キッス、楽曲とブランドの権利を売却

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昨年12月にラスト・ツアーを終えたキッスが、楽曲のみならず、バンドのブランド、私的財産の権利等をスウェーデンのエンターテインメント会社Pophouse Entertainmentへ売却したという。

正式には明かされていないが、3億ドル(約454億円)を上回る契約が交わされたのではないかと推測されている。

Pophouse Entertainmentは、2014年にABBAのビョルン・ウルヴァースが共同設立。ABBAのヴァーチャル公演、アヴィーチーのミュージアムなどを手掛け、この先開催予定のキッスのアバター公演も企画している。

キッスの創設メンバーの1人であるジーン・シモンズ(B)は、「売却って言葉は好きじゃない。これはコラボレーションだ」「自分らが創り出したものに対する信認義務を放棄するとしたら、それは怠慢だ」とAP通信に語り、「子供は育ち、結婚かなんかする。だが、子供が母親と縁を切ることはできない」と、BBCにコメントしている。単に手放すのではなく、この先もキッス・ブランドの発展やヴァーチャル公演には密接に関与していくという。

Ako Suzuki
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