エイドリアン・ヴァンデンバーグ「僕のロック・ゴッドはジミ・ヘンドリックス」

元ホワイトスネイク／現ヴァンデンバーグのギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグが、英国BBCのラジオ番組『The Rock Show With Johnnie Walker』にゲスト出演し、自身の “ロック・ゴッド”について語るコーナーで、ジミ・ヘンドリックスの名を挙げた。

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ヴァンデンバーグはヘンドリックスを神と崇める理由について、こう語っている。「あの男は全てを持っていた。ヴァイブ、ルックス、カッコよさ、創造力を兼ね備えていた。彼が英国の音楽シーンに現れたとき、当時、音楽シーンを自分のものにしていた大物プレイヤーたち、エリック・クラプトンやジェフ・ベック、ピート・タウンゼントらを怖気づかせた。ヘンドリックスの演奏は本当に画期的で、現在に至るまで、若い世代にもの凄い影響を与えていると、僕は思う。僕が知る限り、どのロック・プレイヤーも直接もしくは間接的にジミの演奏に影響を受けている。ヘンドリックスが使っていたフィンガリング・テクニックがなかったら、エディ・ヴァン・ヘイレンやスティーヴ・ヴァイの演奏は違っていただろう」

「彼の音楽は不朽の名作で、僕は70年代と同じように今も楽しんで聴いている。ヘンドリックスのライヴを観る機会がなかったことを残念に思ってるよ。僕は若過ぎた。12歳くらいで、両親はアムステルダムまでの列車の旅は早過ぎるって考えたんだ。当時は、オランダの東部から西部へ旅するのは子供には大変なことだった」

ヴァンデンバーグは先週（8月25日）、マッツ・レヴィン（Vo）加入後初めて制作したスタジオ・アルバム『SIN』をリリースした。

来月18日はジミ・ヘンドリックスの命日で、彼が27歳の若さでこの世を去ってから、今年で53年が経つ。

Ako Suzuki