ロバート・プラント、「天国への階段」を歌ったのはチャリティ団体への多額の寄付が理由

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数年前、レッド・ツェッペリンの代表曲の1つ「Stairway To Heaven(天国への階段)」にはもう共感できないと話していたロバート・プラントが、先週末開催されたチャリティ・イベントで、16年ぶりに同曲を歌ったのには、正当な理由があったそうだ。

プラントは、元デュラン・デュランのアンディ・テイラーが、癌の啓発に尽力するThe Cancer Awareness Trustへの資金を集めるため、土曜日(10月21日)英国オックスフォードシャー州で開いたチャリティ・イベント<An Evening With Andy Taylor And Special Guests>に出演し、レッド・ツェッペリンの「Thank You」「Black Dog」「Stairway To Heaven」、およびドノヴァンの「Season Of The Witch」をパフォーマンスした。

プラントが「Stairway To Heaven」を歌うのは、2007年12月にロンドンで開催された<アーメット・アーティガン追悼公演>でレッド・ツェッペリンが一夜限りの再結成を果たして以来。『LED ZEPPELIN NEWS』によると、プラントがソロで「Stairway To Heaven」を歌ったのは初めてだったという。

<An Evening With Andy Taylor And Special Guests>で、プラントと共演したギタリストのKenwyn Houseは、『LED ZEPPELIN NEWS』のインタビューで、この稀な出来事が実現した理由をこう説明している。

「彼がこの曲を歌うことに、誰かが高値を付けたんだ。カルマのいい法則だ。6桁のお金がこのチャリティのために調達できた。たった1曲でね」


プラントは2019年、『Ultimate Classic Rock』のラジオ番組のインタビューで、「Stairway To Heaven」について「もちろん、いい曲だった。曲の構成、音楽面での構成はすごくいい。ヴォーカルがなくてもいける曲だ。優れた、優れた曲だからね。歌詞についていえば、いま、僕はあれに共感できない。ずいぶん前のことだから……。僕はもう、ああいった抽象的な一節を書くつもりはない。あの曲には素晴らしい部分がある。それには、いま振り返ってみても敬意を表する。ジミーの音楽の展開の仕方、ドラムのクライマックスへの到達の仕方、そして、その継続……、すごく美しい作品だ。でも、歌詞的には、ヴォーカルの面でさえ、いまの僕は“どうなのかな”と思う」と話していた。

Ako Suzuki
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