【ライブレポート】倉木麻衣、デビュー25周年記念北京2days公演に大合唱「一緒に歌おう！」

倉木麻衣が11月29日(金)と30日(土)の2日間、デビュー25周年記念＜25th Anniversary 倉木麻衣 Live Project 2024 “Be alright !” in Asia＞として中国・北京公演を行った。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆倉木麻衣 画像

＜25th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2024 “Be alright！”＞を冠して開催中のデビュー25周年記念公演は、10月の中国・広州公演と11月の大阪公演、そして今回の中国・北京公演に加え、来週12月7日に控えた東京公演と、全てがチケット販売開始数分で即完売となっており、北京2days公演はわずか1分で即完したという。


公演前日の中国・北京首都国際空港には、2019年の20周年ツアー以来、5年ぶりに北京に訪れる倉木の姿を一目見ようと多くのファンが詰めかけた。熱烈歓迎は5年経っても変わらず、倉木もその熱い想いに目一杯応えようと、ファンからもらったパンダの被り物を頭に被って集まったファンと記念撮影し、中国語と英語を交えながら感謝の気持ちを伝えた。

現地のファンから大きなパワーをもらって迎えた北京公演は、幻想的な雰囲気のステージに倉木が登場すると、会場を埋め尽くした観客から大きな歓声が上がった。衣装チェンジの度に熱狂は加速し、会場のボルテージがどんどん上がっていく。


「尊敬する皆さん、一人一人見えてますよ！ 今日は皆さんもこのライブの主人公です！」と、MCでは中国語で伝えると、ファンから感動の声が溢れた。公演の中で何度も「皆さん、楽しんでますかー？」と中国語で問いかける姿に、いつでもファンを想いやる倉木らしさが表れていた。

特に「Secret of my heart」など、中国でも人気の『名探偵コナン』テーマソングを披露した際の爆発ぶりが圧巻だった。倉木の「大家一起唱 (一緒に歌おう！)」という声がけに、会場中のファンが日本語で大合唱し、いかに彼女の楽曲が国境を超えて愛されているかが伝わる瞬間となった。

このほか、中国では誰もが歌えるヒット曲「画心」の日本語カバー曲「儚さ」など、大阪公演では披露されなかったアジア公演限定楽曲も披露。そして、2023年リリースの「Unraveling Love 〜少しの勇気〜」は、早口の歌詞が印象的な日本語詞にも関わらず、サビを中国語で披露し、訪れたファンを大いに喜ばせた。


さらに2日目のアンコールラストの曲では、中国ならではの着席指定のライブだったが、興奮が抑えきれない観客が1人また1人と立ち始め、最後は総立ちに。ファンのその熱い想いに感激し、いつもに増してステージを右へ左へ駆け回っていた倉木は、なんと締め直前に派手に転び2回転するというハプニングも。「だいじょうぶ〜!?」と日本語で声をかける観客に、OKポーズで応えた倉木だった。

“何があっても大丈夫”というメッセージを込めて、倉木が名付けた今回のライブタイトル＜Be alright！＞と、タイトルロゴに入ったOKポーズをハプニングにより偶然にも体現しつつ、2日間の公演を大成功のうちに締めくくった。


終演後の楽屋出口には、会場を出る倉木を待つファンが初日は500人以上、2日目には2000人近くが集まり大混雑に。ライブの興奮そのままに「Mai-K！Mai-K！」と呼びかけるファンに応え、倉木もファンの元に近づき、身振り手振りで感謝の想いを伝えた。

北京2Daysで2024年内のアジア公演を終えた倉木は、デビュー25周年記念日前日の12月7日(土)に東京ガーデンシアターにて2024年ラストの東京公演を行う。また2025年は、2月15日(土)と16日(日)に台北2Daysが決定しているほか、シンガポールや香港などでの公演も検討しているとのことだ。

撮影◎達川範一