【速レポ】<REDLINE>MY FIRST STORY、熱波で充満するBEGINNING STAGE「捨てたもんじゃねえだろ?」

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昨日12月7日のTHE ORAL CIGARETTESピンチヒッターに続いて、2日間出演となったMY FIRST STORY。今日はBEGINNING STAGEのトリである。

◆ライブ写真

昨日12月7日のTHE ORAL CIGARETTESピンチヒッターに続いて、2日間出演となったMY FIRST STORY。今日はBEGINNING STAGEのトリである。

フロアを埋め尽くしたオーディエンスが今かと待ち受けるなか、SEが鳴り響き、Teru(G)、Nob(B)、Kid'z(Dr)がヘヴィな音を鳴らし始める。そこに登場してきたHiro(Vo)が「楽しんでるか!」と気合いの入りまくった声を上げ、「虚言NEUROSE」を歌い出した。「おい、今日ラストだぞ! 思いっきりかかってこい!」Hiroの気迫が伝播するように、フロアからシンガロングの声が上がる。ここまで数々のライブで声を嗄らしてきたはずのオーディエンスだが、まだまだエネルギーは残っているようだ。


続く「ALONE」でも気持ちのこもった歌を届けるHiro。バンドの演奏もガツンと塊のように響いてくる。そしてこの曲でもホールを揺らすオーディエンスの声。すでにとんでもない光景が生まれているが、Hiroは「聞こえねえぞ、<REDLINE>!」とさらに煽る。自身の物語、<REDLINE>の物語、そして仲間たちの物語。さまざまな思いを背負って立つこのステージで、MY FIRST STORYのパフォーマンスはどんどん熱く、前のめりに進んでいくのだった。そしてここで投下されたのが「不可逆リプレイス」。「幕張メッセ! 一瞬の隙も与えないから、しっかりついてこいよ!」と叫ぶHiroの言葉にオーディエンスが沸き立つ。手拍子が鳴り響くフロアにHiroは「一緒に歌ってくれるか?」と語りかけ、幕張メッセにまたしても大合唱が鳴り響いた。


4曲を終え、「5年ぶりになりますね、幕張メッセでの<REDLINE>。僕らがバンドを始めたときからお世話になっているKTRこと鈴木健太郎が作った音楽フェス。このステージのトリを務めることができたこと、嬉しく思います」とHiro。昨日のステージに触れ、「今日はちゃんとMY FIRST STORYとして、もらった時間を無駄にせず全力でぶつかっていきたいと思います」と頼もしい宣言を繰り出し、本日のセットリストは鈴木のセレクトによるものだと明かすと、オーディエンスからも歓声が上がった。「ファイナルにふさわしい曲が並んでいるんじゃないかと思います」というHiroの言葉通り、その後もライブは全曲クライマックスのような濃さで進んでいくのだった。

後半戦、まず演奏されたのは「CHiLD -error-」。スケールの大きなサウンドのなか、Hiroのエモーショナルなボーカルが鮮やかに広がっていく。そして「まだまだ元気残っているよな!」とオーディエンスを煽り立てながら「MONSTER」へ。Nobの「跳べ!」の声に人波がぐわんぐわんと揺れる。ステージを降り、そのフロアに分け入っていったHiroが柵の上に立つ姿がスクリーンに大写しになると、フロアの興奮はさらに加速していった。



そんななか、Hiroが「俺たちだけじゃ荷が重いからさ」とスペシャルゲストを呼び込む。ステージに飛び込んできたのは、この日何回目の登場となるのだろう、とにかく引っ張りだこのJESSEである。披露されるのはもちろん「アンダードッグ feat. JESSE」。タンクトップ姿の彼がフロアを挑発しながらラップを繰り出し、「幕張、かかってこいよ!」と叫ぶ。そこにHiroの歌が重なり、バンドのラウドなサウンドがさらなるパワーを加えていく。JESSEというウェポンの使い方といい、そもそものHiroの気合といい、とにかく遠慮なし、持てるすべてを注ぎ込むようなライブだ。それだけMY FIRST STORYにとってこのフェス、このステージはかけがえのないものなのだろう。その思いがステージ全体から熱波のように吹き出してこちらの身体にぶつかってくるようだ。

そしてその勢いのまま、あっという間に最後の曲「REVIVER」へ。Kid’zが一心不乱にドラムを叩き、Teruは全身全霊でピックを振り下ろす。Nobは頭を振りながら怒涛のプレイを見せつけている。そしてHiroの声。そこにオーディエンスの声がまたしても重なる。「これが、あのときバカにしてたバンドだぞ、<REDLINE>! 捨てたもんじゃねえだろ?」。Hiroのそんな言葉とともに曲はラストのサビへ。歌い終えたHiroはすべてを出し切ったような表情で、息を切らしながら興奮の余韻が充満するフロアを見渡したのだった。


文◎小川智宏
写真◎小杉歩

セットリスト

[BEGINNING STAGE]
1. 虚言NEUROSE
2. ALONE
3. 不可逆リプレイス
4. CHiLD -error-
5. MONSTER
6. アンダードッグ feat.JESSE
7. REVIVER

■JMS主催<REDLINE ALL THE FINAL>

12月7日(土) 千葉・幕張メッセ 国際展示場 9-11ホール
12月8日(日) 千葉・幕張メッセ 国際展示場 9-11ホール
open9:00 / start10:30 / 終演予定22:00

▼12月7日(土)出演アーティスト
ACIDMAN、Age Factory、ALI、ASP、Awich、bacho、FAT PROP、FOMARE、go!go!vanillas、HERO COMPLEX、KOTORI、MONGOL800、MY FIRST STORY、PEDRO、RIZE、SATOH、SIX LOUNGE、THE FOREVER YOUNG、TETORA、tricot、w.o.d.、WurtS、04 Limited Sazabys、クリープハイプ、サンボマスター、ハルカミライ、東京スカパラダイスオーケストラ、優里
▼12月8日(日)出演アーティスト
AFJB、BLUE ENCOUNT、coldrain、Crossfaith、Crystal Lake、CVLTE、Dragon Ash、dustbox、EGG BRAIN、ENTH、FACT、Fear,and Loathing in LasVegas、FOR A REASON、HEY-SMITH、MAN WITH A MISSION、MONOEYES、MY FIRST STORY、NOISEMAKER、Northern19、Paledusk、ROTTENGRAFFTY、SHADOWS、SHANK、SiM、The BONEZ、SPARK!!SOUND!!SHOW!!、TOTALFAT、WORSTRASH、マキシマム ザ ホルモン

■REDLINE ALL THE FINAL PROJECT “REDLINE DREAM BAND”

2024年12月6日(金)配信開始
※デジタルシングル
▼Vocal
Adam Graham (FACT)
AG (NOISEMAKER)
GEN (04 Limited Sazabys)
Hiro (SHADOWS / FACT)
細美武士 (MONOEYES)
庵原将平 (SHANK)
Jean-ken Jhonny (MAN WITH A MISSION)
Jesse (The BONEZ / RIZE)
JOEY (EGG BRAIN)
Jose (TOTALFAT)
Kaito (Paledusk)
笠原健太郎 (Northern19)
Kenta Koie (Crossfaith)
Kj (Dragon Ash / The Ravens)
MAH (SiM)
Masato (coldrain)
N∀OKI (ROTTENGRAFFTY)
NOBUYA (ROTTENGRAFFTY)
Suga (dustbox)
▼Guitar
Kazuki (SHADOWS / FACT)
YD (Crystal Lake)
Daidai (Paledusk)
▼Bass
チヨ (SPARK!!SOUND!!SHOW!!)
▼Drums
Tatsuya (Crossfaith)
▼Special Thanks
169 イチロー, タクマ, タナカユーキ (SPARK!!SOUND!!SHOW!!)



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