ミッジ・ユーロ、セックス・ピストルズ加入を断った理由「いまでいうワン・ダイレクションだから」

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元ウルトラヴォックスのフロントマン、ミッジ・ユーロは、70年代半ば、マルコム・マクラーレンからセックス・ピストルズに加入しないか誘われたが、断ったそうだ。

その理由について、ユーロは最近、英国の新聞『The Telegraph』のインタビューでこう説明している。「街中で、クラッシュのマネージャー(となった)Bernie Rhodesから声をかけられ、その後、マルコム・マクラーレンを紹介されたんだ。僕はふたりのことを知らなかった。でも、彼らは、僕が何をしているのか尋ねもせず、セックス・ピストルズに加入するよう誘ってきたんだ。本当だ。僕としたら、ちょっと尖ったベイ・シティ・ローラーズに加入するようなものだった。だから、断った。セックス・ピストルズはあの時代のワン・ダイレクションのようなものだった。マルコムはただ、ヴィヴィアン・ウェストウッドの服を着るお洒落な連中を探しているだけだった。作られたもの、企画ものだった。僕はそんなこと求めていなかった」

ユーロは60年代後半からバンド活動を始めており、声をかけられたときはシルクのメンバーで、そのすぐ後の1976年、シルクは「Forever And Ever」で全英1位を獲得した。

セックス・ピストルズはジョニー・ロットンをフロントマンに迎え、同年、「Anarchy in the U.K.」でセンセーショナルにデビューした。

Ako Suzuki
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