スクリーム、30年ぶりのアルバム・リリース告知直後にドラマーが死去

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アメリカのハードコア・パンク・バンド、スクリームのドラマー、ケント・スタックスが亡くなった。バンドはその前日、11月に30年ぶりとなるスタジオ・アルバム『DC Special』をリリースすると告知し、ファンを喜ばせたばかりだった。

◆スクリーム画像

メンバーは、9月20日、「今朝、ドラマーのベネット・ケント・スタックスが亡くなったことを伝えねばならず、胸が張り裂けそうだ。転移性がんを患っていた」と、Facebookを通じ訃報をもたらした。61歳だったと伝えられている。

スクリームは、1981年にスタックス(Dr)、ピーター・ストール(Vo)と彼の弟フランツ(G)、Skeeter Thompson(B)により結成され、1983年にファースト・アルバム『Still Screaming』を発表した。スタックスはその3年後に個人的な理由により脱退し、バンドはニルヴァーナ加入前の17歳だったデイヴ・グロールを迎え、1990年まで活動を続けた。

そして、2009年にオリジナル・メンバーで再結成を果たし、この秋ようやく、『Fumble』(1989年制作/1993年リリース)以来30年ぶりとなるニュー・アルバム『DC Special』が発表されることとなった。スタックスが参加するスタジオ・アルバムはサード・アルバム『Banging The Drum』(1986年)以来だった。

火曜日(9月19日)、新作からのリード・シングル「DC Special Sha La La」が公開された。通算6枚目となるアルバム『DC Special』にはデイヴ・グロール、フガジのイアン・マッケイ、バッド・レリジョンのブライアン・ベイカーらがゲスト参加しているという。

スクリームは10月終わりから北米ツアーの開催を予定している。

Ako Suzuki


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