ポール・ロジャース「フレディ・マーキュリーの代わり、簡単ではなかった」

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2005~2006年および2008年にクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーと共にツアーを開催し、自身の曲に加え、クイーンの楽曲をパフォーマンスしたポール・ロジャースは、フレディ・マーキュリーの代わりを務めるのは簡単なことではないと実感し、終了後、前にも増してフレディのことを尊敬するようになったそうだ。

◆ポール・ロジャース画像

ロジャースは先月終わり、「TalkShopLive」の「The Rock N Roll Channel」にゲスト出演し、クイーン+ポール・ロジャースとして行ったツアーについて、こう振り返った。「ブライアンから、ただ楽しむために数公演やらないかって話が出たんだ。僕ら、テレビ番組で共演し、“All Right Now”と“We Will Rock You”をプレイしたところで、それが、しっくりきたように思ったんだ。それで、彼から“軽い気持ちで、数公演やろう”って言われたんだよ。僕は、フレディに多大なリスペクトの念を抱きつつ、それに乗り出した。終わったときには、もっとリスペクトしてた。フレディの代わりを務めるってどういうことなのか実感した。簡単な公演ではなかった。彼らには素晴らしい曲がたくさんあって、本当に本当に目からうろこが落ちるような体験だった」

「彼らは(それまでしばらく)ツアーをやっていなかったんだ。エルトン・ジョンやジョージ・マイケルといった素晴らしいゲストを迎え、1回限りのパフォーマンスはしてた。でも、そのラインナップでツアーはしていない。曲はあるのにツアーをやれるか確信が持てなかったんだ。僕はそんな彼らをツアーに連れ出した。そして、ファンは素晴らしかった。ビューティフルだった」

クイーン+ポール・ロジャースは2005~2006年にヨーロッパ、北米、日本で計60公演以上を開催。2008年にはアルバム『The Cosmos Rocks』のリリースに伴う<Rock The Cosmos>ツアーを行い、ヨーロッパ、南米、中東でさらに30公演以上を開いた。

クイーンは昨年春から、ウクライナの人々を支援するため、2008年9月に同国で開催したクイーン+ポール・ロジャースの公演の映像をYouTubeで公開し寄附を募っている。

ポール・ロジャースは9月22日、オリジナルの楽曲では約24年ぶりとなるスタジオ・アルバム『Midnight Rose』をリリースする。

Ako Suzuki



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