【ライブレポート】UNCHAIN、上質な演奏で観客魅了「最高でした。ピース！」

UNCHAINが、11月26日に東京・COTTON CLUBでワンマンライブ＜UNCHAIN - Red Magic – Vol. 2＞を1部と2部の2公演制で開催した。赤を基調としたシックで大人な空間と、UNCHAINの色気のある音楽がマリアージュし観客を魅了した。ここでは、イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

◆ライブ画像

今回も前回のコットンクラブ公演同様コーラスに多和田えみと中ノ森文子、そして、キーボード＆コーラスにdonnyを加えた豪華メンバーでのライブとなった。

照明が消えメンバーが登場すると、上質な空間に魅惑的な「Libyan Glass」が響き渡りショーがスタートした。



代表曲の一つである「Show Me Your Height」では谷川正憲（Vo, G）の圧倒的歌声とUNCHAINのグルーヴ感を見せつけ一気に会場のボルテージを上げる。今回ライブ初披露となる「Back In The Black」で観客は身体をさらに揺らし、息つく間もなく始まった「Underground Love」と「Dan Dan Dance!!!」でコットンクラブにダンスホールを完成させた。

ダンサブルなナンバーが続いた後は「baby baby」で大人な雰囲気を醸成した。「Life Is A Wonder」「Movin’ my soul」とミドルテンポの曲を繋げて演奏し、「Tonight’s The Night」ではコーラス隊の多和田えみと中ノ森文子がフィーチャーされ、谷川を含めた3人の歌声で包み込んだ。

アウトロでは長尺ギターソロが炸裂し、ミュージックラバーな観客からは大きな歓声が上がった。ここで谷川が「今日のライブは3つのセクションから構成されておりまして、ダンスセクション、先ほどの大人セクションそして最後はお待ちかね、カバーセクションです！楽しんで帰ってください！」と話すと、岡村靖幸の「SUPER GIRL」でカバーセクションが幕を開けた。


この日のための新カバーであるChaka Khanの「I Know You, I Live You」もUNCHAIN流アレンジが施され、曲の最後には吉田昇吾（Dr）のドラムソロで会場を沸かせていた。

セクション最後は丸の内に位置するコットンクラブでは欠かせない椎名林檎「丸の内サディスティック」のカバーで締め括った。3つのセクションが終わると11月1日に配信リリースされた新曲「Bloom」のイントロを優しくdonny（Key, Cho）が弾き始め、「結婚式場にいるつもりで聞いてください」という谷川の言葉通り、曲が終わる頃には会場全体が多幸感に包まれた空間に変わっていた。


最後は「Fresher」と代表曲「make it glow」で観客の笑顔と共にコットンクラブ公演を締め括った。

谷浩彰（B, Cho）が「1曲目から終わりたくないと思っていたけど終わっちゃいました。最高でした。ピース！」と叫ぶと、花束のような拍手が響き渡りメンバーはステージを降りた。


UNCHAINは今年最後のライブとして12月29日に旧友のBOYLEKUWAIのイベントへの出演が決定している。

撮影◎Asuka