【速レポ】モンパチフェス<WWW!!23>、MONGOL800が3DAYSのトップ「いい天気! 最後の夏フェス、遊びましょう!」

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2009年から2年に1回開催されている<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!>。しかし2013年は台風直撃で中止になり、リベンジとして翌2014年に<13+14>として開催。そして2016年は3ステージに規模を拡大、さらに2018年には場所をヨミタンリゾートから豊崎美らSUNビーチ特設会場へ移転。2020年も開催を予定されていたがコロナウィルス感染拡大の影響で開催することができず、翌2021年にはコロナ禍のために敢えて規模をやや縮小させ、宜野湾マリーナ トロピカルビーチ特設会場にて<What a Small World!! 2021>を行なった。順風満帆ではない道のりだったと言えるかもしれない。しかし2023年は、コロナ禍の様々なルールも緩和され、5年ぶりに<What a Wonderful World!!>として開催されることになった。しかも今年は大規模な初の3DAYSだ。

◆ライブ写真

その初日となる11月3日(金/祝)、気温は昼前から30度に到達せんばかり。まさに南国・沖縄を体感できる気候だ。ビーチと青空と爽やかな風という、マイナスイオンもたっぷりの宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場。マングースSTAGEの一番手にして3DAYSのトップを務めるのは、<What a Wonderful World!!23>主催バンドであるMONGOL800。

13時、カチャーシーをフィーチャーしたおなじみのSEに合わせて起こるハンドクラップと歓声の中、踊りながら登場したキヨサク(上江洌清作/Vo, B)とサッシ(髙里 悟/Dr)とKuboty(サポートギター)。色は違うがそろいの柄のかりゆしウェアに身を包んだ3人は、演奏前からすでに満面の笑み。

「<What a Wonderful World!!23>、沖縄、遊びましょー!」──キヨサク



キヨサクの挨拶と共にMONGOL800はバンドサウンドをかき鳴らし、このフェスの幕開けにふさわしいナンバー「What a Wonderful World!!」でスタート。オーディエンスはハンドクラップはもちろん、腕を思いっきり振りながら、沖縄の太陽の光とMONGOL800のごきげんな曲を全身で浴びる。

2曲目「あなたに」では、曲の途中で「OKINAWA! ワッター!」と開催の喜びやみんなとの出会いにも感謝するキヨサク。さらに続く「Love song」では、サッシとKubotyは演奏しながらコーラスも歌い、会場を目いっぱいに埋めたみんなと表情でキャッチボールも繰り返す。太陽以上の輝きを感じ続けるMONGOL800でもある。

「でーじ、(客席が人で)いっぱいだし。改めましてMONGOL800です。5年ぶりの開催でございます。<What a Wonderful World!!23>。今年はマングースSTAGEから一発目、楽しんでいきたいと思います。沖縄の11月3日のこの天気はどうでしょうか? まだまだ夏をあきらめないで、最後の夏フェス、モンパチフェス、遊びましょう!」──キヨサク


サッシがリズムを刻む中、SCAFULL KINGのNARIとDOBERMANのシーサーもステージに登場。ホーンツインズのハッピーな音色と、キヨサクが旗頭になって巻き起こすコール&レスポンス。それに誘われるようにステージに出てきたのは、おなじみの粒マスタード安次嶺。そのまま突入した「OKINAWA CALLING」では、粒マスタード安次嶺がいつものピチピチな黒パンツと赤キャミソール姿で、激しいダンスやハンドサインで作るハートマークに、一気にオーディエンスの興奮を高めていく。高まっていく興奮と愛情。

「おかげさまでモンパチ、結成25周年を迎えることができました。支えてくれた沖縄、ありがとう。宴じゃ、宴じゃ!」──キヨサク

そう言葉も挟みながら、陽気なロックンロール「PARTY」で心地よく揺れるオーディエンスやMONGOL800と粒マスタード安次嶺。気持ちよく吹き出す汗が、太陽の光で輝き、夏フェスらしい光景が生まれるマングースSTAGEでもある。


「いい天気! ここから3日間、モンパチフェス、むちゃくちゃ楽しんで、遊んで帰ってください。おいしいご飯、おいしいお酒、おいしい音楽、楽しい音楽」──キヨサク

前半からファンが聴きたかった、観たかった曲の連続でもあったが、後半もその勢いで突き進むMONGOL800。バンドの存在を知らしめたナンバーのひとつ「小さな恋のうた」では、キヨサクが途中で「セイッ!」と合図すれば、会場全体から湧き上がる歌声が凄まじく、鳥肌ものの感動も作り出す。さらに「DON'T WORRY BE HAPPY」では、NARIとシーサーとKubotyのソロパートだけに留まらず、粒マスタード安次嶺のソロダンスまでもフィーチャー。楽しさと幸せと、観ているだけで誰もが元気になっていくライブだ。

そんなライブのラストを締めくくるのは「LAST PARADISE」。メンバー全員、楽器を置いて、沖縄民謡を反映させた舞や、フォークダンスも交えた踊りも炸裂。踊りながらステージを去るように見せかけておいて、再び踊りながら登場するなど、メンバー全員、はっちゃけ放題。地元沖縄で、で〜じ最高なステージを繰り広げたMONGOL800である。さあ、<What a Wonderful World!!23>が始まった!


文◎長谷川幸信
写真◎SARU(SARUYA AYUMI)

セットリスト

1. What a Wonderful World!!
2. あなたに
3. Love song
4. OKINAWA CALLING
5. PARTY
6. 小さな恋のうた
7. DONʼT WORRY BE HAPPY
8. LAST PARADISE

<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!23>





11月3日 DAY1
MONGOL800/04 Limited Sazabys/赤犬/かりゆし 58/きゃりーぱみゅぱみゅ/サンボマスター/湘南乃風/DIAMANTES/真志喜中学校軽音楽部/LOUD SPEAKER(普天間高校軽音楽部)
道ジュネー:新城青年会
11月4日 DAY2
MONGOL800/Creepy Nuts/D-51/TETORA/ハルカミライ/FOMARE/RIP SLYME/ROTTENGRAFFTY/WWW!! special session The BK Sound presents -Good Vibes Only
道ジュネー:江洲青年会
11月5日 DAY3
MONGOL800/ORANGE RANGE/KICK THE CAN CREW/島バナナーズ/DOBERMAN/HUSKING BEE/HEY-SMITH/WANIMA/WWW!! special session 島袋優(BEGIN)presents -Okinawa moon
道ジュネー:栄口青年会

2023年11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)
*雨天決行/荒天中止
@沖縄県 宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場(901-2224 宜野湾市真志喜 4-2-1)
開場11:00 開演13:00
各1日券【前売】一般 9,900 円(税込)|中高生 4,000 円(税込)
2日通し券【前売】一般 18,000円(税込)※11/3・4、4・5 券の2種
3日通し券【前売】一般 27,000円(税込)
※小学生以下はチケットをお持ちの保護者1名様につき、1名まで入場無料
※中高生チケットは1日券のみ、一般発売からの販売
[問]PM AGENCY
TEL:098-898-1331(平日 11:00-15:00)https://www.pmnet.co.jp
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