【インタビュー】LEEVELLES、メジャー3作目のシングルに多彩な広がり「メンバーと進んでいく未来を信じたい」

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革新的なエンターテインメントをテーマに掲げ、ジャンルにとらわれないポップソングを作り続ける4人組ロックバンド、LEEVELLES。2023年8月にデジタルシングル「ヨルヲカケル」で、ついにメジャーデビューを飾った彼らが1月9日、メジャーデビュー後3作目となるデジタルシングル「明日は明日の風が吹く」をリリースした。

◆LEEVELLES(リーベルス) 動画 / 画像

TVアニメ『姫様“拷問”の時間です』のエンディングテーマとして書き下ろした同曲は、LEEVELLESとして初めて2ビートを導入したアップテンポのポップロック・ナンバー。ロックテイスト溢れるギターリフを鳴らした前作の「地獄の沙汰も愛次第」同様、メンバーそれぞれに持つ幅広いバックグラウンドが曲調の広がりに表れたことを印象付ける。

小川紘輔(Vo)、川﨑純(G)、宮地正明(B)、髙木皓平(Dr)を迎えて、楽曲「明日は明日の風が吹く」制作のバックグラウンドを深掘りする今回のインタビューでは、今一度、LEEVELLESの身上と信条を明らかにしながら、バンドが持つ可能性に迫る。


   ◆   ◆   ◆

■今まで届いてなかった層にも
■ちゃんと音楽が届いている


──メジャーデビューも含め、昨年2023年は精力的に活動してきました。

小川:まるで一般道から高速道路に入ったかのような怒涛の1年でした。改めて、時間を大切に使わないといけないと。メジャーデビューという貴重な経験をさせてもらうと同時に、たくさんの人達が自分達の活動に関わってくれるようになって、ライブにおいても楽曲制作においても、これまで届かなかったところに、チームとして辿りつけたのはうれしかったし、自分達のバンドとチームにものすごく可能性を感じることもできました。

川﨑:メジャーデビューが夏だったんですけど、その前後で全く違う1年でした。「ユレユレル (single ver.)」をリリースした後、「Step&Step!」でプレデビューしてから、「ヨルヲカケル」でメジャーデビューするまで、あまり表立った活動をしなかったと言うか、ちょっと潜っていた時期があったんです。その間に準備して、という活動がメジャーデビューをきっかけにバン!と勢いづいて、そのまま年末まで走り抜けた。バンドとしても、自分としても見つめ直すことを含め、その充電期間がしっかり深掘りできる時間になったので、すごく自信を持って走れた1年だったと思います。

髙木:正直、その一方で僕は、“俺達、自由にやりすぎて大丈夫かな⁉”と思った時もちょっとあったんです。でも、結果的に、もっともっと自由にやったほうがいいというか、自由にやれるんだってことがわかったことが個人的には2023年の一番の収穫でした。いろいろな人が応援してくれるんだから、自分達にとって一番エッジの立ったものというか、自分達が心からやりたいものを作っていけばいい。遠慮する必要はないんだって考えればわかることではあったんですけど、その感覚を改めて体で感じることができたと思います。

宮地:2023年頭では想像できなかったスピード感で、曲作りも含め、物事が動いていったんですよ。もちろん、それに対応できる力を蓄えていたつもりだったんですけど、メジャーデビューした当初は、“うわ、大変だ”と思ってました。年末を迎える頃には、そのスピード感にもすっかり慣れていたんですけど、同時に今後は、そのサイクルの繰り返しになるんだろうとも思って。さらにスピードが速くなって、そこに追いついていかないといけない。今年もいろいろなことをたくさんやるんだろうと思うんですけど、わくわくしながら、ちゃんと成長していきたいです。



▲ワンマン<地獄の沙汰もライブ次第>2023年12月6日@東京・BASE GRANBELL

──2023年の活動を通して、みなさんがしっかりと手応えを感じていることが今のお話から伝わってきました。そんな2023年の活動の総決算と言うか、集大成と言えるのが、2023年12月に開催したメジャーデビュー後初のワンマンライブだったんじゃないかと思うのですが、どんな手応えがありましたか?

川﨑:めちゃめちゃ楽しかったです。

小川:最初に出てくる言葉は、みんなそれだと思います(笑)。ライブそのものももちろん、ライブまでのプロセスも楽しかったんですよ。リハーサルを重ねながら、ぴりついたこともあったんですけど、それも含め、全部楽しめたのがよかったですね。

川﨑:本番までにレベルの高い準備をできたことが、バンドの成長に繋がったと思います。だから、当日はもう“とことん楽しもう!”という気持ちで臨めたんです。いろいろな人に関わってもらったので、僕らは音楽のことだけを考えればよかったんですよ。それはとてもありがたかったです。

──2023年はタイアップという形で、より多くの人に届けることをしっかりと考えながら、新曲を発表してきたと思うのですが、客席を見て、お客さんが増えたとか、客層が広がったとか感じられたんじゃないですか?

川﨑:そうですね。お客さんの数が増えたことはもちろん、YouTubeの再生回数もこれまでとは違う伸び方をしているので、多くの人に届いているという実感はありますね。

小川:ワンマンライブの時、お客さんにサイリウムを配ったんですけど、僕達の曲が本当に好きなんだということがステージから見ても、ちゃんと伝わるようなアクションをしてくれていて。ライブ中に、このバンドで走ってきてよかったと思いました。

宮地:ライブハウスに初めて来たと思しきお客さんが多かったのもうれしかったですね。今まで届いてなかった層にもちゃんと音楽が届いているってことだと思うんですよ。

髙木:幅広い年齢層の方が来てくれたんです。

川﨑:ライブをやるたび、客層が変化しているという実感はありますね。


▲小川紘輔(Vo)


▲川﨑純(G)

──そんな2023年の勢いを繋げて、さらに大きなものにしていくのが2024年。新年のスタートダッシュを決めるように1月9日に新しいシングル「明日は明日の風が吹く」をリリースしました。この曲はTVアニメ『姫様“拷問”の時間です』のエンディングテーマでもあるわけですが、書き下ろしなのでしょうか?

小川:書き下ろしなんですけど、実はその前にコンペがありまして。そこで僕らに決めていただいたんですけど、応募した曲から選んでいただいたわけではなくて、「こういう曲も聴いてみたい」という要望に応えて、新たに書き下ろしたんですよ。

宮地:たぶんサウンドや曲の雰囲気を気に入ってくださったんだと思います。

髙木:僕らに可能性を感じ取ってくださったんでしょうね。

川﨑:スケジュールはかなりタイトだったんですけど、それでもできると思っていただいたこともうれしかったです。

──コンペでは、どんな曲が求められていたんですか?

小川:メンバーそれぞれが原作マンガを読んでからコンペに応募する曲を書いたんですけど、特にこういう曲でという指定はなかったんです。なので、『姫様“拷問”の時間です』という作品とLEEVELLESを掛け合わせて、こういう曲が合うんじゃないかとイメージしつつ、おのおの曲を作ったんですけど、どれも明るい曲ばかりでした。

──最初に応募した曲は、「明日は明日の風が吹く」とは曲調、サウンドは違ったんですか?

小川:曲のテーマも含め、全然違いました。

川﨑:曲のジャンルもバラバラで。だからこそ、違う曲を聴いてみたいと思っていただいたのかもしれないです。実は「明日は明日の風が吹く」も最初に聴いてもらったものからアレンジはかなり変わっているんですよ。

宮地:僕達だけじゃなくて、大きなチームで作っていったんです。


▲宮地正明(B)


▲髙木皓平(Dr)

──大きなチームというのは、アニメサイドも含めて?

宮地:そうです。原曲のデモに対して、「こういう変化が欲しい」「こういう要素を足してみない?」というリクエストをもらって、“なるほど。おもしろい。そういう曲が求められているんだ”と思いながら、リクエストに応えて、もう一回投げて…。

川﨑:そういう必然的な流れでどんどん完成に向かっていったんですよ。振り返ってみると、刺激の多い、いい制作だったと思います。しかも原作者の春原ロビンソン先生が僕らのことをすごく気に入ってくださって、僕らの曲をいっぱい聴いていただいたみたいで。

小川:うれしかったねー。

川﨑:先生も歓んでくれるような曲にしたいと思いながら制作に臨んでました。実は僕、連載当初から原作のマンガの大ファンだったんですよ。だからアニメ化が決まった時も、“おぉ、楽しみだ”と思っていたら、コンペの話をいただけたのでめちゃめちゃ盛り上がったし、受かった時もめちゃめちゃうれしかったです。

髙木:メンバーの中で最古参のファンです(笑)。

川﨑:古参アピールをしてました(笑)。

小川:ずっと言ってるんですよ、「俺は最初から読んでた」って(笑)。

宮地:コンペの話が来た時からね。

川﨑:それぐらい好きな作品だったんですよ。まさか自分が読んでいた作品に関われるなんて思ってなかったので、“バンドをやっていると、こんなことがあるんだ”って制作中はとても幸せな時間を過ごさせてもらいました。

小川:(アニメの)第1期ってところがいいよね。初めてのアニメ化で、僕らの曲を使っていただけるってすごく感慨深いです。

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