【インタビュー】シンガーズハイ、飛躍へ加速するEP完成「自分たちですら次が読めないから、このバンドは面白い」

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■こういう育ち方をしたバンド
■というふうに知ってもらいたい


──そんな自信作のEPを引っ提げて、ツアー<DOG tour 2023>が始まります。今年はライブが多すぎて、スケジュールを見てもよくわからないんですけどね(笑)。<HANGOVER TOUR 2023>が5月に終わって、6月から始まるのが<DOG tour 2023>ですか。ファイナルの東名阪ワンマンも入れると、全部で11本。

みつ:自分たちの企画で、こんなに全国を回るのは初めてです。

ほり:基本、東名阪を何回も繰り返してきたので。

みつ:ビビリだったんで。客席が埋まらないのが嫌だという謎のプライドもあったし。やっと埋まるようになってきて、各地に行けるようになって。

りゅーいち:ファイナルの東名阪ワンマン公演に関しては、自分たちのやってきたキャパシティの中では過去最大規模です。


▲シンガーズハイ

──どんなライブにしますか。何を見せたいですか。

内山:今まで通りにやるだけではあるんですけど、今回は地方にも行けることになって、今まで関わってくれた友達とかを対バンとして連れて行くことができるので。自分たちの周りにある環境ごと見てほしいというか、“こういう育ち方をしたバンドです”というふうに知ってもらいたいというのはありますね。

みつ:この対バンのチョイスはそうだね。

内山:SNSのおかげでお客さんが増えることももちろんありましたし、そういうイメージを持ってる人も中にはいると思うんですけど、だからこそ自分たちが今までやってきたものを知ってもらいたいなというのがありますし。それは自己満足のような気がしないでもないですけど。

みつ:いいんだよ、自己満で。<HANGOVER TOUR 2023>は東名阪のクアトロ3公演やって、今まで応援してくれてたお客さんたちに“ここまで来たぞ。どうだ”っていう感じのツアーでもあったんですけど、<DOG tour 2023>は完全に、ここからのスタートを一緒に見守ってくれたらいいなというスタンスですね。

内山:<HANGOVER TOUR 2023>は、投げつけるだけじゃなくて、お客さんのリアクションを求めることができるようになったこともあったんで。どちらかというと、今までは僕らだけで作っていたステージングだった気がするんですけど、<HANGOVER TOUR 2023>はお客さんと一緒に、何ならMCも僕ばっかりしゃべるんじゃなくて、なるべくみんなでしゃべるようにして、観る人によっては“ゆるい”と感じるものだったかもしれないですけど、僕はもともと、しゃべりまでロックロックしてないですから(笑)。それが素のような気がするんですけど。コロナもようやく落ち着いてきたし、お客さんが増えたおかげでできるようになったツアーでもあったし、という意味で、温かい空間を作ることに専念してみたんです。それを一旦終えた上で、また僕らだけで作るライブというか、対バンはいますけど、そういうツアーになるんじゃないかと思います、<DOG tour 2023>に関しては。

──原点に返って、思い切り気持ちを投げつけるようなライブになる。楽しみです。

内山:バンドを組んで3年経って、ライブもけっこう多めにやってはきたけど、未だにいろいろ試しながらやっていて、未だに新しい発見があるなと思えるんですよね。

みつ:“自分たちのライブはこれだ”というものが、まだ定着してないから。それを<DOG tour 2023>から徐々に固めていけたらいいのかなって思います。

取材・文◎宮本英夫

■EP「DOG」

2023年5月24日(水)発売
NOIS-005 / 1,800(税込)
1. Kid
2. 情けな
3. 飛んで火に入る夏の俺
4. Soft
5. あいつ ※CD収録限定楽曲
※先着購入特典:Chinatownステッカー


■<DOG tour 2023>

6月16日(金) 千葉LOOK
6月23日(金) 新潟GOLDENPIGS BLACK STAGE
7月05日(水) 下北沢Shngri-La
7月07日(金) 仙台 enn 3nd
7月14日(金) 神戸太陽と虎
7月16日(日) 福岡Queblick
7月29日(土) 名古屋 ell.FITS ALL
7月30日(日) 梅田Shangri-La
▼Final Series ※ONE MAN
8月16日(水) 名古屋E.L.L
8月17日(木) 大阪BIG CAT
8月21日(月) 恵比寿LIQUID ROOM



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