すべての曲をパンクに塗り替えるバンド、パンク・ロック・ファクトリー

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すべての曲をパンクに塗り替えカバーするパンクバンド「パンク・ロック・ファクトリー(Punk Rock Factory)」が日本、アジア地域でも活動を本格化させた。

2014年にイギリス、サウスウェールズ州で結成された4人組パンク・ロック・ファクトリーは、ロックやポップス、ミュージカル、アニメ、ゲーム、そしてディズニーの曲などをカバーしてポップパンクに変えてしまう“パンクカバー製造バンド”だ。

メンバーのピージ(Vo, G)、ベンジ(B, Vo)、ライアン(G)、コブ(Dr, Vo)の4人組は、“ソーセージ・ファクトリー”と呼ぶ専用のスタジオでリハーサル、作曲、録音、ミキシング、マスタリング、YouTubeやTikTokの撮影をすべて自分たちで行い、カバーソングを製造することだけに全力で取り組んでいる。

彼らのファクトリーで作られるカバーソングにはさまざまなスペシャルゲストが参加し、これまでに女優・歌手のジェシカ・ダロウ(ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』)、ジャレット・レディック(ボーリング・フォー・スープ)、スペンサー・チャーナス(アイス・ナイン・キルズ)などが参加。

ミュージカル・カバーアルバムではシンプル・プランのジェフ・スティンコが「Waving Through A Window」(『ディア・エヴァン・ハンセン』より)で、ソロを披露している。カバーを極めた実力派パンクバンドとして交友関係もひろく、ヨーロッパを中心に確固たる地位を築いている。

1stパンクカバーアルバム『The Wurst Is Yet To Come』がSpotifyで130万回以上再生され、TikTokなどのプラットフォームでイギリス、ヨーロッパを中心にヒットした後、2ndパンクカバーアルバム『A Whole New Wurs』ではディズニーの曲に彼ら独自のスペシャルなパンクアレンジを加え、わずか2カ月でアルバムは240万回以上のストリームを獲得。イギリスのアルバムダウンロードチャートで48位を記録した。BBC Radio 6 with Craig CharlesでON AIRされ、その週に最もリクエストの多かったアルバムとなった。

SNSに重点を置いているパンク・ロック・ファクトリーは、TikTokだけでも現在63万人以上のフォロワーを獲得。ライブでは2022年にUKツアーをソールドアウトし、2023年2度目のUKツアーも即完売。勢いそのままに世界のロックフェスにも出演している。

6月9日には日本、アジアでのお披露目に合わせ、発売済みの3枚のカバーアルバムそれぞれにライブバージョン1曲を追加して再デジタルリリース。
ディズニーの名曲カバーアルバム『A Whole New Wurst』には「How Far I'll Go (Live at Rock City)」、2枚目の『A Whole New Wurst 2』には「Surface Pressure (Live at Rock City)」を追加収録。

そして、もう1枚は今年3月発売のミュージカルをテーマにしたカバーアルバム『It's Just A Stage We're Going Through』に、アジアでも人気が高いミュージカル『アニー』の曲で有名な「Tomorrow」が追加でスペシャル収録された。



『It's Just A Stage We're Going Through』にはミュージカル『マンマ・ミーア』の名曲カバーも収録されており、「マンマ・ミーアを聴いたとき、絶対にこの曲がニューアルバムに収録されなければならないと思ったんだよ!この曲は、誰もが一緒に歌えるシンガロング・アンセムであり、ロック・ヒットになることまちがいなしさ!」とコメントしている。

MVも制作し、ABBAのオリジナルMVに合わせ、衣装やヘアスタイル、そして演奏など、細部までパンク・ロック・ファクトリー風にカバーしてABBAファンからも話題になっている。



さらに6月16日には、実写映画化で話題の『リトル・マーメイド』の名曲を4曲、再レコーディングした新EP『poor unfortunate souls』をデジタルリリース。「Part of your World」ではアーチ・エネミーのアリッサ・ホワイト=グラズがフィーチャリングで参加するなど、本格派、実力派カバーバンドの力を披露している。



カバーする曲を大切に、アレンジにリスペクトが感じられるパンクバンドだからこそ、さまざまなアーティストによるフィーチャリング参加が実現。
ライブのオファーも増え、9月にはオーストラリアでのロックフェス参加が決定するなど、ヨーロッパから人気が拡散し始めている。

バンドメンバー自らが影響をうけた名曲を“パンク・ロック工場”でアレンジし、『忘れるな、名曲はパンクになっても名曲だ』をテーマに、名曲カバーを世界中に届けているパンク・ロック・ファクトリー。クオリティの高さにアジアでもTikTokなどでフォローする人も増えてきているので、今後、アジア地域の名曲カバーなどの可能性もあるだろう。お気に入りの曲を、“パンク・ロック工場”にリクエストしてみても楽しいかもしれない。

リリース情報

■2023年6月9日再デジタルリリース
『A Whole New Wurst』
https://avex.lnk.to/PRF0609AWholeNewWurst
1. Let It Go
2. How Far I’ll Go
3. A Whole New World
4. Beauty and the Beast
5. Can You Feel the Love Tonight
6. Do You Want to Build a Snowman
7. You’re Welcome
8. I Just Can’t Wait to be King
9. I’ll Make a Man Out of You
10. Under the Sea
11.Duck Tales
12. Supercalifragilisticexpialidocious
13.Life is a Highway
14.How Far I'll Go (Live at Rock City) *新録

■『A Whole New Wurst 2』
https://avex.lnk.to/PRF0609AWholeNewWurst2
1. Go The Distance
2. We Don’t Talk About Bruno
3. Shiny
4. Part of Your World
5. Almost There
6. i2i
7. Surface Pressure
8. Poor Unfortunate Souls
9. All I Want
10. The Bare Necessities
11. When Will My Life Begin
12. Nobody Like U
13. Show Yourself
14. Surface Pressure (Live at Rock City) *新録

■『It's Just A Stage We're Going Through』
https://avex.lnk.to/PRF0609musicals
1. Rewrite The Stars (The Greatest Showman)
2. You’ll Be Back (Hamilton)
3. Waving Through A Window (ft. Jeff Stinco - Simple Plan) (Dear Evan Hansen)
4. December, 1963 (Oh What A Night!) (Jersey Boys)
5. Defying Gravity (Wicked)
6. I Dreamed A Dream (Les Miserables)
7. City Of Stars (La La Land)
8. Mamma Mia (Mamma Mia)
9. Shallow (A Star Is Born)
10. You’re The One That I Want (Grease)
11. I Will Follow Him (Sister Act)
12. Tomorrow (Bonus Track) *新録

■6/16 デジタルリリース 新EP>
『poor unfortunate souls』
1. Part Of Your World (ft Alissa White-Gluz) ※新録
2. Kiss The Girl ※新録
3. Under The Sea ※リマスター
4. Poor Unfortunate Souls ※リマスター

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