【俺の楽器・私の愛機】1831「ベースもKillerユーザー」

【Killer Guitars KB-Malice】（神奈川県川崎市　くまもりー　54歳）


以前は様々なギターや機材と、近いところでは1419でFERNANDESのワーロックベース、1581でKiller KG-Wishbone-Vを投稿しました。最近たまたま縁とタイミングが合ってベースをMNGしましたので、またまた投稿したいと思います。

今回のベースも心の師匠・TAIJIさんのモデルの一つ、Killer KB-Maliceになります。TAIJIさんのシグネイチャモデル・KB-CRIMINALの廉価版で、アジア製ではなく日本製、それもESPが作っていたという情報は確認しました。ブラックの塗りつぶしなのでアルダーモデルなのかな？

正確な製作時期は不明ですが、カタログ落ちや更に廉価版のKB-RANCORのカタログ入りの時期から考えて、おそらく1990年代後半製じゃないかと思われます。結構古いモデルですけど、ネックもプレイに適切なレベルの程々な順反りだし（前オーナーが調整していた様です）、傷も非常に少なく中古にしてはかなりキレイな状態で手に入りました。

TAIJIさんがD.T.R時代に使用していた「らしい」という情報もありましたが、その姿を実際に見たわけではないので不明ですね。雑誌GIGSの表紙でナチュラル塗装・アッシュモデルのMaliceを手に持った写真を見たことがあります。

Killer製にしては見た目が普通ですがそこはやはりKiller、いい意味で一癖も二癖もあるベースです。今時ではあまり見かけない24フレット仕様ながら、ジャズべシェイプの細身のネック形状も相まってハイポジションまで非常に弾きやすいですし、1ボリューム＋PUバランサーという漢前なコントロール、1弦～4弦にかけてプレイヤー側に傾きをつけてあるペグ、ベースでこういう仕様も珍しい舟形ジャック等々、そこかしこにオリジナリティとプレイアビリティを追求したアイデアが盛り込まれています。

PUはKillerオリジナルのPJタイプですが、低音がドンと出るというよりはローミッドが豊かに出る感じで、バランサーをP側に振ればマイルド・J側に振ればパキッとした音になるので、そのバランス調整だけでもまあまあ音作りは出来ますね。バンドサウンドに合わせると、アンサンブルに溶け込みつつも自分の音も主張出来るという良い塩梅になってると思います。

自分的にはPJをミックスさせて若干P側に振った音をピック弾き、更にP側に振った音を指弾き用として好んで使ってます。自分は出来ないんですけど、J側に振るとスラップに適した感じの音が出ますよ。

バンドのライブでプレイするために手に入れましたので、ストラップが外れない様にするためロックピンに交換してます。あとブラックボディがちょっとだけ地味な印象だったので、トライバルウルフの銀メッキステッカーを貼ってみました。LOVEBITESのトレードマークである狼を意識してたりします。ボディのツノの辺りに両面テープでピックを5枚貼り付けられる様にもしてます。ピック弾き←→指弾きに即座に変更するための定番ですね。

ちなみに一緒に写ってるWishbone-Vですが、以前の投稿でd-tunaを付ける予定と書いた通り、あの投稿以降に限定版という謳い文句の赤いd-tunaを手に入れて、アーミングアジャスターとともに実装しまして、ドロップDチューニングが出来るようになりました。『憧れも理想も全て詰まった俺だけのフライングV』も完成しましたよ。

結局自分のメイン機材はギターもベースもKiller Guitars製、昔からのKiller好きのまま、この年齢になっても心の底から虜になっているみたいです。





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ちょっぴり手を加えるだけで自分だけの愛機感が出て、さらなる愛着が出ますよね。TAIJIのクリミナルのフェニックスの印象が強いからか、銀メッキステッカーが似合います。LOVEBITESじゃなくて「MWAM好きなんですね」とか言われそうだけど。ガムテとか両面テープでのピック並べは、ライブ・プレイヤーを強く印象付ける現場感強いアイテムになりますが、わざとホコリを付けたりペタペタ触ってテープの粘着を弱めるのは、やったことのある人じゃないとわからない豆知識よね。普通の人にはどうでもいいことだけど、これやっとかないと、ライブ中にテープごと5枚のピックがバリッとやってきたりする。しかも高確率で。これ、最高にカッコ悪し。（BARKS 烏丸哲也）


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