マグナムのギタリスト、トニー・クラーキンが死去

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英国出身のハード・ロック・バンド、マグナムの創設メンバーの1人、ギタリストのトニー・クラーキンが1月7日に亡くなったとの悲報がもたらされた。77歳だった。クラーキンは先月半ば、稀な脊髄疾患を発症したことを明かし、当面、活動を休止すると発表したばかりだった。

マグナムは水曜日(10日)、クラーキンが短い闘病の末、家族に囲まれる中安らかに息を引き取ったと訃報を伝え、クラーキンの娘からの声明をFacebookに投稿した。

英国バーミンガムで誕生したクラーキンは、1972年にヴォーカリストのボブ・カトレイらと共にマグナムを結成。バンドは1978年にファースト・アルバム『Kingdom Of Madness』をリリースし、7枚目の『Wings Of Heaven』(1988年)で全英5位をマークした。

クラーキンは、カトレイと共に結成時からマグナムに在籍し続け、ソングライティングの要だった。これまでに22枚のスタジオ・アルバムを発表し、今週金曜日(1月12日)、最新アルバム『Here Comes The Rain』のリリースが予定されている。

クラーキンは12月18日、「この1年かそこら、俺はますます首と頭が痛むようになり、悩まされてきた。長い間、医者はその原因を見出せずにいたが、最近、判明した」「俺は、稀な脊髄疾患を発症していた。致命的なものではないが、人によっては退行する可能性があり、悲しいことに治る見込みはない。役に立つかもしれない治療はいくつかあるが、それらがどれほど効果的かはわからない。ツアー環境やエレクトリック・ギターの重さを踏まえると、春に予定していたツアーで、俺がプレイするのはまず無理だ」「これはマグナムの終わりではない。だが、未来はちょっと違ってくるかもしれない。だから、前へ進むにあたり、俺には何ができ、何ができないか見極めるまで、待って欲しい」「チアーズ、そして、君らにみんなにまたすぐ会えることを願ってる」との声明を出していた。

Ako Suzuki
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