#18File』

▼TOKYO MX
放送日時:毎週水曜 21:54~ (再放送:毎週日曜11:55~)
※スマートフォン用アプリ/Webサイト「エムキャス」(https://mcas.jp/)で同時配信

▼テレビ新広島放送
放送日時:毎週水曜日 25:40~
※時間変更の場合あり

▼福井放送
放送日時:毎週木曜 24:54~
※時間変更の場合あり

▼テレビ金沢
放送日時:毎週金曜 25:59~
※時間変更の場合あり

6月ゲストアーティスト:アンジェリーナ1/3 (Gacharic Spin)

■Gacharic Spinアルバム『W』


▲初回限定盤


▲通常盤

2023年7月5日(水)発売
【初回限定盤 (CD+Blu-ray)】CRCP-40659 ¥5,500(税込)
【通常盤 (CD only)】CRCP-40660 ¥3,300(税込)
▼CD ※初回限定盤・通常盤共通
01. レプリカ
02. The Come Up Chapter
03. カチカチ山
04. rabbithole
05. ロンリーマート
06. KIRAKIRAI
07. Voice
08. Live Every Moment ~ヒトヨバナ~
09. ナンマイダ
10. リバースサイコロジー
▼Blu-ray ※初回限定盤のみ
<Gacharic Spin LIVE 2023「New Revolution~最終章の始まり~」>
2023.2.23 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

■CDショップ特典■
・タワーレコード (初回限定盤 購入者特典):<Gacharic Spin LIVE 2023「New Revolution~最終章の始まり~」舞台裏映像DVD (アンジェリーナ1/3描き下ろし盤面デザイン)
・タワーレコード (通常盤 購入者特典):ステッカー (アルバム『W』通常盤ジャケット写真絵柄予定)
・クラウン徳間ミュージックショップ (初回限定盤 購入者特典):ミュージックビデオ オフショット映像[1]DVD (TOMO-ZO描き下ろし盤面デザイン)
・クラウン徳間ミュージックショップ (通常盤 購入者特典):ミュージックビデオ オフショット映像[2]DVD (オレオレオナ描き下ろし盤面デザイン)
・Amazon (初回限定盤・通常盤 購入者共通特典):メンバー全員直筆サイン入りポストカード(新アー写絵柄予定)
※Amazonにて既に予約済みでも、そのままでは特典は付きません。特典付き商品を希望する場合は、予約済み商品をキャンセルして特典付きカートから改めてご注文ください。
・Neowing/CDjapan (初回限定盤 購入者特典):A3サイズポスター(新アー写絵柄予定)
・Neowing/CDjapan (通常盤 購入者特典):ステッカー (アルバム『W』初回盤ジャケット写真絵柄予定)
・楽天ブックス (初回盤・通常盤共通特典):A4クリアファイル (複製サイン付き新アー写)
・ディスクユニオン (初回盤・通常盤共通特典):缶バッジ型栓抜き (アルバム『W』初回盤絵柄予定)
・セブンネットショッピング(初回盤・通常盤共通特典):アクリルキーホルダー (アルバム『W』通常盤絵柄予定)

■<NEW ALBUM『W』Release Party!! 〜ALL PLAY+α!!!! Special Time〜>

2023年7月23日(日) 東京・渋谷ストリームホール

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