YOSHIKI、新曲「Requiem（レクイエム）」発売延期

YOSHIKIの新曲「Requiem（レクイエム）」の発売日が、当初予定していた7月21日から延期されることが明らかになっている。

「Requiem（レクイエム）」は、昨年5月に母親を喪ったYOSHIKIが悲しみに暮れる中で作曲したという楽曲だ。10月には同曲と同じタイトルをつけたワールドツアー＜YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY - World Tour with Orchestra 2023 'REQUIEM'＞が開催されることが決まっている。

発売延期は6月18日に配信された『YOSHIKI CHANNEL』の中で発表された。今後、イギリスで収録するオーケストラの演奏を加え、日を改めてリリースする予定だという。YOSHIKIは19日、ソーシャルメディアの投稿を通じ「亡くなった母への思いがあり、曲の終わり方が決められない。心の整理ができていない。でもなんとか近々作曲を終えるつもり」とも明かした。X JAPANの8年ぶりのシングルとなる「Angel」は予定通り7月28日にリリースされるようだ。


今回の『YOSHIKI CHANNEL』ではYOSHIKIと1対1の生電話ができる「Phone Call With YOSHIKI」第二弾が開催され、香港、ボストン、四川、東京など各地のファンが参加した。ボストンのファンからは微笑ましいゲーム形式での質問が飛び出したり、東京のファンからは“YOSHIKIの楽曲制作のモチベーションの高さに感銘を受けている”という話も。香港のファンは「自分の人生や生きる意味を考えてしまうときがありますが、コロナ禍でYOSHIKIさんの音楽に助けられ、元気をもらいました」と思いを伝え、四川のファンは2009年にYOSHIKIが中国・四川大地震の被災地を訪れたことに対する感謝の思いを述べた。YOSHIKIはこのとき、子どもたちのために音楽施設を寄付している。

また、番組内では、YOSHIKIプロデュースによるボーイズグループオーディション＜YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X＞から誕生したXYのデビュー曲「Crazy Love」のリリースが決まり、6月30日に全世界配信することも発表された。この発表を受けて、XYのメンバーであるkarma、HAYATO、kyoheyが同時にアクセス。急きょYOSHIKIと3人全員を同時に繋ぎ、YOSHIKIからデビューを控えるXYメンバーにエールが贈られた。

XYのドラマーであるKyoheyは「YOSHIKIさんが魂を削ってくれているので、僕たちは奇跡を起こすしかない。今こうしてYOSHIKIさんと話せていることも、運命共同体だと思っています」とデビューへの意気込みを語り、YOSHIKIは「夢は叶えるもの、奇跡は起こすもの。待ってないで起こすしかないんだよね。XYには素晴らしいメンバーが集まってくれている。中にはメンバーになれなかった方もいるけど、色んな人の夢を背負ってやってるので、成功するしかない」と背中を押した。XYがデビューする海外レーベルも近日中に発表する予定とのことだ。

なお、次回の『YOSHIKI CHANNEL』はXYのデビュー翌日、7月1日に配信される。“「Crazy Love」全世界配信リリース記念 スペシャルトーク”と題し、YOSHIKIとXYメンバーの生対談を行うそうだ。7月2日と4日にも配信が実施される予定で、こちらの詳細は後日告知される。