【インタビュー】花冷え。メジャーデビュー「世界に飛び出して宇宙まで花冷え。の曲を届けるぞ!」

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■ ユーモア、キャッチーさ、遊び心は大事にしたい

── インディーズでの活動の中でスタイルが確立されていって、今回のアルバム『来世は偉人!』でついにメジャーデビューですね。どんな1枚にしたいと思っていましたか?

マツリ:コンセプトアルバムということではないんですけど、今年は海外にライブをしに行く機会も多いので、「世界に飛び出して宇宙まで花冷え。の曲を届けるぞ!」みたいな意気込みでした。だから宇宙をテーマにしたところがあって、キラキラした感じの音が多めです。

── ラウドロックであると同時に、デジタルサウンドのダンスミュージック的な要素もかなり取り入れていますよね?

マツリ:はい。EDMも好きなので、そういうものも詰め込んだ感じです。

── 「今年こそギャル~初夏 ver.~」も、まさにラウドとEDMの融合です。パリピな感じかと思いきや、夏の屋外が苦手な感じが入っているのが独特ですね。

マツリ:私も、そういう感じですからね。夜型ですし。

ユキナ:がっつりパリピな感じじゃないのが、花冷え。らしいと思います。

ヘッツ:私は結構日焼けをしやすいタイプなので、ちょっと日に当たっただけで真っ黒になっちゃうんです。なるべく焼かないように頑張っています。

チカ:この曲はサビが裏打ちなんですよ。私は裏打ちが一番得意なので、ノリノリで叩ける曲です。

── お客さんと振り付けを一緒に踊って楽しめそうな雰囲気を感じます。

マツリ:まさにそういう感じのイメージですね。サビは特に。

ユキナ:フェスとかで初めて花冷え。のライブを観た人も身体が動いちゃう感じだと思います。《初夏初夏 EARLY SUMMER》《シャカシャカ マジ SUMMER》とか、海外のお客さんにも歌ってもらえる語呂感かもしれないですね。

マツリ:MVに結構ダンスの要素が盛り込まれているんですけど、サビは真似しやすいと思います。

ヘッツ:ライブでみんなで楽しく盛り上がりたいですね。



── 宇宙を感じるサウンドという点だと、ヘッツさんが歌っている「我は宇宙最強のインベーダーちゃんである」は、その方向を思いっきり炸裂させている曲ですね。

ヘッツ:マツリから送られてきたデモに《宇宙から交信★》って入っていて、音の印象も「めちゃめちゃ宇宙じゃん!」って思ったんです。「私が宇宙人という設定なんだな」って感じたので、そういうイメージで歌詞を書いていきました。

── こういう変化球もありつつ、ラウドも満載ですね。「Tales of Villain」が、ものすごくかっこいいです。海底で暮らす魔女を描いていますよね?

マツリ:はい。あの某作品の海の魔女です(笑)。物語に出てくる敵役のキャラクターにフォーカスした曲をやりたいとずっとユキナと話していたので、今回のアルバムで形にしました。

ユキナ:悪にも悪なりの正義があるというか。自分たちのことを悪とは思っていないですけど、少数派の反骨精神みたいなものを持ってバンドをやっていた学生時代だったんです。悪役にもそういうところがあるように感じていたので、いつか曲にしてみたかったんですよね。

── 「Warning!!」も、アグレッシブなサウンドですね。

ヘッツ:攻め攻めです。

チカ:ドラムに関しては、このアルバムで一番難しいです。

マツリ:私、ピックアップのEMGの音が大好きなので、ギターもガンガンに低音で攻めていますね。

── この曲を聴いて、みなさんに憧れる人がいると思いますよ。

ヘッツ:コピーして貰えたりしたら嬉しいです。

マツリ:花冷え。の曲のコピーは、大学のサークルとかで女の子と男性ボーカルでやってくれたりしていますね。

ヘッツ:海外の方も弾いてみた動画を上げてくれています。

── YouTubeのMVのコメントは、海外からのものが多いですよね?

マツリ:はい。大半が海外からです。

ヘッツ:たまに日本語をみつけると、頑張って翻訳してくれた海外の方からのコメントだったりします。

── 「TOUSOU」も国内外のラウドロック好きが盛り上がるサウンドでしょうね。『TOUSOUした織姫たちを探せ!』(7月7日に都内で開催した七夕スぺシャル企画)は、この曲から生まれた企画ですか?

マツリ:そうです。



── 都内某所に潜伏しているメンバーをファンが探し当てるって、なかなかユニークです。

マツリ:基本的に何でもありのバンドなので(笑)。

── ユーモアを大事にしていますよね?

ヘッツ:はい。普段の自分たちを自然に出していきたいんです。面白いことをするのが好きですからね。

マツリ:これまでもずっと等身大でやってきたので、ユーモア、キャッチーさ、遊び心は大事にしたいですね。ヘッツに歌ってもらったりもするのも、そういう自分たちだから出てくるアイディアだと思います。


── 今後、チカさんのキャラクターを活かした曲も出てくるんじゃないですか?

ヘッツ:期待しちゃいますね。

チカ:人前で歌うのは苦手なんですよ。カラオケに行っても歌わなかったりするので。

マツリ:そういうところを加味して、いろいろ考えています。

チカ:何をやることになるんでしょう?(笑)。

ヘッツ:まだ隠し持っている面がいろいろあると思うので、チカのそういうところを曲に反映できたらいいですね。

チカ:「ぶっ飛んだことを言う」ってよく言われるんですけど。

ヘッツ:斜め上の回答をすることが多いんです。

マツリ:「生まれ変わったらミジンコになりたい」って言ってたことがありました。

チカ:高校の時から思っています。私はいろいろ考え込み過ぎちゃうタイプなので、疲れちゃうんですよ。ミジンコは考え事が少なそうなので、楽だろうなあって。

ユキナ:ごはんを食べている時に急に体を揺らし始めて、「どうしたの?」って訊いたら、「美味しいから揺れます」って言ってたこともありました。美味しい時と楽しい時で、揺れ方が違うらしいです。

チカ:その揺れは、曲に活かせないでしょうけど(笑)。

── (笑)。自由な発想は、一貫して大事にしていますよね?

マツリ:そうなんだと思います。「どういうテーマでやりたいか?」ってユキナと打ち合わせをしながら曲を作ると、そうなっていくんですけど。

ユキナ:マツリが持って来てくれたデモに対して2人でテーマを決めていくことが、よくあるんです。「かっこいいデモ音源に対してどれだけ遊べるか?」っていうのは、いつも考えますね。レコーディングの時に歌詞を持って行って、「これ、どういうこと⁉」ってメンバーがざわざわするのを見ると嬉しくなります。

── 例えば「NEET GAME」も、メンバーのみなさんの反応がかなりあったんじゃないですか?

ユキナ:そうでしたね。この曲はNEETっていう言葉の意味をサビで歌っているんです。

ヘッツ:「ニートってそういう意味だったんだ?」ってなりました。



── 《Not in Education, 家家家 Employment or Training 自宅警備》は、音の響きとしても気持ちいいです。

ユキナ:歌詞も楽しんでいただけたら嬉しいですね。

マツリ:歌詞をじっくり見ると、二度楽しめると思います。

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