ドン・ドッケン、術後4年経過もいまだ右腕が麻痺

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ドッケンのフロントマン、ドン・ドッケンは2019年秋に首と脊椎の手術を受けて以降、現在にいたるまで後遺症に悩まされているそうだ。右腕が麻痺したままだという。

◆ドン・ドッケン動画

彼は、YouTubeで配信中の『The Cassius Morris Show』のインタビューで、前作『Broken Bones』(2012年)から来月リリース予定の新作『Heaven Comes Down』まで11年も開いたことについて問われると、こう語った。「この5年、バンドにはたくさんのことが起きた。俺の右腕が麻痺し、俺はギターが弾けなくなった。曲を作ることができなかった。最悪だ」

「ギターを弾けずにどうやって曲を完成させられる? 俺は待って、待って、待ったよ。週3日ジムへ行き、理学療法を受けた。左手はなんでもない。右手が駄目なんだ。終わったよ。腕全体が麻痺してる。カップは持てる。それくらいだ。だから、術後は気が滅入った。“1年だ、あと1年、もう1年だ”って言われ続け、3年が経った。元には戻らなかった」

「手術室へ入るとき、俺は医者にこんな冗談を言ったんだ。“2つ頼みがある。俺を殺すな。麻痺させるな”と。半分は叶ったな。(右腕を頭の上にあげるのに)1年かかった。1年だ。足の一部もそうだったから、歩行器と杖を使ってた。いまでも杖はある。あまり使わないようにしているが、バンドの行く手は遮られたな」

さらに、ジョン・レヴィン(G)とクリス・マッカーヴィル(B)も怪我を負ったため、活動がままならなかったという。

もう無理かと懐疑的になった時期もあったが、時間をかけ、ようやく完成したという新作『Heaven Comes Down』は10月27日にリリースされる。


Ako Suzuki
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