McLachlanとWheelerの歌をColumbine高校銃撃のビデオからはずすよう要求

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 コロラド州Littletonの消防士が製作したビデオテープにSarah McLachlanの曲「I Will Remember You」が使われていたことから、彼女が所属するArista Recordsは、ビデオにおける曲の使用禁止を求める声明を出した。消防士はColombineの悲劇を消防署と警察の人材教育用に改作し、その映像にバックグランド音楽としてMcLachlanの歌とCheryl Wheelerの曲「If It Were Up To Me」を付けた。
Jefferson Countyの公職員は4月25日(火曜日)に犠牲者の遺族にそのビデオを渡し、4月26日(水曜日)には25ドルでビデオのコピーが一般にも入手できるようにした。McLachlanとWheelerの著作権を保有しているArista RecordsとAmachrist Music、Penrod、Higgins Musicの各社は、曲の使用は著作権法違反であると言明した。

Arista RecordsはMcLachlanに代わって次のような声明を発表した。
「1年前のColumbine高校銃撃事件は大惨事を引き起こした悲劇である。不運にも、その事件で亡くなられた方の遺族や友人のお気持ちを、私どもは深く察するところであります。Sarah McLachlan自身、そしてArista Recordsとしても申し上げたいのですが、ビデオの中で使用されている音楽やそれにともなうイメージについて私どもの方針と何ら関係はございません。よって、ビデオで使用されている歌「I Will Remember You」は、不正に活用されたものであり、その撤去を要求します」

WheelerのマネージャーTony GottliebはLAUNCHに語った。
「If It Were Up To Meの歌が許可なく使用されたことに関して、Cheryl Wheelerは、状況改善にできる限り努力するとし、Columbine高校銃撃事件の犠牲者の遺族を気遣うとともに、遺族の気持ちが最優先されるべきであって欲しいと言っている。彼女はコロラド州Jefferson Countyの法定代理人へ直接書簡を出し、曲の無許可使用を含むビデオテープの製造と流通の即刻中止を求めた」

ビデオが出て以来、ダビングしたテープがインターネットの人気サイトEbay(www.ebay.com)でオークションにかけられている。
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