ACIDMAN、映画『ゴールデンカムイ』主題歌リリース記念ライブに玉木宏のサプライズ登壇も

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ACIDMANが2月6日、TOKYO DOME CITY HALLで2024年初のワンマンライブとなる<New Single Release Live「輝けるもの」>を開催した。同公演は累計発行部数2700万部突破、各種漫画賞を受賞したコミックの実写映画『ゴールデンカムイ』の主題歌「輝けるもの」リリースを記念して行われたものだ。20年来の旧友・玉木宏もサプライズ登壇した一夜限りのスペシャルライブのオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆ACIDMAN 画像 / 動画

開演時刻を迎え、流れ出したのはいつも「最後の国」…ではなく、映画の予告映像だった。中身はもちろん、シングル「輝けるもの」が主題歌となっている映画『ゴールデンカムイ』のもの。映像が終わると改めてオープニングSEが流れ、観客たちがリズムを刻むクラップの中、メンバー3人が登場し、定位置につく。



1曲目はなんとこの日の主役であり、これまでライブで披露されることのなかった新曲「輝けるもの」だった。いきなり訪れた最初のピークにどよめく場内を、乱れ飛ぶ無数のレーザーと猛然と疾駆するサウンドが席捲。マッシヴなドラムと鋭く歪んだギター、寡黙ながら抑揚を司るベースとで静と動を織りなす3ピースサウンドの極地というべきサウンドと、“生きとし生けるものたち”の“またたきの命の光”を高らかに歌うリリックは、25年以上にわたって一つの命題に向き合い続けてきたACIDMANが、いま我々に明示するアンサーだ。

「こんばんは、ACIDMANです。TOKYO DOME CITY HALL へようこそ。最高の1日にしましょう!」──大木伸夫


この日のライブは、キャリアのあらゆるタイミングを行き来しながら、不変のテーマとバンドの進化、その双方を浮き彫りにしていくようなセットリストとなっていた。ポストロックやダンスミュージックを思わせる端正なリズムにフロアが波打ったのは「ストロマトライト」。強烈な逆光を背負いながら三位一体のストップ&ゴーでバンドのダイナミズムを知らしめた「波、白く」では大木が気迫のこもった歌声を響かせ、曲間で浦山一悟(Dr)も吠える。

「映画と同じく最後の最後まで見逃せないライブを作りたい」と意気込みを語った後の「Rebirth」「FREE STAR」「アルケミスト」というブロックでは、大木の穏やかな歌声やメロディアスな曲調に寄り添う佐藤雅俊のベースなど、ACIDMANのポップサイドの魅力をたっぷり堪能することができた。




「リピート」は、それまでアブストラクトなモチーフが映し出されていた背後のスクリーンに、木々や陽光といった実写映像を流しながらプレイ。温かでメロウな音像を、終盤にかけて迸るエモーションの渦が呑み込んでいくクライマックスを経て、続く「2145年」はMVとともに披露された。人類や生命がいなくなったと思しきディストピアな世界で一体のロボットとその視点を描く、ACIDMAN史上屈指の切ないストーリー性を帯びた映像である。この2024年の始まりに、生命の尊さや人間愛だけでなくその裏側にある業の部分にも目を向けてきた彼らが、映像付きでこの曲を演奏した意味に想いを馳せずにいられない。

そこから音を止めずに続けたバラードソング「愛を両手に」、さらにMCを挟んで「世界が終わる夜」へと至る流れは、この日のハイライトの一つであった。




「ここからもう一歩盛り上がって、もっと上を目指していくぞ!!」──大木伸夫

後半にかけては「輝けるもの」と通底する“輝いて” “その命で生き抜くんだ”というラインが登場する「夜のために」、ACIDMANのマスターピースであり続けている「ある証明」、初期の荒削りで剥き出しな曲調と成熟した今の演奏が融合する「造花が笑う」を怒涛の連打。138億年にも及ぶ宇宙の歴史、壮大なスケールの中で「あなたはあなたでしかない」というメッセージを添えた「ALMA」を経て、ラストは「Your Song」の力強く明快なロックサウンドで会場一体となって本編を終えた。そしてサプライズなアンコールへ。



「今日は、「輝けるもの」の発売ライブでもあるけど、『ゴールデンカムイ』の主題歌じゃないですか? 『ゴールデンカムイ』に僕の20年来の友だちが出てるんですよ。なんと…今日、来てくれました」──大木伸夫

との紹介から呼び込まれたのは、陸軍最強と謳われる第七師団の中尉・鶴見篤四郎役の俳優・玉木宏! 玉木宏が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手。これを受けて大木が語る。「やっぱりすごい人気だね! 絶対、俺の歓声の10倍くらい大きい(笑)。玉ちゃんとは20年前以上前のデビュー当時…玉ちゃんって呼んでるんだけど」と旧友の仲が伺えるトークを展開した。

「(鶴見中尉の)目つきと体の動きと…あれはどう練習するの?」──大木伸夫
「原作が好きだったし、まさか自分が鶴見中尉をやらせてもらえるとは思わなかった。やりたい一心だったのもあって、自然と沸き出てきた」──玉木宏
「今は玉ちゃんの目だけど、鶴見の目はマジで怖い! 俺の知ってる玉ちゃんじゃなかった。憑依してるというか、素晴らしかったです」──大木伸夫

とのトークに会場が笑いと熱気に包まれた。他にも若かりし頃の玉木のお酒の飲み方を大木が暴露するなど、気の置けない関係性が垣間見えるトークをしばし堪能することに。




そしてラストは、この日のライブのために映画『ゴールデンカムイ』の久保茂昭監督が制作したという特別映像を流しながら、もう一度「輝けるもの」を演奏。映画の印象的なシーンと、作中でもキーとなる“金”を用いたグラフィック、そして雪原や星空といった雄大な自然を背負いながら、それぞれの命を輝かせ生き抜く全ての人たちアンセムとしてひときわ輝かしく響き渡る光景は、ACIDMANの新たな代表曲誕生を告げていた。

なお、このライブ模様は、WOWOWで2月27日に独占放送・配信予定。当日のバックヤードにもカメラが潜入し、ドキュメンタリーを交えてライブをお届けする。番組放送に合わせて、『劇場公開記念!ゴールデンカムイSP』特集も編成されるとのことだ。


映画『ゴールデンカムイ』は1月19日より全国公開され、週末動員ランキング(1月19日~21日:興行通信社調べ)では、堂々のNo.1を獲得。そして2月4日までの公開17日間で観客動員数111万人、興行収入16.3億円を突破。鑑賞した観客のSNSでは、「原作ファンが求めてる実写化の正解がこれだと思う!」「キャスティングが完璧すぎる!」など絶賛の嵐が巻き起こっており、大迫力のエンターテインメント超大作映画として注目を浴びている。

文◎風間大洋
撮影◎Victor Nomoto - Metacraft/Taka“nekoze photo”/AZUSA TAKADA


■シングル発売記念ライブ<New Single Release Live「輝けるもの」>2024年2月6日(火)@TOKYO DOME CITY HALLセットリスト

01. 輝けるもの
02. ストロマトライト
03. 波、白く
04. Rebirth
05. FREE STAR
06. アルケミスト
07. リピート
08. 2145年
09. 愛を両手に
10. 世界が終わる夜
11. 夜のために
12. ある証明
13. 造花が笑う
14. ALMA
15. Your Song
encore
16. 輝けるもの

■WOWOW番組『ACIDMANワンマンライブ「輝けるもの」』

放送・配信:2024年2月27日(火)午後7:00
※放送終了後~1ヵ月間アーカイブ配信あり
[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
・収録⽇:2024年2⽉6⽇(火)
・収録場所:TOKYO DOME CITY HALL
番組ページ:https://www.wowow.co.jp/music/acidman

【特集:劇場公開記念!ゴールデンカムイSP】
▼2月27日(火)
午後7:00 ACIDMANワンマンライブ「輝けるもの」
午後8:30 絶賛公開中!映画『ゴールデンカムイ』公開記念特番 主題歌編
午後8:40 絶賛公開中!映画『ゴールデンカムイ』公開記念特番 完全版
※都合により、番組名、放送日時、内容を変更する場合があります

■シングルCD「輝けるもの」

2024年1月17日(水)リリース
配信リンク:https://acidman.lnk.to/shiningPR


▲初回限定盤

【初回限定盤(CD+DVD)】TYCT-39220 / ¥4,950(税込)
※紙ジャケット仕様
▼CD収録内容
1. 輝けるもの ※映画『ゴールデンカムイ』主題歌
2. 輝けるもの (Instrumental)
▼DVD収録内容
<This is ACIDMAN 2023>at Zepp Haneda (2023.10.30)
・to live
・造花が笑う
・FREE STAR
・Rebirth
・スロウレイン
・赤橙
・リピート
・季節の灯
・アルケミスト
・彩-SAI-
・Λ-CDM
・ALMA
・EVERLIGHT
・世界が終わる夜
・夜のために
・ある証明
・飛光
・廻る、巡る、その核へ
・式日
・Your Song


▲通常盤

【通常盤(CD)】TYCT-30143 / ¥1,320(税込)
※紙ジャケット仕様
▼CD収録内容
1. 輝けるもの ※映画『ゴールデンカムイ』主題歌
2. 輝けるもの (Instrumental)
3.「Rebirth」Live Track from <This is ACIDMAN 2023 at Zepp Haneda (2023.10.30)>
4.「ALMA」Live Track from <This is ACIDMAN 2023 at Zepp Haneda (2023.10.30)>





■『シングル「輝けるもの」発売記念 大木伸夫サイン会』

▼札幌
1月31日(水)19:00スタート
HMV札幌ステラプレイス イベントスペース
▼東京
2月11日(日)19:00スタート
タワーレコード新宿店 9F店内イベントスペース
▼大阪
2月18日(日)17:00スタート
タワーレコード梅田NU茶屋町店 店内イベントスペース
▼名古屋
2月19日(月)19:00スタート
HMV栄 イベントスペース

●イベント内容●
大木伸夫によるサイン会
※トークコーナー等はございません。
※ニューシングル「輝けるもの」のCDにサインを入れさせていただきますので、イベント当日は必ずCDをご持参ください。
※握手、プレゼント等はお断りさせていただきます。
●対象商品●
CD「輝けるもの」/2024年1月17日(水)発売
【初回限定盤(CD+DVD)】TYCT-39220 4,950円(税込)
【通常盤(CD)】TYCT-30143 1,320円(税込)

■<ACIDMAN LIVE in FUKUSHIMA 2024>

3月11日(月) 福島県・いわき市文化センター大ホール
▼チケット
8,800円(税込)
※6歳以上有料。お席が必要な場合は6歳未満も有料となります。
※ライブ収益は全額「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄付されます。

■全国ホールツアー<ACIDMAN LIVE TOUR “ゴールデンセットリスト”>

5月10日(金) 京都・ロームシアター京都 メインホール
5月19日(日) 北海道・道新ホール
5月30日(木) 埼玉・ウェスタ川越 大ホール
6月16日(日) 石川・金沢市文化ホール
6月28日(金) 愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
7月12日(金) 宮城・トークネットホール仙台 (仙台市民会館)
7月19日(金) 岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
8月11日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
8月16日(金) 福岡・ももちパレス

■映画『ゴールデンカムイ』

公開:2024年1月19日(金)全国公開/IMAX同時公開
▼出演者
山﨑賢人
山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 栁俊太郎 泉澤祐希/矢本悠馬
大谷亮平 勝矢/高畑充希
木場勝己 大方斐紗子 秋辺デボ マキタスポーツ
玉木宏・舘ひろし

原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:久保茂昭 脚本:黒岩勉
音楽:やまだ豊
主題歌:ACIDMAN「輝けるもの」(ユニバーサル ミュージック)
アイヌ語・文化監修:中川裕 秋辺デボ
製作幹事:WOWOW・集英社
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝
(c)野田サトル/集英社 (c)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

公式サイト:kamuy-movie.com
公式X(旧Twitter):@kamuy_movie
公式Instagram:@kamuy_movie
公式TikTok:@kamuy_movie


(c)野田サトル/集英社 (c)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

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