オフセット、テイクオフの死は「辛くて、フェイクだと思って過ごしている」

オフセットが、昨年11月に銃で撃たれ殺害されたミーゴスのバンド・メイト、テイクオフの死について語った。感傷的になった彼は、その後突然、インタビューを終了したという。

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『Variety』のインタビュー中、テイクオフの話になると、オフセットはそれまで意気揚々としていたのが一転し、感情を押し殺してこう話したという。「いま、そのことを話すのは辛い。俺は、それについてはまだ話したことがない。マジで。テイクの話はキツい」

「難しい。だから話さない。苦しいんだ。憂鬱な気分になる。俺はそのムードに引き込まれたくない。誰にも絶対に話したくないってことはある。彼がここにいないなんて、嘘のように感じてるよ。フェイクだって思いながら一日を切り抜けてる。誰にも何も話さない」

オフセットはその後、「休憩が必要だ」と部屋を出て行き、戻って来たときには「良い夜を」とだけ告げ、インタビューを打ち切ったという。

ただ、彼は気分を害したわけではなく、翌日行われたフォトセッションで、「昨日は嫌な感情があったわけじゃない。感傷的になってしまったんだ」と告げ、ライター達とハグと握手を交わしたそうだ。

ミーゴスはこの数年、ほぼ活動休止状態にあり、オフセットの離脱も噂される中、2022年秋にはクエイヴォとテイクオフのふたりがコラボレーション・アルバム『Only Built For Infinity Links』を発表していた。甥でもあったテイクオフを喪ったクエイヴォは、今年2月、彼への追悼曲「Greatness」を通じてミーゴスの終わりを示唆した。

オフセットはソロ・アルバムを完成させており、この夏にリリースする予定だという。



Ako Suzuki