JO1、INI、DXTEEN合同ライブ<LAPOSTA 2024>。総勢28名44曲、やりたいことを詰め込んだ大ボリュームのライブ
LAPONEエンタテインメントに所属するアーティスト、JO1、INI、DXTEEN3組による合同ライブイベント<LAPOSTA 2024>(読み:ラポスタ ニーゼロニーヨン)が、1月20日・21日の2日間にわたって神奈川・ Kアリーナ横浜にて開催され、計3.4万人を動員した。
◆ライブ写真
昨年に続き2度目となったライブチケットは即日完売。1日目には、ラ イブストリーミング配信も実施された。以下、2日間のライブレポートをお届けする。
モニターに映るのは<LAPOSTA 2024>の帆がなびく船と波のさざめく水の音。船が動き出すとステージの2階のスク リーンが開き、INIが登場。さらに、ステージ左右に垂らされた帆から6人の影が浮かび上がると、ライトアップとともに帆が降りDXTEENが現れる。そして最後にステージ後方からJO1が歩き出してくると、出演者総勢28名がいきなり大集合。3グループのファンが集結した大きな歓声が鳴り響く中、オープニングパフォーマンスで幕が開けた。
JO1のライブ名物となった「Trigger」のトランペット音が鳴り響くと、ブラックのジャケットに財宝のようなビジューやハートモ チーフが輝く衣装をまとい、扇状に火柱があがる熱いステージで勢いづける。続くDXTEENは高く飛び立つような振付が爽やかな「First Flight」を会場真ん中のステージで伸びやかにパフォーマンス。そしてINIが再び現れ、代表曲「FANFARE」のロックでワイルドなイントロが流れると、観客の掛け声とともに力強く盛り上げた。
DXTEENにバトンが戻ると、軽快なリズムが特徴的な「Unlimit」とデビュー曲「Brand New Day」を披露し、DXTEENらしいポップで可愛らしいノリで会場を温めた。続いて来週1月31日のリリースを目前に控える3rdシングルのタイトル曲「Snowin’」では、季節感あふれる雪景色を背に、ひだまりのような涼しくも温かみのあるパフォーマンスで会場を爽やかに包み込んだ。
INIは「BOMBARDA」「DROP」と彼ららしいサウンドの人気曲でクールに魅せつけると、オーディション(PRODUCE 101 JAPAN SEASON2)時のコンセプトバトルの楽曲「SHADOW」を11人のINIバージョンとして初めて披露。セクシーなこの楽曲を、当時に比べ増した色香を漂わせ、大人なパフォーマンスで魅せる。木村柾哉と西洸人による“Sh! SHADOW”では大歓声が沸き起こっていた。
JO1はライブパフォーマンスが久しぶりとなる「Move The Soul」「Design」「KungChiKiTa」で爽やか、セクシー、ワイルドとさまざまな表情を魅せていく。その後も各グループが変わるがわる登場し、ノンストップで18曲を歌い上げた。
ここでひと息、全グループがメインステージに集まりMCになると、それぞれのグループが挨拶。次の準備があるメンバーた ちがはけると、残された5人のメンバーは「ユニットとカバーやります!」と。期待が高まるなか、LAPOSTAの目玉のひとつでもあるユニットブロックがスタート。会場中央でDJ台の前に立つINIの西にスポットライトがあたり、観客を煽り、ダンスの印象が強い川尻蓮(JO1)がラップで登場すると、意表を突かれたフロアから大歓声が沸き起こった。
さらに、メインステージから“T・K”が「我が生涯に一片の悔いなし」と姿を現す と、カリスマ性あふれる3人が集合。このライブに合わせトラックやリリックを自分たちで制作したというオリジナルパフォーマンスを披露した。続いてダンスユニットでは画面にINIの松田迅が大きく映ると、8人のバックダンサーを従えダンスパフォーマンス。続いて後藤威尊(INI)が現れ、鍛えられたフィジカルによる芯の強いダンスを披露。
田中笑太郎(DXTEEN)は 初めてのソロステージにも関わらず堂々と長い手足を生かしたダイナミックなパフォーマンスを披露。3人で緩急あるダンスと 表情で引き込む中、クライマックスに向かうのかと会場の誰もが思ったその時、ラスボス田島将吾(INI)が登場し、不 敵な笑みを浮かべる。躍動感のあるカメラワークも相まった4人の息の合ったダンスパフォーマンスは会場を沸かせた。
意外な選曲となったOne Directionの「What Makes You Beautiful」は、JO1から白岩瑠姫、鶴房汐恩、INI から尾崎匠海、許豊凡、DXTEENから福田歩汰がスタンドマイクで歌唱。明るく爽やかなボーイズバンドのように、5人がそれぞれ個性あるボーカルで歌い上げ、会場を多幸感いっぱいの空間に。そして会場のペンライトがオレンジ 色に染まり、SMAPの「オレンジ」を歌ったのは大平祥生(JO1)、豆原一成(JO1)、木村(INI)、藤牧京介(INI)、大久保波留(DXTEEN)。それぞれの顔がモニターに映し出されるたび、大歓声が上がった。優しくしっとりと歌い上げたこの日唯一のバラードに、思わず客席からは拍手が巻き起こった。
メンバーの新たな一面をみることのできたあとは、ボーカルが得意なJO1の與那城奨がまさかのヒップホップユニットで登場。金城碧海(JO1)も自分のキャラクターを表現したリリックで盛り上げていく。まずはJO1の2人が3グループの長男として堂々とした風格でステージに上がり、場を熱く。そこにINIから池﨑理人、佐野雄大が加勢。初ラップ披露となった佐野は自身がラップを披露することを“天変地異”と表現した通り、会場は驚きの声が漏れた。得意の早口言葉でたたみかけたリリックに応えるかのように、池崎が続いていく。自身の生い立ちとINIとして京セラに立つことに対して語ったリリックが会場を呑み込む。
最後にダンサーを引き連れ現れたのは、DXTEENの谷口太一と平本健。いつもの幼くて可愛い姿とは一変して、自身の歌手としての思いをリリックに乗せ、ぶつけてくる。最後は6人でワイルドにステージのボルテージを最高潮に。そして最後にバンドセットを構えてJO1の河野純喜のボーカルからVaundyの「怪獣の花唄」を奏でると、会場が揺れるほどの大歓声が響いた。INIの髙塚大夢 がギター、JO1の佐藤景瑚がドラム、DXTEENの寺尾香信がキーボード、JO1の木全翔也がベースを務め、これまでで初めてのメンバーによるバンドに大熱狂。<LAPOSTA>だからこそできるカバーやオリジナルのユニットステージに会場は大興奮となった。
続くLAPOSTAのもう一つの目玉、各グループ同士の楽曲シャッフルブロックでは、DXTEENがINIの「SPECTRA」、JO1の「Dreaming Night」をカバー。JO1がINIの「Password」、INIがJO1の「MONSTAR」を披露し、互いのグループにリスペクトをもちながら、それぞれのグループなりにカバーパフォーマンス。
ライブも後半に差し掛かり、JO1はフォーメーションの美しい「Venus」を高くせり上がるセンターステージで魅せ、リーダーの與那城が「新曲持ってきました!」と「Your Key」を初披露。続くはこちらもライブでは初披露となる、「WOW WAR TONIGHT 〜 時には起こせよムーヴメント (JO1 ver.)」。誰もが知る名曲のカバーにお客さんも一緒に歌った。ステージを縦横無尽に走り回り、さらにはステージ上でかけっこもするなど会場全体を楽しませる場面も。
DXTEENは、リリースを控える3rdシングルから2曲を披露。たくさんのシャボン玉に包まれながら今年一年に対する期待感を 「Calendar」で表現。続く「Stars」は<LAPOSTA>が初披露。レトロでファンキーなサウンドはキラキラ輝く彼らの魅力を存 分に引き出している。続くINIは、韓国の大人気ダンスサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER2』のファイトテーマ曲として発表されたロックな楽曲「Busterz」を同番組に出演したAkanen氏による振付で初披露。続く「BAD BOYZ」「TAG」とたたみかけ、パワフルにステージを盛り上げた。
最後は、総勢28名がステージに大集合。JO1の木全が「吹けー!」とまとめあげると全員で「La Pa Pa Pam」をパ フォーマンス。INIの「Dramatic」「Rocketeer」やDXTEENの「Next」「Come Over」、JO1の「SuperCali」「無限大」などメドレーでつなぎ、本編のラストを大迫力に締めくくりました。
アンコールは、ライブグッズのフーディーやスウェットを個性いっぱいにアレンジした衣装で再登場。<LAPOSTA>のテーマ ソングとして17日にデジタル配信され、メンバーのJO1・河野&金城、INI・髙塚、DXTEEN・寺尾,&平本が作詞を手がけた初めての合同楽曲を観客とコミューニケーションをとりながら披露。
DXTEENの谷口は「なによりも2日間、僕たちはファンの皆さんから幸せをもらいました。ありがとうございました。」INI木村は「いつも温かい応援をありがとうございます。またこういった楽しくて幸せな空間を作りたいと思うので、僕たちもまた頑張っていきます」と話し、JO1豆原は「こんなに大きなステージに3組でライブができたこと、嬉しく思います。みなさんがいたから、今日このステージに立てています。ありがとうございました」と感謝を伝え、幕を閉じた。
44曲の大ボリュームでお届けした<LAPOSTA 2024>は、3組の所属アーティストが自身の希望ややりたいことを詰め込んだイベントで、ここでしか見られない怒涛のステージとなった。“パフォーマンス” と真摯に向き合い、さらには “楽しむ”ことにこだわった、JO1、INI、DXTEENの3組が魅せたライブは、それぞれのグループのさらなる飛躍の各所へと繋がった。
(C)LAPONE Entertainment
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