ラッシュのゲディー・リー、ニール・パートとの最後の会話「美しかった」

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ラッシュのフロントマン、ゲディー・リーが、2020年1月に亡くなった長年のバンド・メイト、ニール・パート(Dr)と最後に交わした会話の内容を明かした。

今週出版した自伝『My Effin’ Life』をプロモートし、トーク・ツアー<My Effin’ Life In Conversation>を北米で開催しているリーは、月曜日(11月13日)ニューヨークで行った公演で、癌の闘病中だったパートと最後に会った日について、こう振り返った。

「(最期の数ヶ月)ニールはラッシュのアルバムを聴き、分析していた。昔、作って以降、聴いていなかったものも聴き返していた。彼は、亡くなるまでに、僕らがバンドとして作ったもの、ほぼ全てを聴き返していた。そして、僕が最後に会ったとき……、彼は、僕らが一緒に作ってきた音楽をどれだけ誇りに思っているかって、話をしてくれたんだ。こういうことって話しづらかったりする。僕は感動したよ。そのとき、僕らはニールの家のバルコニーで座っていたんだ。再び、彼に会うことができるのか、わからなくなっていた時期だ」

「僕らはバルコニーで、家で過ごすことができ素晴らしいなんて話をしたり、インコたちが木々を飛び回っているのを目にし、鳥オタクの僕らはそれについて話していた。そしたら、彼が曲について語り始めたんだ。それらがどれだけ彼にとって意味があり、リズム・セッションとして僕らが一緒にやってきた日々が、どれだけ彼にとって重要だったかって話し、このことを僕は知っておくべきだと言ったんだ。僕はなんて美しいことだと思った」

ラッシュは、パートが引退したことで活動を休止したが、リーは最近、2022年9月に開催されたフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスの追悼公演で、アレックス・ライフソン(G)とゲスト・ドラマーたちとラッシュの曲をプレイしたことで、タブーだと感じていた想いが解き放たれたと話している。アフター・ショウ・パーティで、ポール・マッカートニーからライヴ活動を再開すべきだと言われたのも大きく、ラッシュとしてであれ、別のプロジェクトであれ、ライフソンと再びラッシュの音楽をプレイすることに前向きになったという。


Ako Suzuki
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