【俺の楽器・私の愛機】1381「25年目の本妻・ジャニカ」

【Fender USA customshop テレキャスター キース・リチャーズモデル】（兵庫県　ﾄｺﾄｺ(((((*´･ω･)　45歳）


私は本職はヴォーカルで、ギターはバッキングをちょこっとくらいだし、サウンドもルックスも一番好きなギターはレスポールなのですが、20歳になったときに「良いギターが1本欲しい！」と一念発起。コード弾きメインだからテレキャスターがいいな、新品のcustomshop製でボディはナチュラルで指板はメイプルでフロントPUがハムで弦が裏通しの6コマで…といろいろこだわって探したら、当時それに当てはまるのはキースモデルしかないことが判明。

キース・リチャーズが特に大好きという訳では無いのですが、試奏の感触が抜群で、10回ローンで即買しました。持って帰る途中、渋谷の街で当時ボキャ天に出演していたお笑いコンビのスティーブ＆ジャニカのジャニカさんを見かけ、声をかけたら気さくに対応していただき、握手してもらい、コイツの名前は「ジャニカ」に決まりました。

ここの猛者の皆さんのようなカスタマイズはほとんどしていません。オリジナルの状態でペグはスパーゼル、フロントPUはダンカン。変えたのはゴールドだったブリッジをシルバーに交換したくらいです。ネックの強烈な杢目、弾いたときの左掌と下腹部に伝わる心地よい振動、セレクターを切り替えたときの音の変わりっぷり…きっとこの個体は大当たりだったのだと信じています。

私は「ギターは打楽器」をモットーとする、アタック強めのパーカッシブなプレイスタイルで、彼女には長年かなりの負荷をかけてきました。東日本大震災のときには関東在住で、帰宅するとスタンドから倒れてネックが少し傷ついてしまいました。今までまともなメンテナンスをしておらず、2～3弦の低ポジションのビビりも気になり、一年前にリペアショップに預けました。フレット交換とかもするのかな、数万円くらいかかるかな？と思っていましたが、軽度の調整とクリーニングのみで数千円で済みました。元来丈夫なのか、それとも私の弾き込みがまだ足りないのか？

ヴィンテージの魅力も素晴らしい（ヴィンテージの定義も人それぞれですが）けれど、新品を長年使い込んで自分だけのオンリーワンに育てていくのも素敵なこと。25年たってすっかり美魔女になったジャニカ、これからも末永くよろしくね！




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美魔女ジャニカ、かっこいい。うっかり遭遇したのがおすぎとピーコだったら、この娘の名前はおすぎだったりしたのだと思うと、人生いろんな分かれ目があります（笑）。25年もの使い込んだカスタムショップなんて、どう考えても世界最高峰の1本でしょう。しかもﾄｺﾄｺ(((((*´･ω･)さんの色に染まっているわけで、そこには人生の侘び寂びや悲喜交交も重なり合っているわけですから、これぞお金には換えられないかけがえのない相棒なのがわかります。「ギターは打楽器」はいいですね。言っちゃえば私は「音楽はリズム」と思っているので、そういう観点からしても、なるほど確かにと膝を打つ思い。そういやキース・リチャーズも打楽器的なプレイスタイルかも知れません。（JMN統括編集長 烏丸）



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