THE LAST ROCKSTARS、日本公演完走。サプライズゲストPATAとの「Rusty Nail」にも会場熱狂

THE LAST ROCKSTARSが11月21日から3日間にわたり、有明アリーナで＜THE LAST ROCKSTARS The 2nd Tour 2023 “PSYCHO LOVE”＞日本公演を開催した。

◆ライブ写真

1月から2月にかけて開催されたデビューツアーに引き続き、今回のツアーも会場は満員。新曲の披露や、世界的人気格闘ゲーム『鉄拳』とのコラボ発表、炎やレーザーの大迫力の演出など、THE LAST ROCKSTARSならではのパフォーマンスが行われた。


スペシャルゲストとして登場したX JAPANのギタリスト・PATAとのコラボステージでは、5人が「Rusty Nail」をパフォーマンス。YOSHIKIの「俺たちはバンドの垣根を、そしてあらゆる壁をぶち壊すために集まった」と魂を削るような声に応えるように、観客のペンライトで作られた「X」のサインが、会場全体を赤く染めた。この奇跡のステージは観客たちに大きな感動を届けた。


また、ライブでは「Tonight, The World Is Mine」と「MASTERY」が初披露された。「MASTERY」は、世界的人気格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの最新作『鉄拳8』のイメージソングに決定し、そのことがメンバーたちの口から伝えられた。メインスクリーンに映し出される『鉄拳8』の大迫力の映像と、4人のパフォーマンスに会場は息を呑んだ。



前回のライブに引き続き、メンバーそれぞれのソロアクトも。SUGIZOはHYDEの歌声をバックにバイオリンを演奏。MIYAVIはアコースティックギターを演奏したりと様々な表情を見せ、YOSHIKIはドラム、ピアノソロを披露した。


11月20日に誕生日を迎えたYOSHIKIを祝福する場面もあった。バースデーケーキが登場すると、会場からは溢れんばかりの祝福の声が飛び交い、メンバーに止められるほどケーキを頬張るYOSHIKIに会場は笑いの渦に包まれた。

MCでYOSHIKIは声を枯らしながらも、「生きてる間に、なんでもっと一緒に時間を過ごさなかったんだろうと思うこともある。だけど、こうやってコンサートがあって、仲間やファンのみんなもいる。ボロボロで血だらけの翼を俺たちは広げて飛び立つんだ。一緒に血だらけの翼を広げよう」と語り、「Red Swan」で本編を締め括った。


アンコールでは「SHINE」が披露され、観客が灯したスマートフォンのライトと、ミラーボールの光が会場を包みこむ。その中で観客が声を合わせて合唱し、感動的な光景を作り上げた。そして本公演のラストは、デビュー曲「THE LAST ROCKSTARS」。会場のボルテージはこの日の最高点に到達し、感極まったMIYAVIが涙を見せるほど、感動冷めやらぬまま幕を閉じた。


今回、YOSHIKIは、怪我や体調不良を抱える中での公演となったが、3公演を見事完走。首の手術の可能性が出てきているが、ステージ上では一切辛さを見せることなく、不安を感じさせないほどの力強いパフォーマンスを行った。THE LAST ROCKSTARSの今後の活動に、さらなる期待が集まる。