RME、14入力16出力192kHz AES USB2.0オーディオ・インターフェイス「Digiface AES」発売

ツイート

Digiface AESは、プロフェッショナルな現場にも柔軟に対応する14入力チャンネル、16出力チャンネル・バスパワー駆動のUSB2.0オーディオ・インターフェイスだ。

コンパクトな筐体には、AES/EBU、SPDIF、ADATのデジタル入出力、マイク/ライン・アナログ入力端子×2系統、アナログ出力端子×4系統(XLR端子×2、TRSフォン端子)、デジタル入力に割り当て可能な2chサンプル・レート・コンバーター、完全なスタンドアローン動作機能、1000兆分の1秒精度のクロックを実現するSteady Clock FS回路、パラメトリックEQを搭載。本機は、デジタル/アナログソースの録音・再生や、デジタル・ミキサーTotal Mix FXを活用した柔軟な再生・モニタリング、及びAD/DD/DA間のパッチベイ、ミックスが可能となっており、究極の信頼性と多機能性を追求する業務に最適なオール・イン・ワン・ソリューションと言える。

本機のアナログ入力はNeutrik社製のXLRコンボ仕様のマイク/ライン・プリアンプを採用しており、デジタル制御された2つのプリアンプは、個別に切替可能な48Vファンタム電源を供給可能だ。この回路は、1dBずつ調節可能な75dBのゲインレンジを備え、リレー駆動PAD、優れたEIN(Equivalent Input Noise)性能、ラインのオーバーロードからの保護、そして最低レベルのマイクにも十分なゲインを確保する。また背面には、パワー・アンプ、アクティブ・モニター・スピーカーへの接続、録音に使用できる2系統のXLRバランス・アナログ出力を装備。さらにヘッドフォン出力は、独立した高品質なモニタリングを実現し、ハイ・インピーダンス、ロー・インピーダンスどちらのヘッドフォンでも十分なボリュームを供給する。

XLR端子のAES/EBU入出力を中心として、SPDIFコアキシャル、SPDIFオプティカルもしくは8チャンネルADATなど、包括的なデジタル入出力を搭載。自在なこのインターフェイスは、全ての入出力を同時に使用可能で、主要なデジタル・オーディオ・フォーマットを全て送受信可能。内蔵のSRC(サンプル・レート・コンバーター)は、3つの入力のうち1つに切り替えることで、クロックの問題を解決し、他のサンプル・レートにも対応することができる。これにより、例えば、メイン・ソースのAESクロックに同期して、同時にSPDIFを独立して聴くことが可能。非同期ステレオSRCが搭載されサンプル・レートをリアルタイムで変換可能。音質劣化無しの変換が特徴で、変換によってノイズや余計な成分が追加されることはないこともうれしい点。SRCはクロック分離機としても機能し、同期機能が搭載されていない機器をまるで外部クロックで同期しているかのように使用することが可能だ。内部クロックを使用する場合、SRCはジッター除去装置としても機能する。

本機には非常に高いジッター抑制能力を持つ内部クロックSteady Clock FSが搭載されており、あらゆるクロック・ソースに対して完璧なジッター除去を行うことが可能。一方、入力信号にジッターが含まれているとサンプル・レート変換の品質が落ちる可能性があるため本機にはSRC入力信号専用のSteady Clock FSがもう1基搭載されており、可能な限り高精度のサンプル・レート変換を可能にする。クロックの問題を回避し、より簡単な操作を実現するためにサンプルレート・コンバーターが搭載され、AES/EBUもしくはSPDIF入力に対して切り替えて使用することができる。フロントパネルから直接、全ての機能と機器の制御が可能となっており、これにより本機は、スタンドアローンの高性能AD/DD/DAコンバーター、デジタル・バッチベイ、デジタル・ミキサーなどさまざまなアプリケーションの活用が可能だ。

「Digiface AES」

2023年6月21日
価格:オープン・プライス(市場予想価格:330,000円 /税込)

◆製品 オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス