アート・メタルの革新派バロネス、4年ぶりの新作リリース

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ロック・バンド“バロネス”が9月15日に4年ぶり通算6作目となる最新アルバム『ストーン』をリリースすることが決定した。

独自の音楽スタイルとアートなヴィジュアル・イメージ、そして揺るがぬ美学と方法論によって、熱狂的な支持を獲得してきたバロネス。2019年リリースの前作『ゴールド・アンド・グレイ』はNPR(アメリカ公共ラジオ局)など世界各国のメディアで「本年の最高峰メタル・アルバム、ロック・アルバムがアート・オブジェクトだった全盛期の再来を感じさせる」と評されるなど、高い評価を獲得している。明確なヴォーカル・メロディとツイン・ハーモニー・ギタ−、一瞬先をも予測させないコード展開とリズムなど、“メタル”“プログレッシヴ”という表現が陳腐にすら感じさせる鮮烈なサウンドが彼ら最大の特徴だ。

今作についてジョン(vo/g)は、「新しいものを生み出し続けることの方を強化して、自分たちがどこへ導かれていくのかを見てみた。このアルバムにはそれがよく反映されていると思う。『ストーン』は今までよりずっと生き生きした、もっとダイレクトなものになったんだ」と語っている。その自発的な進化によって、バンドはこれまでフィラデルフィアやブルックリンを拠点としていたが、アルバム制作のためニューヨーク州とペンシルベニア州の州境にある町バリーヴィルに向かい松林の中で1ヶ月を過ごした。その間籠った休暇用のレンタル別荘は大きな吹き抜けの天井、堅木張りの床、レンガとガラスの壁を擁しており、即席のレコーディング・スペースと化し、収録曲1つ1つに独自の音質が施されることになった。セバスチャン(ds)の「俺たち4人きりで山の中にある家を借りて暮らした結果、サウンドに一体感が出て俺たちらしさが出ただけでなく、共同体としてのメンタリティがものすごく強くなったんだ」という言葉がダイレクトに感じられるアルバムということだ。

なお、バンドのすべての作品のジャケット・アートを手がけているメンバーのジョンは、ロードアイランド・デザイン専門学校で、3年間ヴィジュアル・アートを専攻し、自身以外にもメタリカのTシャツデザインなど、さまざまなアーティストのアートワークも手掛ける。



またアルバムからの楽曲「ラスト・ワード」も本日より先行配信スタート、同時にミュージックビデオも公開された。



最新シングル「ラスト・ワード」

※配信先リンク
https://sonymusicloud.lnk.to/Baroness_LastWord

最新アルバム『ストーン』

日本盤CD:9月15日発売
価格:\2,400+税
品番:SICX-192
日本盤CDのみ歌詞対訳、解説付き、ボーナストラック収録予定

※アルバム収録曲
1. Embers エンバース
2. Last Word ラスト・ワード
3. Beneath the Rose ビニース・ザ・ローズ
4. Choir クワイア
5. The Dirge ザ・ダージ
6. Anodyne アノダイン
7. Shine シャイン
8. Magnolia マグノリア
9. Under the Wheel アンダー・ザ・ホイール
10. Bloom ブルーム

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