ポール・ディアノ、ゴーストのアイアン・メイデン楽曲カヴァーに苦言
ゴーストは、今月19日にリリースした新EP『Phantomime』の中でアイアン・メイデンの楽曲「Phantom Of The Opera」をカヴァーしたが、オリジナルでそれを歌っていたポール・ディアノはこれに満足していないそうだ。「Phantom Of The Opera」は、ディアノがヴォーカリストだった時代に発表されたアイアン・メイデンのファースト・アルバム『Iron Maiden』(1980年)に収録されていた。
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『The Metal Voice』によると、すでに削除されたが、ディアノはゴーストのカヴァーについて、「胸くそ悪い」と、嘔吐する絵文字を付けたメッセージをFacebookに投稿したという。
その後、彼は『THE LOADED RADIO PODCAST』のインタビューでこう語った。「あの音楽は素晴らしい。俺はただ、トビアス(・フォージ)はヴォーカル面で努力したとは思っていない。ちょっとあっさりし過ぎだろ。それに彼は少し歌詞を変えている。そこがちょっと変だった」
削除したFacebookの投稿については、「初めてあの曲を聴いたとき、俺は多分、機嫌が悪かったんだ。“最悪だ”って言ったんだよ。でも(その後)、3~4回聴いてみた。正直言うと、結構よかった。でも、さっき言ったとおり、トビアスはエネルギーを注いでいない。エネルギーをくれよ」と話した。
バンドやトビアス個人に反感を持っているわけではないそうだ。「年を取り、俺はより気難しくなった。素晴らしいじゃないか。50を過ぎたら、思ったこと言う権利がある。さっき言ったとおり、俺は、彼がもうちょっとヴォーカルに手間をかけてくれたらって思った。それだけだ」
ゴーストの『Phantomime』には、テレヴィジョンの「See No Evil」、ジェネシスの「Jesus He Knows Me」、ストラングラーズの「Hanging Around」、アイアン・メイデンの「Phantom Of The Opera」、ティナ・ターナーの「We Don't Need Another Hero (Thunderdome)」の5曲のカヴァーを収録。最新の全米チャートで7位、全英チャートで8位につけた。
Ako Suzuki
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