Allman BrothersのDerek Trucks、二役をこなす

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3月25日(土)の夜、ニューヨークのBeacon Theaterで13日間にわたって開かれているAllman Brothersのコンサートはようやく最終日を迎えた。だがギターのDerek Trucksはコンサート後も、マンハッタンのダウンタウンでギグをする。そう、Derekは二役をこなしているのだ。Derekは叔父のButchと一緒にやっているAllman Brothersの若手だが、同時に自分のバンドDerek Trucks Bandでも演奏している。

 Trucksはその理由をLAUNCHに説明してくれた。「こんなチャンスをみすみす逃せないんだ。とくに、俺達がやっているような音楽はラジオでも聴けないし、メジャー嗜好のオーディエンスに受けるっていうこともない。だから地道なところから取りかかって、隠れたところから始めなくちゃならない。人の前に出て自分のいつもやっていることを見せるチャンスがあるなら、それを利用しなきゃね」と、彼はいう。

 Allman Brothersと一緒に演奏できる時間、とくに今回のニューヨークの仕事はすばらしい経験だ、とTrucksはいう。「音楽的な面ですごい経験だよ。僕は20歳にして、いまだに成長しているんだ。みんなと一緒に音楽を吸収している時期なんだ。バンドのみんなはそういう経験をしてきているんだ。(Allman Brothersは結成)30周年だしね……彼らから学ぶべきことはたくさんあるんだ。曲作りとか、アプローチのしかたとか、バンドを長続きさせる秘訣とかね。彼らがいるあいだにすべて学んでおきたいんだ。こういうのって、今日はあっても、明日はもうなくなってるっていうことがあるからね」

 Allman Brothersは4月28日のNew Orleans Jazz & Heritageフェスティバル、5月6日にテネシー州メンフィスで開催されるBeale Street Music Festival、5月7日のアトランタMusic Midtown Festivalでの演奏を前に、少々ブレイクを入れる。一方、TrucksはSusan Tedeschiと一緒にツアーに出発する予定だ。
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