マハラージャン、Billboard Live Tour完走＋ツアー＜奇跡＞追加公演をメジャーデビュー3周年記念日に開催

マハラージャンによる＜Billboard　Live Tour「ゴールデンタイム」＞の千秋楽が、8月18日(金)Billboard Live Tokyoで開催された。

1部、2部ともにソールドアウトの盛況で、＜ライブハウスやフェスと異なる楽曲アレンジ＞＜観客との濃密な時間＞をテーマに、会場に相応しいラグジュアリーな空間で音楽に酔いしれるまさに”ゴールデンタイム”な時間となった。

夏に相応しく、さざ波のSEが流れる中バンドメンバーが登場。最後に登場したマハラージャンの軽快な口笛が印象的なAORナンバー「波際のハチ公」（最新EP『蝉ダンスフロア』収録）から公演がスタート。続けて「いいことがしたい」「蝉ダンスフロア」と、メンバーソロをフィーチャーしたバンドアンサンブルで、徐々にグルーヴを紡いでいく。

最初のMCではそんなバンドメンバーを紹介。「イカれたメンバーを紹介するぜ」と、各メンバーを紹介する流れで会場のフードメニューも紹介。加えてこのツアーの為に考案された特製ドリンク“ゴールデンタイム”の紹介も忘れない。慣れない観客との距離感に戸惑いみせながら「それでは（拙いMCの）お口直しにこの曲をお聴きください」と、メロディーメーカーとしてのセンスが光る「噂のキャンディ」「遠回り」をやさしく丁寧に歌い上げた。

またカバー曲のパフォーマンスにも定評のあるマハラージャンが、「今回のツアーメンバーを決めたときからこの曲をやりたいと思っていた」と、真心ブラザーズ「SUMMER NUDE」を熱唱。続いてグランドピアノと歌のみというシンプルな構成で「eden」をジャズ・アレンジで披露し会場を魅了した。

そして、今回の＜Billboard Live Tour＞のために特別に用意した目玉企画のお悩み相談コーナー＜それって私のカンツォーネですけど＞では、事前に来場者より募った観客のお悩みに一問一答で答えていく。時に真面目に、時にウィットにとんだジョークを交えた回答に会場からは温かい拍手が沸き起こった。

いよいよライブは後半に突入。久々のライブ・パフォーマンスとなるGODIEGO「MONKEY　MAGIC」、そしてライブ定番の人気曲「僕のスピな人」でヴォルテージを上げ、最後は「セーラ☆ムン太郎」で手練れのバンドとクライマックスに相応しい濃密で華やかな演奏で本編を締めくくった。

鳴り止まないアンコールに応え、アンコール1曲目に披露されたのは、今年10月に九州地区で開催される国際サイクル・ロード・レース“マイナビ ツール・ド・九州2023”の公式テーマ・ソング「DREAM」。そして改めてアンコールへの感謝を伝えたマハラージャンから、今秋開催される全国ツアー＜奇跡＞の追加公演として、待望の東京公演決定のニュースが伝えられた。場所はZepp Haneda。「約3000人のキャパがあるので、ここにお集まりの300人の皆さんが一人10人連れてきてください」と冗談交じりに語った。なお、開催日となる3月24日は、自身のメジャーデビュー3周年記念日となる。

アンコール最後の曲は、「ゴールデンタイムの最後を締めくくるこの曲を聴いてください」との曲紹介から「何の時間」。イントロが始まると同時にステージ背景のカーテンが開き、夜景をバックにしたスペシャル・パフォーマンスでステージは幕を閉じた。

写真：中島たくみ