モトリー・クルーのニッキー・シックス、初期のアルバム4作で「ベースをプレイしていない」?

プロデューサーのボブ・ロックは、モトリー・クルーの5枚目のスタジオ・アルバム『Dr. Feelgood』(1989年)を手掛けることになった際、ニッキー・シックスからそれまでのアルバムで自分はベースをプレイしていないと告げられたそうだ。
◆モトリー・クルー画像
ロックは、『Talk Is Jericho』ポッドキャストでこんな逸話を明かした。「彼(シックス)がこう言ったんだ。“これまでのモトリー・クルーのアルバムで俺はプレイしていないと思う。夜に誰かが来て、俺のパートを差し替えたと俺は思ってる”“だから、俺はベースをどうプレイするか、わからない”ってね。僕は、“それは残念だな。君はここではベースをプレイすることになる”って言ったんだよ。『Dr. Feelgood』で、僕は彼と一緒に取り組んだ。たくさん編集し、彼に全ての音をプレイさせた」
「でも、『The Dirt』で彼に会いに行き、デモに取り掛かり始めたときだ。彼がベースを手にしプレイし始めたとき、僕は“ちょっと、ちょっと、どうなってるんだ?”って言ったんだよ。彼は5年間、ベースのレッスンを受けていたんだ。突然、彼は素晴らしいベース・プレイヤーになってた。クールだって思ったね。キャリアのあの時点で、彼はもっといいプレイヤーになりたいって思ったんだ。僕はそれには敬服してる」
モトリー・クルーの初期4作は、ファースト『Too Fast For Love』(1981年)がバンド自身、セカンド『Shout At The Devil』(1983年)から『Theater Of Pain』(1985年)、『Girls, Girls, Girls』(1987年)までの3作はトム・ワーマンがプロデュースした。
Ako Suzuki
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