【ライブレポート】鈴木亜美、25周年記念ライブ「みんながいれば大丈夫かな!」

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鈴木亜美が7月1日、池袋のharevutaiで、デビュー25周年を記念するライブ<Ami Suzuki 25th Anniversary Live~Let’s Party~>を開催した。

◆ライブ写真

ライブ当日は、デビューからちょうど25年の記念日。2022年、約11年ぶりとなるバースデーライブを開催して以来、1年4ヶ月ぶりのワンマンライブとなった。

ライブ冒頭、オープニング映像と共に重低音のキックが会場全体を包み込み、オーディエンス一人ひとりの心臓に直接打ちつける。割れんばかりの声援が直接ステージへ届けられる中、本ライブのタイトルになっている「Let's Party!」がバックモニターに映し出されると、鈴木がステージ中央に現れ、左手を高々と突き上げライブがスタート。鈴木デビュー10周年の記念シングル「ONE」で幕を開けると、会場のボルテージは瞬く間に急上昇。


白を基調とし、デコルテや肩を大胆に魅せた衣装を身にまとい、年齢を感じさせない伸びやかな歌声と、キレのあるダンス、可愛らしさに観客は赤く光らせたペンライトを大きく振り上げる。流れるように「FREE FREE」「KISS KISS KISS」「AROUND THE WORLD」や、アニメの主題歌にも起用された「Fantastic」など、2000年代にリリースした鈴木を代表するナンバーをライブ序盤から畳み掛け、会場はまさにディスコのような空気に。

鈴木はライブ前、25周年を振り返り「25周年は、私自身もそうなんですけど、ずっと応援してくださっているファンの方々にとっての記念日でもあると思うので、今回はファンの方にリクエストをいただいて、その中から楽曲をセレクトしていったので、皆さんのリクエストで出来上がったライブだと思っています」と話しており、まさに鈴木の25年の音楽史を巡っていくようなセットリストになっている。


鈴木は、冒頭5曲を披露した後「あっという間に25年が経ちました。今日は皆さん1人1人が思い残すことのないように、思いっきり日頃のストレスだとか、熱だとか暑さだとか、外がジメジメしてるだとか、色んなものを吐き出してくれる時間になったらいいなと思います。一緒に最後まで楽しんでいきましょう。いいですか!」と話すと、ファンからも「ありがとう~!」の声が掛けられた。

鈴木のデビュー曲「love the island」や「強いキズナ」、「Don't leave me behind」など、数々の名曲を力強くも、一度きりしかない25周年ライブを噛みしめるように歌い上げると、ライブ中盤は「Nothing Without You」「alone in my room」「white key」をしっとりとメドレーで披露し、会場が幸せなムードに包み込まれていく。


また、鈴木自身初のバラードとしてオリコンチャートでも1位を獲得した人気曲「OUR DAYS」では、本ライブの前からSNSでファンから募っていた、これまでの25年の思い出の写真をスライドショーで映し出す。鈴木は「是非皆さんも、色んな思い出を振り返りながら聞いてくれたら嬉しい」と話すと、粋な演出に鈴木とともに歩んできた歳月を思い返し、涙を流すファンの姿も。

「今回は、皆さんからどんな曲を歌ってほしいかリスエストをたくさん頂きました。すごい懐かしい曲や、ライブで歌ったことない曲もあって、せっかくなので、今日は一杯詰め込みました」と鈴木がMCで話すと、キーボード奏者の櫻井大介とともに弾き語りで、キリンジとのコラボシングル「それもきっとしあわせ」を始め「ボクのしあわせ」「BREAKIN' MY HEART」と、なかなかライブでは披露されてこなかったがファンの中では名曲と言われてきた3曲を披露し、スペシャルな日であることを改めて感じさせられるセットリストが積み重ねられていく。


ライブ終盤に差し掛かると、7月1日に約7年ぶりにリリースされたTeddy Loidが手掛けた新曲「I just feel good (Prod. TeddyLoid)」を初披露。平成から令和のダンスミュージックサウンドを巡っていくような楽曲に、会場のボルテージは一気に駆け上がっていく。

「大好きなTRFさんの大好きなこの曲をカバーしました!」と、TRFの名曲「BOY MEETS GIRL」を本ライブ限定のリミックスバージョンでパフォーマンスすると、ダンサーとともに「all night long」や、「Delightful」とダンサブルナンバーで会場を畳み掛ける。髪を振り乱しながらセクシーで切れのあるダンスを披露し、オーディエンスもはち切れんばかりの声援やジャンプで、加速度を増して盛り上がっていく。そして、クライマックスはやはり鈴木の代表曲でもある「BE TOGETHER」で、フロアも盛り上がりは最高潮に。


「今日はありがとうございました! いや終わっちゃった。やべ~、感動してきた。本当に。鈴木亜美という重たい神輿をみんなが一生懸命担いで、色んなところに運んでくれて、サポートしてくれるスタッフがいて、私1人の力では何にも出来ないけど、みんながいてくれるおかげで私はここに立っています。これから先、いつまで続くかわかりませんけど、みんながいれば大丈夫かな!」と目に涙を浮かべてながら感謝の気持ちを語りかける。

「あ~、終わりたくないな。でも、笑って終わりましょう! 今日はどうもありがとうございました! また!」と、25周年イヤーの幕開けに対して最後は笑顔を弾けさせ、ライブの幕を閉じた。

セットリスト

M1 ONE
M2 FREE FREE
M3 KISS KISS KISS
M4 AROUND THE WORLD
M5 Fantastic
M6 Alright!
M7 love the island
M8 強いキズナ
M9 Don’t leave me behind
M10 Nothing Without You
M11 alone in my room
M12 white key
M13 OUR DAYS
M14 それもきっとしあわせ
M15 ボクのしあわせ
M16 BREAKIN’ MY HEART
M17 I just feel good (Prod. TeddyLoid)
M18 BOY MEETS GIRL(TRF)
M19 all night long
M20 Delightful
M21 BE TOGETHER

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