【インタビュー】昭和歌謡を令和の時代にリバイバル。SHOW-WAが2ndシングル「外せないピンキーリング」リリース「僕たちにとって挑戦」

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「昭和歌謡を令和の時代にリバイバル」というコンセプトを掲げて活動を重ねているSHOW-WA。

◆撮り下ろし写真

昨年9月4日にデビューシングル「君の王子様」をリリースした彼らが2ndシングル「外せないピンキーリング」で人気にさらに拍車をかけようとしている。タイトル曲「外せないピンキーリング」は、忘れられない恋の記憶を指輪をモチーフとしながら表現。哀愁に満ちたメロディ、情熱的なラテン調のサウンドが、SHOW-WAの新境地を示している。現在、初の全国ツアー中の彼らに、新曲について語ってもらった。

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◼︎フルで聴いていただくことで完成されるドラマがある

──ついに2枚目のシングルですね。

山本佳志:はい。デビュー曲の「君の王子様」でたくさんのみなさんにSHOW-WAのことを知っていただけたと思うので、それを超えていきたいですね。さらに多くのみなさんに「外せないピンキーリング」を聴いていただけるためには何でもしていきたいです。

青山隼:2枚目のシングルをリリースさせていただけることへの幸せを感じています。たくさんのみなさんに曲を聴いていただくのは大変なことですし、スタッフさんも僕らのために動いてくださっているので、責任感を持って活動していきたいと思っています。

塩田将己:「外せないピンキーリング」はキーが高い曲なので、僕たちにとって挑戦としての意味合いもあると思っています。僕たちのオリジナル曲の中には切ないものがあまりなかったので、そういう部分を表現するのも挑戦ですね。

向山毅:昨年の9月4日にメジャーデビューさせていただいて、そこからこんなにも短いスパンで2ndシングルをリリースできることへの感謝でいっぱいです。前作が6万5千万枚くらいだったので、今回のシングルは10万枚くらいを目指していきたいです。


──「6万5千万枚」って言いましたよね?

向山:6万5千枚です(笑)。

塩田:「6万5千万枚」って、世界的ヒットだよ。

寺田真二郎:社会現象(笑)。SHOW-WAには、前作を出した時に叶えられなかった夢があるんです。「外せないピンキーリング」で夢を叶えていきたいです。

──叶えられなかった夢は、『紅白』と武道館ですね。

寺田:そうです。夢を叶えていくためにも、この曲は勝負です。

井筒雄太:SHOW-WAがさらに前に進むための大事な曲なんですよね。一生懸命な気持ちも乗せてお届けしたいです。

──この曲、6人の歌のコンビネーションが絶妙です。

井筒雄太:ありがとうございます。それぞれのソロから始まってサビに繋がる歌割りなんですけど、そういう挑戦にもワクワクしています。

山本:ユニゾンの部分が多くなっていて、2人のユニゾンや4人のユニゾンがあるんです。声が重なることによって僕たちの声の聴こえ方が変わってくるので、そこもみなさんに楽しんでいただけると思います。

向山:ラテン調で、歌詞の言葉数が多くて、リズミカルなのも特徴です。自分やメンバーそれぞれの声がはまった時の快感が、ものすごいんですよ。歌っていて気持ちいいです。

塩田:キーが高いので、頑張って歌うならではの良さも出せると思っています。高い部分をユニゾンで歌うと、「この2人だとこういう響きになるんだ?」とかいうのが改めてわかったりもするんですよね。


──歌詞に関しては、いかがでしょうか?

青山:描かれているのは過去の恋に対する未練みたいなことですけど、「今後どうしていきたいんだろう?」という未来に向かって行く姿も感じられると思います。MVで僕たちが歌っている姿を通しても切ない想いを表現しているので、そういった部分も感じていただけたら嬉しいです。

寺田:失恋ソングはバラードのイメージが強いと思うんですけど、「外せないピンキーリング」はリズムが速くて情熱的なラテン調だからこそ、切なさがより際立っていると思います。ダンスパフォーマンスにも、ぜひ注目していただきたいですね。「君の王子様」よりも踊っています。

──SHOW-WAって、実はかなり踊るグループですよね?

山本:そうなんですよ。

寺田:そのはずではなかったんですけど。

塩田:なぜかそうなってきています。

青山:こんなに踊るグループになるとは、デビューした時はまったく聞かされていませんでした(笑)。

山本:デビューした頃は「2ステップができればいい」って言われていましたからね。

寺田:「外せないピンキーリング」を初めて聴いた時は、「ここの部分、絶対にたくさん踊るよね?」というのを感じてびっくりしました。

塩田:間奏のところはダンスをしないと間が持ちません(笑)。

──この6人の中でダンスが得意なのは?

青山・山本:はい! 

青山:あっ。苦手なのがこの2人です(笑)。


──(笑)。向山さんは、得意なんですか?

向山:得意と言うほどではないんですけど、前のグループ(SOLIDEMO)で活動していた時にダンスボーカルみたいな曲もあったので、その経験を活かしています。秋元先生(プロデューサー・秋元康)からも「たくさん踊れ」という指令を頂いたので、この6人でのダンスもちゃんと仕上げていきたいですね。

井筒:僕は踊るのも好きですよ。

向山:得意でしょ?

井筒:得意ではない(笑)。得意って言っていいのかな?

塩田:いいんだよ。

井筒:得意な方だと思います。もともとダンスも好きだったので、いろいろなアーティストさんのダンス練習動画を観てよく練習していたんです。

──グループで踊る際に意識しないといけないのは、どのようなことだと感じていますか?

井筒:全員の手を揃えたり、ターンを揃えたりするのが大事なんですよね。そういう部分が揃った時は、本当に気持ちいいです。この6人は背丈もほぼ同じなので、ステージ映えもすると思っています。

向山:「外せないピンキーリング」は、6人のダンスが揃った時の見応えがすごくあります。


──青山さんは、苦手意識のあるダンスとどのように向き合っていますか?

青山:僕はサッカーしかやってこなかったんですよね。「サッカーができるんだからダンスもできるでしょ」と思われるのかもしれないんですけど、そんなことはないんです。サッカーとダンスは、リズムに対する感覚が真逆なので。サッカーは相手のリズムを外すような感覚というか、逆を突くスポーツなんです。

塩田:なるほど。そういうことか。

青山:僕と山本は、まるっきりダンス経験がないですからね。

山本:僕も「失うものはないからやるしかない!」という気持ちでダンスに取り組んでいます。

塩田:僕もダンス経験はないんですよ。

山本:この3人(青山、山本、塩田)のダンスは、ここからということですね。

青山:未経験だからこそたくさん練習しないといけないと思っています。マイナスからのスタートなので、プラスにしていきたいです。

──「外せないピンキーリング」はライブで既に披露されていますが、お客さんの反応はいかがですか?

向山:今、僕たちは全国ツアー中なんですけど、この曲を初めてフルコーラスで披露した時に頂いた反応が印象に残っています。『ぽかぽか』で先に披露していたショートバージョンでは終了していたところの先にある間奏に入った時、お客さんの歓声がものすごかったんですよね。2A(2番のAメロ)をしんちゃん(寺田)が歌い始めるんですけど、歓声がものすごかったから全然聴こえなくて。

寺田:あの時の歓声は、ものすごかった。

向山:それくらい盛り上がっていただけたのが、すごく嬉しかったです。

山本:最後に6人で決めポーズをした瞬間にお客さんから頂いた歓声も、想像していたよりも何倍も大きかったです。

寺田:フルで聴いていただくことで完成されるドラマがあるんだと思います。


──昭和の頃の歌謡曲を彷彿とさせる哀愁のあるメロディも堪能できる曲ですから、シニア世代のみなさんにも好きになっていただけると思います。

向山:ぜひ聴いていただきたいですね。SHOW-WAのライブやイベントは、幅広い世代のみなさんが来てくださるんですよ。

井筒:こういう曲調は、僕も好きです。

塩田:耳に馴染んで覚えやすいというのもあるよね?

向山:うん。親も喜んでくれています。

──今回のモチーフはピンキーリングですが、みなさんは別れた恋人の思い出の品を大切にし続けた経験はありますか?

向山:なかなか捨てられないというのはありますけど……最終的には手放しますよね。

青山:でも、良いアイテムは持ち続けたいでしょ?

塩田:高級ブランドとかはそうかもね。

山本:物に罪はないんだから。


──元カノとの思い出の品は、パートナーとのトラブルの原因になりがちですけどね。捨てたつもりなのに、思わぬところに残っていたりするのが恐ろしいです。

井筒:学生の頃にお揃いのストラップとかつけたりしなかった?

塩田:あったね。懐かしい。

井筒:引き出しの奥にしまっておいたのが出てきたりとかはありますね。

──本とかに挟まっていて気づかないプリクラは危険ですよ。

山本:思わぬところから出てくるそういうものは気をつけた方がいいでしょうね(笑)。

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