オリヴィア・ロドリゴ、新曲「ヴァンパイア」発表「あなた達の周りの吸血鬼と戦うための助けに」

オリヴィア・ロドリゴが2年半ぶりの新曲「ヴァンパイア」をリリースした。あわせて、ミュージック・ビデオも公開されている。

同曲についてオリヴィアが「これは失敗と教訓について歌った曲」と語るように、都合よくオリヴィアを翻弄し、傷つけた恋人のことを、いつも夜にしか誘ってこなかったことから「ヴァンパイア」と比喩して歌った楽曲だ。優しいピアノの音と共に始まるが、後半にかけてオリヴィアの怒りや後悔の気持ちを乗せた生々しいヴォーカルが印象的である。

ペトラ・コリンズが監督を務めるミュージック・ビデオは、真っ白なドレスに身を包んだオリヴィアが神秘的な森の中で寝そべりながら歌うシーンからスタートする。そしてビデオの中盤に突然、故障した照明の機材がオリヴィアの腕に落下し怪我を負ってしまい、それは架空の音楽授賞式でパフォーマンスだったということが明らかになる。壊れた照明から火が燃え移りステージからは炎が上がる中、それでも血を流しながらパフォーマンスをし続けていくオリヴィア。心配した周りの人が止めに入るのを振り切り、逃げるように会場を後にしてそのまま夜の街を駆け抜ける。



オリヴィアは今回の新曲について「私の新曲「ヴァンパイア」がさっきリリースされたよ！去年の冬に素晴らしい才能を持った友人ダニエル・ニグロとこの楽曲を作ったの。ビデオの監督はペトラ・コリンズが担当しているよ。この曲を書くことで自分の心の中にある後悔、怒り、心の痛みなど、たくさんの感情を整理することができたの。アルバムの中で最も好きな曲のひとつであり、完成させることでとても心が浄化されるのを感じたわ。この曲が今みんなの元に届いたことが嬉しいし、あなた達の周りの吸血鬼と戦うための助けに少しでもなればいいな。みんな愛しているよ」とコメントを残した。

また、9月8日には「ヴァンパイア」も収録したニュー・アルバム『ガッツ』をリリースすることも決定しており、国内盤CDの情報も後日公開予定。