ポール・ロジャース、数年間で13回も脳卒中に襲われる「歌うどころか喋れなかった」

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先週、約9年ぶりのニュー・アルバム『Midnight Rose』を発表したポール・ロジャースは、リズム・アンド・ブルース/ソウルのカヴァー・アルバムとなった前作『The Royal Sessions』(2014年)をリリースして以降、13回も脳卒中に襲われていたという。一時は歌うどころか、話すことさえできなかったそうだ。

◆ポール・ロジャース動画、画像

ロジャースと一緒に『CBS Mornings』のインタビューに応じた妻のシンシアさんは、「軽度の脳卒中が11回、重度のものが2回よ」と明かした。2016年と2019年に重度の脳卒中に襲われ、2019年のときは深刻だったという。

ロジャースは「正直言って、僕は何もできなくなった。喋ることもできない。すごく奇妙だったよ。頭の中で整理してから何か言うんだけど、口から出てくる言葉はその通りじゃなかった。“僕はいま何て言った?”ってなるんだ」と、振り返っている。

そして、声帯を傷つけるリスクはあったが、頸動脈血栓内膜剥離術を受け、幸い、それが上手く行ったという。時間はかかったものの、歌うことができるまでになったそうだ。音楽は間違いなく、回復の助けとなったというが、それでもニュー・アルバム『Midnight Rose』を「奇跡だ」と表している。

『CBS Mornings』のインタビューでは、当時のプライベート映像も公開している。


オリジナル・ソングによるアルバムとしては約24年ぶりの新作『Midnight Rose』は、9月22日にリリースされた。

Ako Suzuki
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