ギーザー・バトラー、ブラック・サバスのツアーに参加しなかったビル・ワードの決断をリスペクト
ギーザー・バトラーは、ビル・ワードがブラック・サバスの再結成に参加しなかった理由が理解できるそうだ。彼の決断をリスペクトすると話した。
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ワードは2011年秋、ブラック・サバスがオリジナル・メンバー4人で再結成すると発表した記者会見には出席したものの、その半年後、契約の内容に承諾できないと離脱した。オジー・オズボーンは当時、「金かなんかなんだろ……。でも、あれには別の面があった。ビルが来たとき、俺ら全員“彼は1時間半や2時間のギグができるのか? 大丈夫なのか?”って疑問を持たざるを得なかった。俺は、セットを一通りやってみてどんな感じか見てみようって提案したんだ。すごく調子悪そうだったし、ドラムはバンドで一番過酷な仕事だからな」「ビルは俺らのやってることを覚えられなかった」と、ワードの状態に不安を感じたと話していた。
それから10年以上が経過し、バトラーは最近、『Houston Press』のインタビューでこう語った。「俺らは、彼に公演で2、3曲のみプレイしないかって訊いたんだ。彼は全てプレイするか全くしないかだって言ってた。俺はそれをリスペクトしている。もし俺が2、3曲だけベースをプレイし退場しろって言われたら、失せろって答えただろうよ。俺が知っているのは、俺が妻と1週間ハワイ旅行に行く前はビルはバンドにいたのに、帰ってきたら、もういなかったってことだけだ」
ブラック・サバスがその後開催したツアーには、トミー・クルフェトスが参加し、アルバム『13』(2013年)ではブラッド・ウィルクがドラムをプレイした。
ギーザー・バトラーは6月6日に自叙伝『Into the Void: From Birth to Black Sabbath - And Beyond』を出版する。
Ako Suzuki
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