【ライブレポート】OverTone、全国ツアー完遂。次回ツアー決定+各会場限定新曲CD発売も発表

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OverToneが、7月30日に東京・渋谷WWWで<OverTone Live TOUR 2023「This is OverTone」>のファイナル公演を行った。ここでは、イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

◆ライブ画像

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「これがOverToneだ」という力強いタイトルが、伸び盛りのグループの大きな自信と野心をまっすぐに示している。メジャー1stフルアルバム『OverTone』リリースを記念した<OverTone Live TOUR 2023「This is OverTone」>が、7月30日、全国7ヶ所を巡ってファイナルの地、東京へ到着した。渋谷WWWを埋めた大勢のオバハン(ファンの呼称)たち、そして噂を聞きつけて初めて観に来た新しいファンたち。みんなまとめて幸せにする、今日はきっと忘れられないライブになる。

「ツアーファイナル、盛り上がる準備はできてますか。ついて来いシブヤ!」(アマノ)



1曲目「君はイタい」の豪快なイントロに乗せてアマノが叫ぶ。言われる前から準備万端のファンは満面の笑顔、手拍子、手振り、ペンライトでそれに応える。やる気満々のメンバーは1曲目からお立ち台に駆け上がって煽りまくり、「ハイウェイミュージック」「モンスター」では早くもタオル回し2連発でぐいぐい盛り上げる。アルバム『OverTone』の楽曲はライブを意識したアッパーチューンが多いが、いきなり効果はバツグンだ。

八上和希のリードで始まった「夏ミカン」は、テンポを落としてスウィート&メロディアスに。八上が最前列のファンの手を取って歌うと、アマノも負けじと目の前のファンに熱視線でアピール。“ごめんなさ~い”“メロメロ~”と、掛け声を入れるファンの歌詞把握度も完璧だ。ライブはファンと共に作るもの、OverToneのライブはその見本のようなグッドヴァイブスがあふれてる。


「今日はこの4人、会場にいる最高のみんなと最後まで楽しんでいきたいんですけど、行けますか!」(八上和希)

4人揃って軽快なステップを踏みながらの「Journey」、スウィートなラブソングの歌詞に合わせてGUCCHIと八上のキス未遂事件が勃発した「しあわせのうた」。OverToneはアゲアゲの曲も得意だが、ユーモアにあふれた心地よいハッピーグルーヴも得意技だ。ファン参加型のコール&レスポンスもたっぷりある。ここにいる誰一人置いて行かない、幸せ吸引力がハンパない。

ここから2曲は新しい試み、スタンドマイクを使ってのパフォーマンス。NOWAR The 匠(以下、匠)が先陣を切る「低空飛行」はお洒落でファンキーなヒップホップ/R&Bのスタイルで、アマノの艶やかなファルセットボイスがばっちりハマる。「笑うピエロ」はアルバム『OverTone』の中で最も大人びた色気と切なさを感じるバラードだが、ライブでの迫力は音源をはるかに超えてきた。親密な声で語り掛けるGUCCHI、まっすぐ素直に感情を届ける匠、完璧な音程でスキルフルに熱唱する八上、そしてアマノの心揺さぶるファルセット。OverToneが優れたソロボーカリストの集合体であることを、まざまざと見せつけるこれぞ名曲、名場面。

ライブ中盤のお楽しみは、ツアー各地で披露してきた「ご当地ソング」のアカペラだ。今日は東京・八王子出身のFUNKY MONKEY BΛBY’Sが歌った「告白」を、胸に沁み入る美しいハーモニーでしっとりと。熱くなりすぎたライブを一旦リセットすると、再びギアを上げて後半戦へ。アルバム『OverTone』の中でも、ファンキー&ロッキンなノリの良さで目立っていた「マジョリティズム」「マジ静粛に」の二連発は、ライブでの迫力がハンパない。そして「One less」は、新しくレゲトン風の踊れるリズムにチューンナップされたリミックスバージョン。ライブならではの骨太なリズムと美しいハーモニー、仕上がりは上々だ。


「決断することの大切さ、それに対する覚悟の大切さを歌った曲です」(GUCCHI)

GUCCHIの言葉に導かれ、深いメッセージ性をたたえた「Yesterday」から「陽炎」へ。『OverTone』の中でも屈指のエモーショナル&メロディアスなミドルバラード2曲の奥深さ、夕焼けのように美しいオレンジ色の照明の美しさ。そして「楽しい時だけじゃなく、苦しい時にもそばにいる音楽を、これからも一生懸命届けていきます」という八上の言葉と共に歌われた「M7」は、明るいアップテンポの中に限りない優しさと力強さを込めて。ファンが歌う恒例のコーラスパートが、いつも以上に深く強く響く。OverToneの歌を自分の歌として、歌詞を覚えている人がこんなにいる。泣いている人もいる。残すはあと1曲。

「OverTone、ゲットだぜ!」(NOWAR The 匠)

しかしOverToneのライブのフィナーレに涙は似合わない。「次の曲で最後です」「え~」からの決めセリフ大喜利大会で、匠の答えに全員がツッコミを入れる。ファンは爆笑。どんなに感動させても最後はきっとハッピーエンド、その役割を引き受けるラストチューンは、ただ平和に続いてゆくラブストーリーの尊さを歌う「幸福度指数」だ。笑っていたい隣で一生、辛い日もずっと一緒。メンバーとファンが全員で赤いペンライトを振る。ロッキンチェアに揺られるような心地よいリズムに乗って、温かい感情が会場を満たす。

アンコールはとことん明るく楽しく、「Have a nice day!!!」「Encore」で明日に余力を残さない全力疾走。そして嬉しい重大発表。次のツアー決定の知らせに、盛大な拍手が沸き起こった。12月10日に名古屋、16日に東京、2024年1月14日に大阪の3公演と、各会場限定の新曲のCD発売も決定した。

「全カ所ソールドアウトを目指して頑張ります!」と、八上の力強い言葉を会場いっぱいの大声援が後押しする。

「最後の曲は、みなさんのところへ行って歌ってもいいですか?」(アマノ)

これが本当のラスト。4人が客席に飛び込んで歌う「僕らの街」は、OverToneとファンとを繋ぐ絆のアンセムだ。メンバーとファンが同じ場所に並んで一緒に歌う、OverToneのライブはファンの帰る場所であり、メンバーの帰る場所でもある。最後の挨拶、マイクなしで八上が伝えた「これからも応援してほしい、じゃなくて、俺らも応援したい。応援しあいたいです」というセリフが、OverToneというグループの本質をズバリと表している。


「これがOverToneだ」という強い決意を掲げ、全国7ヶ所を駆け抜けたツアーは終わった。それぞれのボーカリストとしての成長だけでなく、煽り役を引き受けたアマノとNOWAR The 匠、歌に全力を注ぐ八上和希とGUCCHI、新しい4人のバランスもしっかりとハマった。メジャーデビュー2年目、OverToneの成長期はまだまだ続く。より大きな舞台で輝く日を目指して、楽しみは未来へと続いてゆく。

<Live TOUR 2023 「This is OverTone」>セットリスト

2023年7月30日(日)東京・渋谷WWW

00. SE_NEW
01. 君はイタい
02. ハイウェイミュージック
03. モンスター
04. 夏ミカン
05. Journey
06. しあわせのうた
07. 低空飛行
08. 笑うピエロ
09. マジョリティズム
10. マジ静粛に
11. One less-Remix-
12. Yesterday
13. 陽炎
14. M7
15. 幸福度指数
- Encore –
16. Have a nice day!!!
17. Encore
18. 僕らの街




https://overtone.lnk.to/thisisovertone

リリース情報

■Major 1st Full Album『OverTone』

2023年6月7日(水)リリース
CRCP-40658 ¥3,000(税抜価格 ¥2,727)
https://overtone.lnk.to/overtone
01. 君はイタい
02. 幸福度指数
03. マジョリティズム
04. 低空飛行
05. マジ静粛に
06. 陽炎
07. 笑うピエロ
08. ハイウェイミュージック
09. バックナンバー
10. Yesterday

ツアー情報

<OverTone Live Tour 2023-2024 >
2023年12月10日 (日)愛知・名古屋SPADE BOX
OPEN 16:30/START 17:00

2023年12月16日 (土)東京・渋谷WWW
OPEN 16:15/START 17:00

2024年1月14日 (日)大阪・なんばHatch
OPEN 16:00/START 17:00

・各会場限定。新曲(1曲)入りCDを販売。

▼チケット
席種 : 全自由
FC 4,000円 (税込) 一般 4,500円 (税込)
※整理番号付
※ドリンク代別

TOUR HP
FC最速先行受付中
https://overtone0906.com/contents/659343

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