【ライブレポート】岡崎体育、約2年4カ月ぶりの<TECHNIQUE>でGirls²、My Hair is Badと初対バン

ツイート


岡崎体育が、2021年3月に初開催した自主企画イベント<TECHNIQUE(読み:テクニック)>を、約2年4カ月ぶりに東京は<LINE CUBE SHIBUYA>で7/5(水)~6(木)の2日間にわたって行った。

◆ライブ写真

このイベントは、岡崎体育がそのスキルやテクニックに一目置くアーティストを迎える対バン形式のライブで、前回は異種対バンとなるお笑いコンビ「さらば青春の光」(1日目)と、デビュー時より交流の深い、ヒップホップユニット「Creepy Nuts」(2日目)を迎えて行われた。今回は、自身が火曜日レギュラーを担当するテレビ東京系「おはスタ」で親交を温めた「Girls²」(1日目)と、普段からゲーム仲間として交流のある「My Hair is Bad」(2日目)を招いて行われた(Girls²、My Hair is Bad共に「対バンは初めて」とのことで、両日ともに貴重なイベント公演となった)。


初日に登場したGirls²は、急遽メンバーでリーダーの鶴屋美咲が体調不良というアクシデントの為7人編成での出演となった。最初のMCで山口綺羅より、テレビ東京系の朝の子供向けバラエティ番組『おはスタ』で山口綺羅と増田來亜が、岡崎体育と同じ火曜日のレギュラー番組で知り合ったことを紹介。同番組での山口綺羅と岡崎体育によるミニ学園ドラマでの共演なども懐かしんだ。

また昨年日本テレビで彼女たちがレギュラーをつとめた番組のテーマソングを岡崎体育が書き下ろしたことに触れ、当該曲「Bye-Bye-Bye」を披露。中盤では、隅谷百花による「点描の唄」(カバー)のソロ歌唱や、小川桜花歌唱+山口綺羅ダンスで魅せる「あなたがくれた奇跡」をしっとりと聞かせるパートもあったが、終始クールでテクニカルなダンスで観客を魅了し続けた。



岡崎体育のステージは、イベントタイトル楽曲「Technique」でスタート。続いて観客とジャンケンをして躍らせる人を選別する「R.S.P」や、コロナ禍で声が出せない状況を逆手に取った「フランパンゲーム」、難易度の高いコール&レスポンスを観客に要求する「Call on」、フェスのクイックレポートを歌詞に入れ込んだ「Quick Report」など岡崎体育ならではのエンターテインメントで楽しませた。

MCでは、ゲストに招いたGirls²に関して、「初めて番組(『おはスタ』)で彼女たちのダンスを見たとき、あんなに可愛らしい子等がバッキバキに踊ってて、関節が6つぐらいあるんじゃないかっていう動きに度肝を抜かれた」と評し、「何年後かに凄いアーティストになる」と絶賛。


本編を「The Abyss」で締めくくった後、再びステージに登場した岡崎体育が、改めてGirls²をステージに呼び込むと、突如「Happy birthday to you」にあわせてGirls²のメンバーがバースデーケーキをもって登場。7月3日に34歳の誕生日を迎えた岡崎体育へのサプライズで、さらに上記「おはスタ」でのミニ学園ドラマの続編(?)として、山口綺羅が岡崎体育に告白するという演出に本人もたじたじだった。アンコール楽曲は、この日の為に岡崎体育がリミックスしてきたGirls²の「センチメートル(岡崎体育 Remix)でコラボレーション。この日出演が叶わなかった鶴屋美咲のパートを、岡崎体育が歌唱&ダンス(?)でも参加し、会場を大いに盛り上げた。


続く二日目。先行で登場したのは新潟出身の3ピースロックバンド、My Hair is Bad。ドラムセットの前で円陣を組んでライブがスタート。冒頭から熱のこもったパフォーマンスに、会場の熱気がぐんぐん上がっていく。数多のライブ経験を感じさせるバンド・アンサンブルは強固で、「この場所でライブをするのは初めてですが、3Fの一番後ろまできちんと伝える気でやりきるんでよろしくお願いします」との椎木(Gt & Vo)の言葉通り、ホールとは思えない(距離感を感じさせない)熱演が観客を虜にしていく。

ライブでも大人気の「アフターアワー」「ドラマみたいだ」「真赤」他、代表曲を中心にセレクトされたセットリストで、最後までボルテージを下げることなく、「告白」までの全13曲を駆け抜けた。歌詞に定評のある彼らだが、MCではライブ前に岡崎体育が楽屋に挨拶しに来たことに触れ、「『どうやったら痩せるんですか?』という話題でずーっとダイエットの話をしてて。でも痩せる気ないですよね(笑)。」と話し、「それは失礼では(笑)」と突っ込まれ「言葉って難しいですよね(笑)」と語っていたのが印象的だった。



岡崎体育二日目は、初日のセットリストを踏襲しながらも、最新のアニメタイアップシングル「Knock Out」や、「FRIENDS」を新たに加え、アッパーなダンスチューンからコミックソング、歌ものJ-POPまで幅広い選曲で観客を楽しませた。特に「FRIENDS」では共演のMy Hair is Badのメンバーをネタに、マイヘア・ファンを爆笑の渦に巻き込んだ。

MCでは彼らの“テクニック”に触れ、「彼らのテクニックに関しては言及するものではなく感じるもの」と語り、「彼らに今日負けるんじゃないかとビクビクした」と感想を贈った。と同時に「彼らに負けないようにこのあと1時間僕のテクニックを魅せつけていきたいと思います!」と自身を鼓舞し、最後まで宣言に恥じぬパフォーマンスを見せつけた。アンコールでは「大好きな曲」というマイヘアの「青」を自身の打ち込みトラックでカバーし、マイヘア・ファンを魅了。最後は「先日誕生日を迎えてまたおっさんになった」との前口上から「おっさん」を熱唱。最後は割れんばかりの拍手の中ステージを後にした。

なお、今月7/22(土)~23(日)にかけて、岡崎体育の地元である京都は<宇治市文化センター 大ホール>にて<TECHNIQUE(京都編)>が行われる。



Photo by 中島たくみ

セットリスト

<okazakitaiiku purezentsu "TECHNIQUE" vol.3>
日時:2023年7月5日(水)/出演:岡崎体育、Girls²
<Girls²セットリスト>
1. CLICK
2. Love Genic
3. Swipe Up
MC
4. Bye-Bye-Bye
5. Shangri-la
6. Juga Juga JUNGLE
MC
7. スキップ!
8. 点描の唄
9. あなたがくれた奇跡
10. Flutter
MC
11. Countdown feat. APOKI
12. 80's Lover
13. #キズナプラス
14. Enjoy
MC
15. Seventeenʼs Summer
16. Cʼmon Neo Zipang!!!

<岡崎体育セットリスト>
1. Technique
2. R.S.P
MC
3. フランスパンゲーム
MC
4. Call on
MC
5. Quick Report
MC
6. なにをやってもあかんわ
MC
7. サブマリン
MC
8. エクレア
MC
9. Open
10. The Abyss
ENCORE
11. センチメートル(岡崎体育 Remix)

<okazakitaiiku purezentsu "TECHNIQUE" vol.4>
日時:2023年7月6日(木)/出演:岡崎体育、My Hair is Bad
<My Hair is Badセットリスト>
1. アフターアワー
2. サマー・イン・サマー
3. ドラマみたいだ
MC
4. 真赤
5. 悪い癖
6. 幻
MC
7. カモフラージュ
8. 仕事が終わったら
9. ディアウェンディ
10. 元彼氏として
11. フロムナウオン
MC
12. 歓声をさがして
13. 告白

<岡崎体育セットリスト>
1. Technique
2. R.S.P
MC
3. Call on
MC
4. Knock Out
MC
5. FRIENDS
MC
6. なにをやってもあかんわ
7. GUNG TUNG SUMMER BON WINTER
MC
8. サブマリン
MC
9. エクレア
MC
10. The Abyss
Encore
11. 青(My Hair is Badカバー)
12. おっさん

ライブ情報

<okazakitaiiku purezentsu "TECHNIQUE" Vol.5> ※Thank you, SOLD OUT!
7月22日(土)16:45/17:30
<京都>宇治市文化センター 大ホール
ゲスト:阿部真央
問い合わせ:清水音泉
06-6357-3666
http://www.shimizuonsen.com
共催:宇治市文化会館
指定管理者アクティオ株式会社

<okazakitaiiku purezentsu "TECHNIQUE" Vol.6>
7月23日(日)16:15/17:00
<京都>宇治市文化センター 大ホール
ゲスト:LOSTAGE
問い合わせ:清水音泉
06-6357-3666
http://www.shimizuonsen.com
共催:宇治市文化会館
指定管理者アクティオ株式会社

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス