テッド・ニージェント、ラテン人種差別発言問題

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4月1日にヒューストンで行なわれたKissの公演で、オープニングアクトのTed Nugentが侮辱的かつ偏見に満ちた発言をしたことに対し、会場のthe Cynthia Woods Mitchell Pavilionは今後、Nugentの出演を禁じると発表した。

Nugentはコンサートの最中、ゲイ差別や「英語をしゃべらないんだったらアメリカから出て行け」…等のラテン系米国移民を責める発言を何度も繰り返した。4月5日に発行されたHouston Chronicleのインタヴューの中でNugentは、より問題を大きくするような発言を加えている。
「アメリカの人間としてやっていくのなら、国の言葉を話すのが当然じゃないか。同国民と話が出来なくて、どうやって家族や近所の人達、国の為に役立つことが出来るんだ? 英語を話せないんだったら、アメリカを出て行きなよ」

会場の社長David Gottliebは、Pavilionでは2度とNugentを出演させないと語った。一方、ラテン系米国人団体the Texas League of United American Citizensは、NugentのレーベルLegacyの親会社Sony Music Entertainmentと今回の問題に関し話し合いをする予定と言う。Gottliebは、非営利会場であるPavilionの11年の歴史の中で、アーティストの出演を禁じるのは初めての事だと語った。
「私達は、人々がお金を払ってコンサートを観に来た時に、人種や民族性、生活習慣の違いにおいて差別されたり迫害を受けたりすることは決してあってはならないと思っています」。
Nugent本人、マネージャー共に会場の決定に関してのコメントはしていない。
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