【ライブレポート】フリースタイルピアニストけいちゃん、円形ステージから響かせた超絶技巧と豊かな音色

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フリースタイルピアニストけいちゃんが6月11日、東京・品川Club eXにて<ピアノリサイタル『Rubato Circus』>と題した有観客公演を開催した。 チケット即日完売のプレミアムライブは色彩豊か、超絶で躍動するピアノプレイが感動的な一夜となった。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆けいちゃん 画像 / 動画

映画『美男ペコパンと悪魔』主題歌にして新曲「シンフォニア」を6月2日にリリースしたけいちゃん。自身初の映画主題歌起用や『横浜国際映画祭』でのレッドカーペット出席、各地で行われた舞台挨拶登壇など、自身取り巻く環境は目まぐるしく変化し、登録者数107万人超えのオフィシャルYouTubeチャンネルはもとより、フリースタイルピアニストとしてますます脚光を浴びている。その勢いを表すように、<Rubato Circus>のチケットは事前抽選で会場キャパの数倍を超える応募が殺到、一般発売開始とほぼ同時に即完売となった。


けいちゃんにとって有観客公演は2022年2月12日および13日にBlue Note Tokyoで2days開催された<Keichan Special Live “Music Laboratory”>以来、約1年4ヶ月ぶり。<Rubato Circus>はバンドスタイルではなく、ピアノプレイの魅力を最大限に伝えるべく、会場中央に円形センターステージを設け、そのステージ上にピアノ1台のみを配置した。

客席からの歓声を浴びながらセンターステージに登壇したけいちゃんは初オリジナルアルバム『殻落箱』(2021年6月発表)収録曲にして、YouTube再生数140万回を突破している「√Future」からライブをスタートさせた。ライブ構成はクラシック、ジャズ、ポップス、オリジナルと各パートごとに分け、超絶的な鍵盤さばきで華麗にプレイ。最新アルバム『聴十戯画』が“インストゥルメンタルの新たな可能性を提示し、ジャンルの枠組みを超越した異次元の作品”と評されているとのことだが、ピアノの音色で観衆を掌握し、会場中を一体化して包み込んでいくあたりはさすが。



なお、公演タイトルの“Rubato (ルバート)”はイタリア語で“盗む”という意味を持ち、音楽用語では“自由なテンポで弾く”ことを示す言葉だ。一方、“Circus”はロンドンではピカデリーサーカスが有名だが、通りと通りがぶつかる結節点にある円形広場という意味がある。そして開催された<Rubato Circus>は、“円形舞台にて時間を忘れ、音に酔いしれ、心奪われる”ステージであった。360度に開放された超絶プレイはもとより、ピアノの奥深さと面白さ、色彩の豊かさなど、楽器の魅力が存分に楽しめるライブでもあった。同公演の模様は6月14日から6月20日まで配信される。配信観覧チケットは現在発売中だ。

けいちゃんは10月1日、再び東京・品川Club eXにてピアノリサイタル第2弾<Rubato Circus~play grandioso~>を開催することも発表となった。副題の“play grandioso (プレイグランディオーソ)”はイタリア語で“壮大に遊ぶ”という意味を持つ。“楽器の王様”と呼ばれるピアノを通し、<Rubato Circus>同様にクラシックからジャズ、ポップス、ロックといったジャンルの枠を華麗に飛び越えるスペシャルライブになることは間違いない。



■配信<ピアノリサイタル「Rubato Circus」>

配信期間:6/14(水)19:00〜6/20(火)19:00 ※アーカイブ終了
視聴チケット販売期間:5/20(土)10:00〜6/20(火)15:00
▼注意事項
・本公演は生配信ではありません。
・6/15(木)午前2~8時はシステムメンテナンス期間のため視聴サイトにログインできません。
https://eplus.jp/sf/detail/3261600002-P0030021?P6=001&P1=0402&P59=1

■デジタルシングル「シンフォニア」

2023年6月2日(金)配信開始
作詞・作曲:けいちゃん
※ボーカルナンバー
※映画『美男ペコパンと悪魔』主題歌
https://tjc.lnk.to/SYMPHONIA

▼全編アニメーションによるミュージックビデオ
イラストレーター:田ヶ喜一
モーショングラフィックディレクター:koshi-kun




   ◆   ◆   ◆

▼けいちゃんコメント
「『美男ペコパンと悪魔』の主題歌のオファーを頂いたときは、嬉しさとやる気で胸がいっぱいになりました。
 曲を作るにあたって映画を見させていただいたのですが、2つの世界を行き来するファンタジックなストーリーと迫力のある映像、そして愛が持つ力に心を奪われました。
 悪魔に翻弄されながらも愛する人に会うために戦うペコパンを音楽で表現しようと試行錯誤した結果、ダークだけど希望が溢れる曲にしたいと思いました。
 また「シンフォニア」というタイトルの意味ですが、バッハの作品に「シンフォニア」という3つの声部からなる曲があります。隼人と亜美がいる世界、ペコパンとボールドゥールがいる小説の世界、そして映画を見る我々がいる現実世界の3つが交錯して1つの物語になればという思いを込めて名付けさせていただきました。曲中に実際にバッハが作った「シンフォニア」の旋律も散りばめられています」


■<ピアノリサイタル『Rubato Circus~play grandioso~』>

2023年10月1日(日) 東京・品川Club eX
open15:30 / start16:00
▼チケット
・1F席:前売 ¥5,500(税込) / 当日 ¥6,000(税込)
・2Fボックス席:前売 ¥6,000(税込) / 当日 ¥6,500(税込)
一般発売:8/12(土)10:00〜
【FC先行抽選受付】
受付期間:6/11(日)19:00〜6/21(水)23:59
【一般先行抽選受付】
受付期間:7/8(土)10:00~7/17(月)23:59
https://eplus.jp/keichan/
(問)DISK GARAGE https://info.diskgarage.com/

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