『No Strings Attached』で沈黙を破る'N Sync

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(2000年3月20日 東部標準時 午後5:00)ファンの忠誠度がアルバム成功の目安になるとすれば、'N Syncはニューアルバム『No Strings Attached』(3月21日発売)で、2年目のスランプにイライラしたりすることはないだろう。'97年のセルフタイトルデビューアルバムに続くアルバムのリリースを、ファンは首を長くして待っていた。このデビューアルバムのセールスは今日までに1000万枚以上だ。世界中の'N Syncファンの金切り声や叫び声、惜しみない永遠の献身から、オーランド出身の素晴らしい5人組のアルバムの記録的な売上げが期待される。

リーダーのJustin Timberlakeは『No Strings Attached』は誰にでも受け入れてもらえるだろうと語っている。「アルバムはとってもクールだと思う。ポップスである限り、新しいサウンドはとても多様性があるから」と彼は言う。「ポップスのR&Bの領域をいろいろ模索したんだ。それに完全に主流をいっているし、ダンスやクラブ系の曲も入っている。だから、多様性のあるアルバムなんだ。トップ40にランキングされているような音楽が好きな、いろんなオーディエンスに聴いてもらうためだよ」

Chris Kirkpatrickは、『No Strings Attached』というタイトルとカヴァーのデザインはグループにとってとても個人的な意味合いがあると付け加えた。「基本的に、俺達でアルバムをデザインしたんだ。ずっと糸(string)で操られるあやつり人形みたいだったっていうことを表現したかったからだよ。俺達の運命は他のいろんな人たちにコントロールされてきたっていうか。でも、この1stアルバムですっかり本音を吐くつもりだ。アルバムには俺達のハートやソウルが入っていて、楽しんで制作したんだ。プロデューサーとも楽しく仕事できた。アルバムにまだ糸がくっついているのは、『No Strings Attached』のインスピレーションをみんなに感じ取ってほしいからさ。糸っていうのに、そういう意味を込めたんだ。みんな俺達が本当はあやつり人形でないことをわかってくれるだろう」

Timberlakeは、いろんな話をしてくれた。グループとしては、2年目のアルバムで、ずっと活動を続けていくんだということをファンや評論家に対して証明したい、という。「俺達は1回きりで終わるようなグループじゃないんだってことを証明したいんだ。Chrisがさっきいったように、2ndアルバムは信用の問題だよ、ほんとに。誰だってたった1回きりのアルバムぐらい作れるさ。いや、もちろん誰でもじゃないけど……要するに1回きりのアルバムで消えて行ったグループがたくさんあるってことだ。一発屋っていうのも山ほどいる。幸運なことに、その障害はもう乗り越えている。3~4曲がもう売れていてすごい勢いで伸びている。でも2ndアルバムは今後のキャリアにつながっているんだ。キャリアを確立して、アーティストやミュージシャンとしての自分を証明できるかどうかっていうことなんだ。それこそ、まさに2ndアルバムで俺達がやろうとしていることだよ」

3月21日、グループは『No Strings Attached』のリリースを祝うため、東部標準時午後5時から6時までニューヨークのタイムズスクエアにあるヴァージン・メガストアに来店する。その後、グループはニューヨークの高級ナイトクラブでプライベートな祝賀会を開く。『No Strings Attached』のプロモーションのため、5月からワールドツアーが始まる。
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