【インタビュー】S.I.、日本初レゲトンシンガーによる桁外れのおふざけと深い愛「明るい音楽で日本を照らしたい」

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■失敗しようが何だろうが
■これ、もうやりますんで


──「防波堤でカーセッ」を挟む形で、「世界が悲しい歌で溢れないように」「愛に包まれて」という綺麗な曲が並んでいるところにも、二面性というかバラエティの豊かさが象徴されてます。アルバム中盤に収録された「世界が悲しい歌で溢れないように」は、そのタイトルが示すようにS.I.さんのテーマみたいな曲ですか?

S.I.:まさにそうですね。僕の同級生が自殺未遂してしまって…。その友だちに向けて書いた曲です。僕自身、社会に揉まれてつらい思いをした若い頃に、救ってくれたのは音楽だったんですよ。だからこそ、この世界を悲しい歌で溢れさせちゃいけないなって。“こんなふざけた曲を路上で歌って頑張ってるやつがいるのなら、俺も頑張ろう”とか“こいつよりマシだな”って思ってもらえれば十分だなと思っているんです。


──なるほど。ピアノから始まるバラード「愛に包まれて」は犬の視点から書かれたリリックだとのことですが、この曲も生死がひとつのテーマになってます。

S.I.:ずっと飼っていた愛犬が亡くなってしまうというときに…少しだけ延命治療をしたんですけど、家族全員が落ち込んでいて。そのときに“犬の気持ちになって曲作ってみよう”と。すぐにプロデューサーにビートを作ってもらって、みんなへのプレゼントみたいな気持ちで書きました。

──愛に溢れたものを人に届けたいという気持ちが強いんですね。

S.I.:愛が僕のテーマですし、これからジャパトンを語っていく上で、愛っていうものは絶対に必要だと思ってます。異性に対する愛もそう。親や家族、ペットとかへの愛もそう。いろんなことに向けた愛があったほうが、世の中がうまくいくんじゃないかなって思っているんです。


──「幸せのカタチ」という美しい曲をラストナンバーとして、アルバムが締めくくられます。

S.I.:“こうじゃなきゃいけない”とか“こうじゃないと幸せじゃない”と思っていたというか、自分自身に背伸びをしていた時期があったんですね。たとえば見栄を張って、お金がないくせに人前で“お金があるアピール”をしてしまったり。当時付き合ってた彼女にそういう自分を見抜かれて、「一緒にいてくれるだけでいいんだよ」みたいなこと言われたときに、心が救われたんです。

──なるほど。周りの人たちにも恵まれていますね。

S.I.:そうなんです。そのとき、“幸せにはいろんな形がある”っていうことを曲に残したいと思って書いた曲が「幸せのカタチ」なんです。家でゲームをしているのが幸せな人もいれば、プライベートジェット持ってるような金持ち生活が幸せっていう人もいるだろうし、何が幸せかは自分で決めるものだと思うんです。

──S.I.さんにとっての幸せのカタチとは?

S.I.:僕は今、音楽をやってるときがすごく幸せで楽しいですし、ずっと変なことをやり続けたいなと思ってます(笑)。

──資料には「目指すは、日本武道館を楽しく踊れる場所にすること」とありますが、最後に、S.I.さんの夢を教えてください。

S.I.:大きい夢を言っていいですか? 僕が一番影響を受けたDaddy Yankeeと曲を作って、南米のビルボードチャート1位を獲りたいです。そのためには、自分が日本のDaddy Yankeeにならないといけない。日本武道館、大阪城ホール、この2つを満員にして3万2,000人を動員したアーティストとして、マイアミに行きたいと思っています。

──やはりマイアミ。

S.I.:先ほどお話ししたように、僕はデビュー3ヵ月後にワンマンライブを実施したんですけど、次は2023年9月24日にキャパ400人ぐらいの会場でワンマンをやるんです。そして2024年4月にキャパ800人の福岡 DRUM LOGOSをソールドさせて、冬にはZepp Fukuokaワンマンを成功させる、という、九州制覇の流れまで考えています。失敗しようが何だろうが、これ、もうやりますんで。今はそこに向かってひたすら頑張ります。

取材・文◎岡本貴之

■1stアルバム『JAPATON』

CD : 2023年4月10日
配信:2023年4月5日
https://linkco.re/nFBNCmbX
01. 不倫島
02. 聖なる夜に土下座してる。
03. ロック画面
04. 俺もしてるからさ
05. Vuelve
06. 世界が悲しい歌で溢れないように
07. 防波堤でカーセッ(Dirty)
08. 愛に包まれて
09. Rival
10. マスク外したあなたはブスでした。
11. Contigo En Fukuoka
12. 旅立ちの日に
13. 幸せのカタチ

All Produced & Mixed by Moito
All Mastered by Ryoji Hata For Sound Essence Masteres NYC
Art Designed by Moito Graphics


■ライブ情報

2023年6月17日(土) 福岡・Cat's FUKUOKA
open21:00
MEN¥3000+1DRINK / WOMEN¥1500+2DRINK


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