【インタビュー】マジカル・パンチライン、結成から8年間の思い出をTimeTree「公開カレンダー」で振り返る

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──山本さんは、昨年の2月18日に開催した7周年記念ライブ<LiVE PARK 2023 7th Anniversary All Songs Show 〜7転び→8起き☆〜>(外部サイト)も思い出深いそうですね。

山本:このライブは全曲披露だったんですよ。新たに覚えなくちゃいけない曲がたくさんあって、それも不安だったんですけど、何より最後まで体力が持つかめちゃくちゃ不安で。でもメンバーともその時点で2年一緒に活動してきていたし、ファンの方とも距離が近くなっていたので、心に余裕ができていて、体力面の不安も気にせずにライブができたんです。ちょっと自信になりました。それで、その日にZepp Shinjukuでライブをやることが発表されたんです。すごく楽しみではあったんですけど、漠然とした不安もあって。そこからZeppを満員にしよう、ソールドアウトしようと思ってまた改めて、アイドルとして頑張ろうと決意した日でした。

──最後は宇佐美さん。思い出深い日は、やはり2021年1月21日「新メンバー加入の日」(外部サイト)ですか?

宇佐美:えっと、21日ですよね。

山本:私たち、一緒にいたじゃん。

宇佐美:あ、リハだったよね?

山本:違うね、リハじゃないね。宣材写真を撮ったりしてたんだよ。

宇佐美:その数日前に、さっき話した“初めまして”をしたんですよ。で、21日はまだやっぱり壁があったんです。

山本:えっ~!?

宇佐美:21日の朝はね。撮影が終わって発表があってその後に、3人とマネージャーさんと一緒にご飯を食べに行くことになって。マネージャーさんが来るまで、ずっと3人でいたんですよ。その時にめちゃくちゃ話したんです。それまではリハでしか会わない関係だったから、お互いのこともよく知らないんですよ。名前しか知らない状態で、どんな人なのかなって思いながら一緒に筋トレとかやってたんです(笑)。正直、私よりお姉さんだから、ちょっと怖く感じる部分もあったし、どうやって加わっていけばいいのかわからなくて不安にも思っていて。でも、その時に話をしたら、意外と子どもっていうか(笑)。

一同:はははは(爆笑)。


宇佐美:珠ちゃんは4コ上で、花奈ちゃんは2コ上なんで、すごく大人だなって思いながら、その日までは過ごしていたんですけど、話をしたら、同じ目線というか、リハの期間中に同じようなことを感じていて。「やっぱり不安だよね」とか「これからどうなるのかな」っていうような話をしたんです。花奈ちゃんはもともとアイドルをやっていた期間があったけど、珠ちゃんと空来は初めてで、でもやっぱり新しいメンバーとしてマジパンに入るとなったら、気持ちはみんな同じなんだなって思って、そこでぎゅっと距離が縮まった気がするんです。だからすごく思い出深い日です。

──新メンバー3人が一緒にスタートラインに立てた日ということかもしれないですね。それと、2021年8月29日<@JAM EXPO 2020-2021>(外部サイト)。この日は、代打として横浜アリーナのメインステージに初めて立った日ということですが。

宇佐美:加入して初めての夏の<@JAM EXPO>だったんです。数日前くらいのタイミングで、出ることになったんですよ。体調不良で出られなくなってしまったグループがいて、急遽、マジパンに声をかけてくださって。私はそもそも<@JAM EXPO>のこともよくわかっていなかったし、いきなり大きなフェスのメインステージに立つことになって。もう想像もつかなかったし、広いステージを想定して、大きなリハスタでリハをしたんですけど、全然景色がイメージできなくて。ほんと未知の世界って感じでした。実際、ライブはうまくいかないことばっかりで。自分のことばかりで、メンバーを見る余裕もないというか……。でも、あの広いステージから見た景色はほんとに忘れられないです。今度は代打じゃなくて、最初から「マジカル・パンチラインにメインステージをお願いしたいです」って言われるくらい大きなグループになりたいって思います。それと、横浜アリーナでワンマンライブをやって、満杯の景色を見たいっていう将来の夢もできました。そんな夢の景色が見られたらほんとに最高なんだろうなってすごく思った1日でした。

沖口:マジパンとしてもメインステージは初めてだったんですよ。そこにまだほやほやの新体制で立つっていうのは、正直、お話をいただいた時には悩みました。不安もあるしやりたい気持ちもあるし。そもそも現状でメインステージが務まるのかも不安で、スタッフさんといろいろ話し合って、「ぜひお願いします」って答えたんですけど、新メンバーの3人だけじゃなくて、私と悠華もメインステージの経験はなかったので不安でしたね。とにかく、全員が緊張したステージでした。ただ、まだ自分たちのスキルがままならない状態で、あのステージに立つことができて、マジパンは1つ成長できたかなって思います。緊張もしたし、うまくいかなかったこともあったけど、それも含めて、あの時のマジパンなりに精一杯やって、できることを全部出し切れたと思うので。

──反省点も見つかっただろうし、大きなステージの魅力も感じたでしょうから、グループとしてモチベーションが上がったんじゃないですか?

沖口:めちゃくちゃ上がりました。私もあのステージに立った時の景色をめっちゃ覚えていますから。ステージの真逆の席まで満員の光景が目に浮かぶんですよ。ここにマジパンを目的にたくさんの人が集まってくれたら嬉しいなっていう気持ちにもなりましたし、メインステージにもまた立てるように頑張ろうという気持ちにもなりました。

──グループにとってエポックメイキングな日についても考えてきていただきました。まずは、2015年11月1日「佐藤麗奈 新グループとして特設サイトができた日」(外部サイト)。ここがスタートなので、印象深いですよね?

沖口:アイドリング!!!が全員卒業という形になった次の日に“佐藤麗奈の新グループが始動します”ってサイトが立ち上がったのが、11月1日なんです。ちょっとアンティークな雰囲気の地図の真ん中に佐藤麗奈が1人だけ立ってて、謎の日付のカウントダウンがされてて。私は当時に気になって見ていたんです。ただ、小山リーナ(現在は小山璃奈)と浅野杏奈、清水ひまわりはすでにオーディションで加入することが決まっていたんですけど、残りの1人が決まってなくて……だから私、この日の時点ではまだメンバーじゃないです(笑)。同じ事務所だし気になって見ていただけで。“うちの事務所、アイドルグループをやるんだ。私には声かかってないじゃん”って思ってました(笑)。でもやっぱりマジパンが始まったのはその日だし、私はそのタイミングでは関わってなかったですけど、その日に佐藤麗奈がマジカル・パンチラインを立ち上げてくれなかったら、今こうやってこの5人がステージに立つこともなかったので、大事な日だと思っています。

──続いては、2016年5月28日「渋谷マルイにて初パフォーマンス」(外部サイト)となっていますが、どんなライブだったんですか?

沖口:マジパンは、佐藤麗奈っていうトピックがあったので、デビュー当初から、アイドルグループの1年目とは思えないくらいみなさんにすごく注目をしていただいたんです。やっぱり麗奈は、アイドリング!!!の中でもアイドル性がすごく高かったので。この日の初めてのライブも、すごく注目していただいて。麗奈はもう慣れているからドシッと構えていたんですけど、他の4人が緊張しまくりでしたね。それで、その時のステージって、特設だったんで、ほんとにちっちゃいものだったんですよ。普通、アイドルのステージって、立ち位置の番号が“3・2・1・0・1・2・3”って書かれているんですけど、2番までしかないし、奥行きも会議室のテーブル2つ分くらいしかなくて。5人が1列に並ぶことすらもままならないくらいのステージでデビューしました(笑)。でも、そこがすっごく広く感じるほど緊張していましたけど。たくさんの人がマジパンを観たいって集まってくれたんで、めちゃめちゃ緊張してしまって、正直、記憶が飛んでいます(笑)。でも、その日が、マジパンがアイドルとして始動した日なので、これも大事な1日だと思いますね。

──さらに、2022年9月24日のハロウィンツアー仙台公演(外部サイト)も、大事な日として挙げてくださいましたが、この日は何があったんですか?

沖口:私、その日のライブに参加してなくて。ツアーの初日から体調不良で、その日までに復活できなかったんです。正直、ギリギリまで出ようと思っていたんですけど、気持ちに身体がついていかなくて、出れなくなってしまって。それまでのマジパン人生の中で、ライブを休んだことがなかったので、初めてのことでした。でも、この4人だけで超直前に頑張って振り入れしてくれて。それで4人でステージに立ってくれたんですよ。その後、大阪公演で私は復帰したんですけど、その時にはみんなが一回り大きくなっていました。

吉澤:仙台で牛タンを食べ過ぎたんですよ(笑)。

沖口:ははは(笑)。でも、みんなにとっても、あの仙台公演が、いろいろ考えるきっかけにもなったと思うし、成長するきっかけにもなったと思います。なので、あの時、みんなはどう思っていたのか聞きたいなと思って、この日は私が挙げさせてもらいました。

吉澤:優奈ちゃんがいないっていう経験をしたことがなかったので……普段は全部優奈ちゃんがまとめてくれていて、優奈ちゃんがいるからこそのこのメンバーみたいな感じだったんですよ。ほんと、どうしようって思いました。でも、私も2番目に年上なので、優奈ちゃんの代わりのリーダーみたいな感じで、リハでも「この曲やるよ」みたいにやってました(笑)。

山本:普段はそんなにテキパキしてないんですよ(笑)。

吉澤:人をまとめたりするタイプじゃないので。優奈ちゃんもたぶん、私がまとめているなんて思ってなかったと思う。あの時が初めてですよ、そんなことしたの。でも一応、3人の先輩でもあるので、優奈ちゃんのパートをみんなに振り分けたり、立ち位置を変えたり、直前だったんですけど、みんなに「頑張ろうね、頑張ろうね」って言いながらやっていました。プチリーダーが誕生しました(笑)。

沖口:私が休むことになって、正直、悠華がまとめるなんて1ミリも思ってなくて。そのリハが終わったタイミングでスタッフさんから連絡をいただいて「吉澤がちゃんとみんなのことをまとめながらリハをやってくれた。4人のフォーメーションも悠華が考えてくれた」って聞いて、意外過ぎてびっくりしたし、不覚にも泣いちゃいました。休んでいてこんなこと言うのもあれですけど、すごく嬉しかったです。悠華はそんなに頼りになるメンバーに成長したんだなって。

吉澤:でもほんとにそのライブで優奈ちゃんの存在の大きさを改めて感じましたね。やっぱり普段とは違うライブだったんで、すごく疲れました。終わった後に食べた牛タンは、今まで食べた中で一番美味しかったです(笑)。

──牛タンは本当に食べに行ったんですね。

吉澤:食べました! 大きくなって大阪公演で再会しました(笑)。

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