Caramel's Guitar Kitchenから、漆塗りメイプル材のお箸登場

ボディやヘッドを取り囲むチェッカードステッチ塗装や、個性的なPUセレクト、下地からトップまでラッカーを用いた徹底的な手作りによって、高い評価をほしいままにしている福岡のハンドメイドギターメーカー、Caramel's Guitar Kitchen（キャラメルズ・ギター・キッチン）から、漆塗り高級お箸セットが販売開始された。

ギターブランドからお箸？と疑問符が飛び交うところだが、クラフトマンの片田タケシがギター製作時に出てしまう端材を有効利用できないかと思案の上、たどりついたものだ。もともと元ラーメン屋という異色の経歴を持つ片田タケシだけに、「ラーメンを掴みやすいお箸」を作りたいと考えたという。そこで福井県の漆箸および若狭漆工芸品メーカー兵左衛門に製作を依頼し、今回の完成へと至ったものだ。


突然のオファーにも関わらず、快く引き受けてくれた兵左衛門だったが、それも兵左衛門の代表浦谷氏がたまたまギター愛好家だったということが大きなポイントだったようで、ハンドメイドでありメイドインジャパンであるという両者は意気投合、ギターが縁となりプロジェクトが実現するというエモいストーリーとなった。漆は約1万年の歴史を持つ日本の伝統工芸だが、お互いのリスペクトが礎となったようだ。


箸先には、ラーメンをつかめるような特殊加工が施されており、「レッド」「ブラック」「グリーン」「オレンジ」「ブルー」の5カラーが用意されている。福岡のCaramel's Guitar Kitchenより送られてきた木材を兵左衛門が加工し、CGKのギターデザインを模したお箸と箸置きがひとつひとつハンドメイドで製作されている。木材はメイプルで、もちろん実際のギター製作に用いられた材の一部だ。

なお、兵左衛門は「お箸は食べ物です」と謳っており、その漆塗りはこの先、何年も使える安全性と耐久性に優れている。お箸はひとつずつロゴ入りの木箱にミニパンフとともに入っており、入学式や結婚式などのお祝い事、ギター好きな方へのプレゼント、海外からの観光客へのお土産、そして自分へのご褒美などにも最適だ。





◆販売：CGKオフィシャルオンラインショップ