「BUG HOLIC」recommend by 下北沢CLUB Que(東京)

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未来の音楽シーンを牽引するであろうアーティストや、絶大な人気を誇ることになるまだ見ぬミュージシャンは、全国にたくさんあふれている。

いまだ知られていないバンドやシンガーソングライターをはじめ、注目のアーティストを全国から集結させるべく、一番身近な立場でアーティストを応援し続けている全国のライヴハウスに「今、注目のアーティスト」を紹介してもらいましょう。

今回、下北沢CLUB Queが紹介してくれたアーティストは「BUG HOLIC」。コロナ禍の2021年にSg「ハグレ」で彗星の如く現れた5人組で、2022年12月1st.アルバム『バグホ』発表後、初ワンマンをソールドアウトにしている。ライブハウスシーンとネット界隈で同時に熱い注目を集める新世代バンドだ。



──「BUG HOLIC」を選んだ理由を教えてください。

下北沢CLUB Que:楽曲や表現力も卓越してるけど、もっと大事なバイタリティや強運、人間的魅力を兼ね備えたバンドだから。

──バンドメンバーとの思い出はありますか?

下北沢CLUB Que:コロナ禍で世の中のエンターテイメントが腐りかけそうな時に現れて、持ち前のバイタリティで活動開始から約1年後のワンマンで185人を動員したり、CLUB QueのYouTube「QueTube」でスクービードゥのインタビューをビリヤード場で撮っていたら、そこにホントに偶然現れて、ちょっと話し盛り上がって、そこからこの7月「CLUB Que夏ノ陣」での対バンが決まったり。まあ話題に事欠かないというか、こちらも毎度ワクワクさせられてます。


──今後、どのようなアーティストになっていくと思いますか?

下北沢CLUB Que:バンドがどうなるかなんて僕には全く解りませんが、彼らが思い描いた道は彼らのために舗装されてると思います。一気に突き進んでったり、ゆっくり旅したり。彼らのペースで思うように進んでいくでしょう。

──特にお気に入りの楽曲を教えてください。

下北沢CLUB Que:「カンカ」「Compass」「Bad Mind」。



──彼らのライヴの魅力はどのようなところでしょうか。

下北沢CLUB Que:元気!ひとりひとりに一度でおぼえる個性があるのに、音を奏でたらひとつにまとまる感じが本当にバンドだね。ライブの度に前回には無かった新たな感動が毎回あるし、始まる前から期待感がある。そしてライブは勿論、打上げも楽しいのが最高。

   ◆   ◆   ◆

──今回、オススメアーティストに選ばれた感想を教えてください。

大樹(BUG HOLIC/Dr):めちゃくちゃ嬉しいです。CLUB QUE二位さん、ありがとうございます、頭上がらないです。

──どんなバンドですか?

大樹(BUG HOLIC/Dr):ヴォーカルYu-goの歌声やメロディと、曲のアレンジ隅々までこだわっている5ピースピアノロックバンドです。楽曲のアレンジを高く評価していただき、大人気歌い手めいちゃんの6月5日リリースの楽曲「物の怪の類」でのアレンジ、演奏も担当しました!(嬉)」

──バンド(自身)の魅力を教えてください。

大樹(BUG HOLIC/Dr):まずなんといっても歌です。Yu-goはどこまで好きならここまで向き合えるのかってくらい歌が好きなんだと思います。楽しいだけじゃなかったのかなーって思います…(笑)。そしてバックのアレンジと演奏、超自信ありです。様々なアプローチができるキーボード村上”パシフィックカイ”大空(本名です)は楽曲の色をめっちゃ引き出してくれてます。時に「そうくるか?」ってフレーズに驚かされたり。そして生まれだけハワイでミドルネームがあります。超絶ギタリストりゅーのギターは、年齢と合ってません(笑)。いつもメンバーが度肝抜かれてます(どれでも良いのでギター・ソロのある曲を聴いてみてください)。B.ユーリのベースラインも凄いんです、誰にも出せないラインで超絶イケてます。一体いつからそんなラインを弾くようになったの…?って感じです(紅一点ユーリ、どんどん上手くなるんです…)。ドラムは大きいリズムはもちろん、細かいキメにめっちゃこだわってます!なんでも組み立てていくのが好きで、それがアレンジにも出てます(笑)。演奏隊4人は、Yu-goの歌が立ちそうなこと、基本的に何でもやっちゃいます。

──ライヴで大切にしていることは?

大樹(BUG HOLIC/Dr):曲はクールだったりするんですが、意外と「盛り上がってほしい」や「好きなだけ楽しんで帰ってね」という思いばかりです。バグホリを観に来てくれる人皆すごくて、たまに僕らが助けられてるくらいで(笑)。ありきたりですけど、自分がライブを観に行った時にこんなだったらいいな、という楽しさを大切にしてます。

──下北沢CLUB Queとの思い出はあります?

大樹(BUG HOLIC/Dr):思い出まみれです(笑)。まだ初ライブから一年ちょっとしかお世話になってないのが信じられないです。話だけするためにしょっちゅうQueに顔を出したり、利きワインしたり、一緒に縄跳びしたり…。あ、もちろんライブも凄く良い思い出です。

──これからどんなバンドになりたいですか?

大樹(BUG HOLIC/Dr):たくさん歌われる、一緒に口ずさんでもらえるバンドになりたいです。あなたに刺さったらいいなと曲を作って歌って演奏しています。一度ライブへ遊びに来てください。そこからもう一度行きたいって思って貰えるように今日も頑張ります。

   ◆   ◆   ◆

──下北沢CLUB Queとは、どのようなライヴハウスですか?

下北沢CLUB Que:新旧、ジェネレーション・ジャンル問わず、熱量高いものが存在するハコ。

──下北沢CLUB Queの魅力は?

下北沢CLUB Que:出演者のクオリティと層の厚さ。CLUB Que自体が生き物で、何かを表現しているっていう感覚があって、それは魅力あるアーティストを引き付けたり映画として発信したり、YouTubeや配信も他より群を抜いて積極的に取り組んで、ロックっていう表現の魅力や音楽を中心に生きることの楽しさを沢山の人に伝えたいな。その分経営が下手くそだっていう部分でスタッフが苦労したりしているけど、ここ乗り切って楽しい未来を!

──働いていて、楽しいと感じる瞬間は?

下北沢CLUB Que:やっぱりお客さんが盛り上がっている時。出会いに感謝!勿論、人、音、物すべてに。



──これからどんなバンドに出てきてほしいですか?

下北沢CLUB Que:元気なバンド、向上心や時間や労力を惜しまないバンド。バンドがすべてって思っているのに音楽以外にも視野広く興味のある人。

──昨今のライヴハウスシーンをどのように見ていますか?

下北沢CLUB Que:50年経って起承転結で言えば1周目の終り。向上心と独自性とで成長した反面、拡がり過ぎて誰でもOKになってる節も。ぼちぼちミュージシャン、なんちゃってブッカー、触れるだけのエンジニアも増えた。

──あなたにとってライヴハウスを一言で表すと?

下北沢CLUB Que:音楽を中心に多様な表現をミクスチャーして発進できる場所だったり、単純に言うと同じ趣味思考の人間の憩いの場所でもいいし。人として成長できる場所であってほしい。全然一言じゃなくてすいません。

──最後に自己紹介を。

下北沢CLUB Que:ライブハウスの運営全般をやっております~。自分でギターも弾くけど、映画作ったり、バイク作ったり、YouTubeも全部がロックだと思ってロックなら何でもやります。弱点はロック以外なにもできないこと…。

協力◎下北沢CLUB Que 二位徳裕氏

◆BUG HOLICオフィシャルサイト
◆下北沢CLUB Queオフィシャルサイト
◆YAMAHA Presents「全国のライヴハウスに訊いた “このアーティストを聴け”」まとめ
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