【俺の楽器・私の愛機】1551「目指した普遍、不変の愛」

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【Fender Japan Mustang MG69】(大阪府 名も無きわたし 39歳)


気づけば13年寄り添ってくれているフェンダージャパンのムスタングMG69。名前は“Ruby”。迎えてすぐペグをマグナムロックへ変更した以外、オリジナルの状態で使用したのはおそらく半年程度。もともと所持していた色違いのMG69とジャグスタングをステージにスタジオにと持ち込んでいる間に色々と弄っておりました。

フロントピックアップに手持ちの(ジャンクのフレッシャーだったか…から昔パーツ取りした)ハムバッカーを、リアはムスタングの弱点を補う方向で選んだディマジオ製に換装。そんなことをしている間に練っていた小さな構想のためにあれこれ探し回って見つけた鉄工所さんのサイト。

「個人での依頼も少ロットよりお受けします。まずはどんな事でも~~」といった旨の文言。

これは…!予め各寸法を測りグラフィックソフトでイメージ&プリントアウトで作っていた図案を添付の上、「クロムでこの図に沿った加工を一つ・・・お願いできたりしますでしょうか」。・・・何とも面倒かつ不躾な依頼でございます。

せっかくムスタング2本あるんだからコイツにはコントロール部に3wayトグルスイッチを付けたい、しかしトーンはバイパスしたくない……となると既成のプレートでは困難、そもそもキャビティ容量的に無理と判断し、それならばいっそビザールなルックスに!そう思い至っての依頼でした。

翌日、早々に鉄工所さんからの返信。ご快諾下さり、金額的にも目を剥く破格。今でもずっと感謝しております。トグルスイッチに役目をバトンタッチしたスライドスイッチを排除…といっても配線が通ってないだけでスイッチ自体は装飾として残しています。たまに痛いので内部にスペーサーを挟んで露出面を最小限に。

その翌年辺り、無駄を取り入れる欲?が出てキルスイッチを追加。ほぼ使っておりません。この頃、独立して始めた印刷業をいいことに、購入した1プライホワイトのピックガードにカートコバーン氏のメッセージをUV立体印字。それに伴いフロントPUもディマジオのシングルに新調。

せっかくムスタング2本あるんだから、と何を勢いづいたのか初めてのレリック加工にも初挑戦。といってもボディは業者さんへ依頼。ネックをセルフで。その際、ヘッドのFenderロゴをこそげ落として好みのスパロゴに代えているのですが、この無駄行為が個人的に一番のお気に入りポイントです。

このギターを迎える2年前から家族になったオカメインコがもうとにかくギター好き。私はそんな彼女(オカメインコ)を溺愛。パーラーギターなどつま弾くたびに私の左肩から腕を伝って降りてきてネックに鎮座、クチバシで変則リズム6弦モノトニック奏者に。中でもこのムスタングが一番のお気に入りのように感じたので、換羽期に落とした彼女の羽を挿すためだけに3・4弦にテンションバーを追加しました。

そこから数年後、せっかくムスタング2本あるんだからとリペア工房さんでブリッジを裏通しハードテイル仕様にしてもらいました。もともとシム角でテンション稼ぎはしており、では何故かと自問したところ単純に弦交換で楽したかったらしいです。今は結局(何が?)ストップテールピース仕様に落ち着きました。あくまで一貫してオリジナルプレートはそのまま土台に使っております。

色々としてきたこの“Ruby”、自身のジャンル趣向においてはオールラウンダー。愛着も実用性も抜きんでており現在もエレキの中で手にすることが最も多い個体です。

3年前に天寿をまっとうしたオカメインコ。名前はルビー。もちろん今も変わらず私は彼女を溺愛。貴女は常に心の中で生きている。

ゆくゆくはボディーカラーをルビーの赤い目、頬のオレンジ、薄く黄色い身体・・・チェリーサンバーストにリフィニッシュしたいな、などと思っております。






   ◆   ◆   ◆

これまたさり気なくも、なかなかコアな個性が際立つモディファイ・ムスタングが現れた。ぱっと見では気づきにくいですが、やはり最大の変更点はチューンOマチック+テールピースというブリッジでしょうか。弾き心地も鳴りも大きな変化があったことでしょう。ルビーちゃんの羽を飾るがためにストリングガイドを追加するという奇行も正義。理想スペックに向けて既存にないオリジナルプレートを特注するのも正義。スライドスイッチをそのまま残すのも正義。レリック加工も正義。でもラージヘッドにスパロゴをあしらうのは変態の証。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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