【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「スタジオモニター」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第134回のお題は「スタジオモニター」です。

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(C)Avel Chuklanov / Unsplash

スタジオモニター、またはモニタースピーカーは、音楽制作や録音の現場で使用される特殊なスピーカーのこと。その主な目的は、録音された音を可能な限り正確に再現することだ。

スタジオモニターと一般的なリスニング用のスピーカーとの主な違いは、その目的と機能にある。リスニングスピーカーは音楽を心地よく聴かせるためのもので、音を加工して再生することがあるが、スタジオモニターは録音している音や演奏されている音をチェックするために使われ、音を正確に再現することが求められる。

スタジオモニターは、音楽制作の現場だけでなく、自宅で音楽を作る人(DTM)にも重要なツールとなっている。また、原音忠実再生が行えるという利点は、アーティストの意図する音作りをストレートに表現することに直結するため、一般的なリスニング用途で使用しても面白いと考えられている。ただし音源を正確に伝えるため、アンプや入力装置の性能を正直に反映する。そのため、普通のスピーカーでは分からなかったアンプなどの欠点が出てしまうことがある。

以上のような特性から、スタジオモニターは音楽制作や録音の現場で重要な役割を果たしている。

文・編集部

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