【レポート】[Alexandros]、2025年初ライブでドラマ『プライベートバンカー』主題歌「金字塔」初披露

[Alexandros]が、1月25日および26日に福岡・みずほPayPayドーム福岡で開催された音楽フェス＜FUKUOKA MUSIC FES.＞の2日目に出演した。同フェスに初年度から4年連続参戦となる彼らは、現在放送中のドラマ『プライベートバンカー』主題歌「金字塔」をライブ初披露した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆[Alexandros] 画像

カウントダウンからスタートする「Burger Queen」が登場SEとしてスクリーンの映像と共に流れ、ライブが始まることへの高揚感でいっぱいになる。そのままメンバーが演奏して繋げていくというのも臨場感がありすぎて悦ばしさしかない。そこからの1曲目は「ムーンソング」であり、続く「月色ホライズン」ではスクリーンに月や宇宙も映し出される。登場SE時の映像では宇宙飛行士たちの姿も映し出されていたため、映像としても物語性が感じられて胸が躍る。


曲終わり、川上洋平(Vo/G)は、「みんなの声を直接耳に入れたいのでイヤモニを耳から外す」と突然告げた。本人も補足していたように、ドームクラスのライブでイヤモニを使用しないというのは、かなりのチャレンジと言えるが、そこまでしてでも聴き手との一体感を求めてくれたのは、ただただ嬉しい。

そして、鳴らされるのは「Starrrrrrr」。ドームにいる全員が一体にならないわけがない。[Alexandros]は＜福フェス＞4年連続皆勤賞であり、初年度には規制があり、観客が声を出せなかったことを振り返った。





当時も鳴らされた「閃光」が全く規制のない今、再び鳴らされる。[Alexandros]と＜福フェス＞の関係性は深く濃く確固たるものだと知れた。そんな高まった雰囲気をもっと捲し立てるように鳴らされたのは「Boy Fearless」。興奮度が高まりまくったところで、川上は「フェスはお祭りだけど対バンだと思っている」と打ち明ける。ジャンルの違うアーティストにリスペクトを示しながらも、全ての観客に向けて、「我々はみなさんを奪いに来ました！」と宣言した。

ラストは代表曲「ワタリドリ」に続けて、新曲「金字塔」を初披露し、会場を沸かせた。代表曲と最新曲の組み合わせには痺れるしかなかった。



取材・文◎鈴木淳史
撮影◎河本悠貴